公開日:2017/06/15 

酵素の効果で美容強化!体の中からキレイになる酵素活用法

酵素は、ダイエットや美容に良いというイメージを持つ人は多いでしょう。しかし酵素には、体の根本を支えるスゴイことが秘められています。

そこで、酵素とは何か、酵素の美容効果と効果的な摂取方法など、酵素について詳しく紹介します。

美容効果を持つ酵素とはどんなもの?

『酵素』とは、人間の生命活動をサポートする物質です。人間や動植物など、生物の体中に元から存在しており、美容というよりは、体を健康に維持する働きをしています。

酵素が不足すると、『消化ができない』、『栄養の吸収ができない』、『手足が動かない』など、さまざまな不調が表れます。

つまり、体内にある酵素がなくなると人は生きることが難しくなります。酵素は人間の生命活動における重要な役割を果たしているのです。

3種類に分けられる体内酵素とは?

酵素は『消化酵素』、『代謝