公開日:2018/04/11
はちみつダイエットとは?方法やおすすめレシピを紹介します
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豊富な栄養素を持つはちみつは、健康食としてのイメージがありますが、甘みが強く、ダイエット食材のイメージはあまりないかもしれません。しかし、正しく摂取することでダイエット効果が期待できます。
目次
ダイエットにおすすめのはちみつの効果とは
はちみつには、さまざまな栄養成分が豊富に含まれているため、健康維持や美容だけではなく、整腸や抗菌作用などダイエットにも有用な効果が期待できます。
ビタミン類が豊富に含まれている
はちみつには、たくさんのビタミン類が含まれています。以下がその例です。
- B1
- B2
- B6
- 葉酸
- ニコチン酸
- パントテン酸
- C
これらのビタミン類が豊富にあることで、はちみつには美肌をサポートする効果や、疲労回復を促す効果など、いくつもの効用があります。
善玉菌のエサになり腸内環境を整える
はちみつに含まれるオリゴ糖やグルコン酸は、善玉菌であるビフィズス菌を増やすため、腸内環境を整える効果が期待できます。
ダイエット中にはちみつを食べても平気?
はちみつは甘いので、ダイエット中に食べると逆効果なのでは、と不安になる方も多いでしょう。しかし、実ははちみつは血糖値が上がりにくく、正しく摂取すればダイエット効果も狙える食材です。
はちみつの糖分は血糖値が上がりにくい
食べ物を食べると血糖値が上がり、インスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンの影響で、体に体脂肪が蓄積しやすくなり、太りやすい体質を作る原因になります。そのため、ダイエット中は、血糖値が上昇しすぎることは好ましくありません。
はちみつの糖分は、砂糖の主成分であるショ糖などに比べて、ゆっくり吸収されるため、血糖値が上がりにくい性質があります。
糖質や脂質の分解に効くパントテン酸含有
はちみつに含まれるパントテン酸は、体内での脂質や糖質の代謝に重要な役割を果たします。そのため、はちみつを効果的に摂取することで、脂質や糖質の分解が促され、太りにくい体を作ることが可能です。
はちみつダイエットの方法とは?
はちみつをダイエットに取り入れる場合でも、ただ、たくさんはちみつを摂取するわけではありません。むしろ、摂取のし過ぎは逆効果になってしまいますので、適切な量を摂取することが大切です。
寝る前に大さじ1杯の量を摂取
はちみつの栄養成分を効率よく摂取するためには、摂取するタイミングと分量が重要です。寝る1時間くらい前にはちみつを大さじ1杯程度、摂取しましょう。寝る直前に摂ってしまうと、吸収が追い付かず、太る原因につながってしまいます。
寝る前に摂るべき理由は、成長ホルモンの働きにあります。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、代謝を整える働きをしますが、成長ホルモンが分泌されているときは栄養素の吸収がよくなり、効果を高めるといわれます。
そのため、栄養素の豊富なはちみつを寝る前に摂取することで、ダイエット効果を高めることができるとされます。
夜ご飯は野菜中心にして早めにすます
夜ご飯は野菜中心にして、食物繊維を多くとりましょう。1日の食事の中でも食材の種類が多く、摂取カロリーも多い夜ご飯は、吸収に時間がかかるため、寝る3時間以上前にとることを心掛けると良いです。
早寝早起きで良質な睡眠をとる
はちみつを利用したダイエットは、成長ホルモンがカギになります。成長ホルモンの分泌を維持することが大切であり、そのために必要なのが『良質な睡眠』です。
成長ホルモンが分泌されるのは、夜の10時くらいから夜中の2時くらいまでです。はちみつの効用を十分に活かすためにも、この時間帯はしっかりと睡眠を取るようにしましょう。
砂糖と「置き換えて」使う
寝る前にはちみつを摂る以外にも、普段からできる方法があります。それは砂糖とはちみつを置き換える方法です。
はちみつのカロリーは、砂糖に比べて低いです。また、甘みの強さを占める甘味度も1.3倍あり、少ない量で砂糖と同じだけの甘みを出すことができます。加えて、グルコースやオリゴ糖などのゆっくりと吸収される糖分を含んでおり、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
食べすぎてしまっては効果はありませんが、普段の砂糖をやや少ない量のはちみつに置き換えることで、自然と摂取カロリーを少なくすることができるのです。
ダイエットにおすすめなはちみつの種類
はちみつの中にも色々な種類があり、それぞれ効用が異なります。はちみつダイエットで何を重視したいのかによって、自分にあったはちみつを選ぶようにしてください。
抗菌作用も期待できるマヌカハニー
マヌカハニーは、『はちみつの王様』と呼ばれることもあります。名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
- マヌカハニー
ニュージーランド原産のはちみつで、その特徴は、高い抗菌効果をもつ食物メチルグリオキサール(MGO)を豊富に含んでいることにあります。
この抗菌作用によって、体内にある細菌の増殖や生育を防ぐため、風邪の予防や健康維持が期待できるでしょう。
さらにマヌカハニーは、シリング酸メチルを豊富に含んでおり、強力な『抗酸化作用』を持ちます。この抗酸化作用は、肌の老化を早める『酸化』を抑えてくれるため、美容にも良いです。
国産安心品質のアカシアはちみつ
国産のアカシアはちみつは、他のはちみつに比べて、糖の吸収速度が穏やかで血糖値の急激な上昇を招かず、インスリンの分泌を抑える効果を持っています。
マヌカハニーには、メチルグリオキサールがほとんど含まれていないものも多いという懸念点がありますが、国産のアカシアはちみつは、そのような品質のぶれはないため安心です。
はちみつダイエットにおすすめのレシピとは
はちみつを摂取すれば良いことはわかったものの、毎日ただなめているだけでは、飽きてしまうでしょう。そこで、はちみつを使った、簡単手軽なダイエットレシピをご紹介します。
さっぱり食べられるはちみつレモン
レモンには食欲を抑える効果のある、ペクチンが含まれて要るのでダイエットに最適です。はちみつレモンは、切ったレモンとはちみつを併せるだけなので、簡単に調理できます。
材料
- レモン:2個
- はちみつ:適量
つくり方
- レモンの両端を切り落とす
- 縦に4〜8箇所切れ目を入れ皮をむ
- 5ミリくらいの輪切りにする
- 切ったレモンと、レモンが浸るくらいまで蜂蜜を入れ、時々容器の上下を反対にする。
- 一晩おく
朝ごはんにも はちみつバナナヨーグルト
はちみつレモンと同じく、こちらもさっと作れる簡単メニューです。腸にやさしいヨーグルトと、整腸効果のあるはちみつを合わせることで、より一層の整腸効果を見込めます。
手軽に作れるので朝の定番メニューにぴったりです。ただし、はちみつを入れすぎないように気を付けましょう。
材料
- バナナ:1/2~1本
- プレーンヨーグルト:150~200ml
- はちみつ:大さじ1
- ミントの葉:適量
つくり方
- バナナを向いて、一口大に切る
- 器にバナナを盛り、プレーンヨーグルト、ハチミツをかけ、ミントの葉を添える
はちみつダイエットでスリムな体を目指そう
高カロリーなイメージのあるはちみつですが、実はダイエットにつながる成分を多く含んでいます。しかし、はちみつも糖分ですので、ただ毎日摂取しているだけでは、ダイエット効果は望めません。
食べ方や、食事を野菜中心に変えるなど、工夫が必要です。効果的にはちみつを摂ることで、健康的にスリムな身体づくりを目指しましょう。
便秘に悩む人は、はちみつを継続的に摂取することで、便秘解消効果を得られるでしょう。