公開日:2017/06/15
いつでも簡単に作れる酢玉ねぎがダイエットに効くって本当?
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発酵食品の酢は、各種栄養成分を含んでいる酢玉ねぎをプラスすると、ダイエットにも効果があると話題になっています。果たして、どのような効果があるのかご紹介します。
お酢と玉ねぎどちらにも高い健康効果が!
酢玉ねぎの原料それぞれの効果
お野菜を洗ってからお酢を入れたお水につけておくと、お酢の除菌効果が機能して、生でも安心して食べられます。夏バテ気味の時でも、酢のものなら美味しくいただけるように、食欲増進や疲労回復といった効果も期待できます。お酢の主成分は酢酸ですが、酢酸には、健康になれる嬉しい効果が期待できます。
玉ねぎも、どの料理にも合い、栄養価が高いお野菜です。生でサラダにしたり、よく炒めてオニオンスープにしたりと単体でもおいしく食べられます。カレーやシチュー、肉じゃがといった煮込み料理は玉ねぎを入れないと、味に深みが出ず物足りないものになってしまいますよね。
様々なシーンで使われているお酢と玉ねぎには、様々な健康に良い効果が期待できます。
毎日取り入れたいお酢のもつ4つの健康効果
発酵食品であるお酢には、様々な健康効果があるといわれています。
内臓脂肪を下げる働き
内臓脂肪は、動脈硬化などの生活習慣病の原因になるといわれていますが、お酢を毎日摂取すると、内臓脂肪が減少するという研究結果が発表されています。
高血圧の血圧を下げる働き
お酢の主成分である酢酸は、血圧の上昇に関係するホルモンの働きを抑える働きをすると考えられています。
血中の脂質を下げる働き
酢酸には、コレステロールの合成を抑える機能があり、血中の脂質を下げる効果があるといわれています。
血糖値の上昇を抑える働き
酢酸には、糖質の吸収を妨げる機能もあり、食事の際に血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
玉ねぎにはアンチエイジング効果も?!
玉ねぎをみじん切りすると、涙が出てきますよね。これは、玉ねぎの辛味成分である硫化アリルの作用によるものです。硫化アリルには新陳代謝を高めたり、疲労回復に役立つビタミンB1の吸収を良くする働きもあります。
さらに玉ねぎの薄皮に多く含まれているケルセチンというポリフェノールは、非常に高い抗酸化作用をもっています。ケルセチンには、体の緊張をほぐしたり、血液をサラサラにする効果があるのです。
アンチエイジング効果があるというセレンというミネラルも豊富に含まれています。セレンは、動脈硬化の防止にも役立つという研究結果があります。食物繊維も多く含んでおり、便秘の解消効果も期待できます。
酢玉ねぎの健康効果とダイエット効果
酢玉ねぎに含まれるダイエット効果
お酢と玉ねぎには、たくさんの健康効果があります。酢玉ねぎにすると、相乗効果でさらに高い効果が期待できます。酢玉ねぎの原料となるお酢と玉ねぎは、1年中、手に入れやすい価格で購入できます。簡単に作れて日持ちがするので、毎日の食生活に取り入れやすく、健康管理に使いやすいのも魅力です。
酢玉ねぎには、ダイエットのために有効な効能もあります。玉ねぎの硫化アリルは、糖質の代謝を助けるビタミンB1と結合して、アリチアミンという物質に変化します。この物質はビタミンB1を体内に係留させるので、糖質をエネルギーに変える代謝力が高まり、ダイエット効果が期待できるのです。
血糖値の上昇を抑える酢玉ねぎ効果
食事をすると血糖値が上がりますが、インスリンの働きによって正常値に戻ります。インスリンは、血中にあるブドウ糖を、細胞に送り込む機能をもっていますが、エネルギーとして消費されなかった糖分は脂肪細胞に送られ、脂肪となって蓄えられてしまいます。インスリンが過剰分泌すると、脂肪をため込んでしまうことになります。
酢玉ねぎには、水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には血糖値が上がるのを抑制する機能があり、ダイエットに役立ちます。また、消化に時間がかかるので食べ過ぎを防いでくれるでしょう。便秘解消効果もあるので、体の中の老廃物を出し、新陳代謝が高めることで、ダイエット効果が期待できます。
腸内環境を整える酢玉ねぎ効果
腸内には1000種類以上の細菌が存在します。肥満と関係するのは、バクテロイデス門とフィルミクテス門という腸内細菌であるといわれます。
バクテロイデス門が食べ物を分解すると、短鎖脂肪酸というものを排出し、腸から吸収され血液を通じて全身に届けられます。短鎖脂肪酸が脂肪細胞に働きかけると、脂肪を取り込む動きが止まって肥満を防ぎます。一方、フィルミクテス門は、食べ物から取り込むエネルギー量が多い細菌で、これが多いと肥満になりやすいといわれています
引用元:【医師監修】腸内環境を整えて理想体型に!腸内フローラダイエットとは | ヘルスケア大学
腸内環境を整えるには、善玉菌のえさとなる物質が必要になります。発酵食品、オリゴ糖、食物繊維などですが、酢玉ねぎには全て含まれています。
効果的に食生活に取り入れたい酢玉ねぎ
健康効果が高い酢玉ねぎの作り方
酢玉ねぎは、お酢に玉ねぎを漬けこんで作ります。冷蔵庫の中で2週間くらいはもちますが、味が変わっていくこともあるので、1週間くらいを目安に、食べる分だけ作るのがおすすめです。
<酢玉ねぎの作り方>
材料:中くらいの玉ねぎ1個、お酢大さじ5、好みでハチミツ大さじ1、塩少々
作り方:玉ねぎの皮をむき、繊維に対して垂直になるように薄くスライスして塩をふります。栄養分が逃げるので、水にはさらしません。15分ほどおいてから、保存容器に入れ、お酢とお好みでハチミツを加えます。酢酸の影響を受けやすいので、保存容器はプラスチックではなくガラスジャーなどを使いましょう。冷蔵庫に入れて、1晩漬けたらできあがりです。
酢玉ねぎを活用する食べ方色々
酢玉ねぎは、様々なシーンで活用できる万能常備菜です。漬け込んだ玉ねぎが1番おいしくなるのは、漬けこんでから2、3日後です。ピクルスのように、おいしく食べられます。生玉ねぎ特有の辛味や匂いはあまり感じられず、はちみつやお酢の甘みでまろやかになっているので、生の玉ねぎが苦手な方でも酢玉ねぎなら食べやすいのではないでしょうか。
漬け込んだ水分は、お酢と同様、マリネや酢の物などに使えます。毎日大さじ1杯ずつ飲むと、健康効果やダイエット効果が期待できます。お酢に玉ねぎのうま味が出ているのでドレッシングにも最適です。酢玉ねぎをサラダのトッピングにしてもよく合います。
酢玉ねぎを使ったアレンジレシピ
酢玉ねぎには、お酢と玉ねぎの旨味が両方含まれているので、お料理に使ってもおいしくなります。ポテトサラダやコールスローサラダには、刻んだ酢玉ねぎを混ぜ込むと、深みのある味になります。カレーやビーフストロガノフなどの煮込み系のお料理に、液体と固体の両方を入れて煮込むと、うま味が増すのでおすすめです。
酢玉ねぎを作る時に、玉ねぎをスライスではなく、みじん切りにして作ることもできます。お料理に混ぜ込みやすく、玉子焼きの具などにも良く合います。また、マヨネーズと混ぜてタルタルソースにしたり、しょう油と合わせて和風ソースにしたりといったアレンジもしやすくなるので試してみましょう。
健康効果の高いお酢と玉ねぎの相乗効果
- 手に入れやすい材料で作れて、毎日取り入れやすい
- 腸内環境を整える働きがありダイエット効果が期待できる
- 血糖値を調整する機能があり、ダイエット効果が期待できる
- 作るのも簡単でお料理にもアレンジしやすく、食べやすい
酢玉ねぎはそれぞれに健康効果が高いお酢と玉ねぎを原料とする、ダイエット効果も期待できる食品です。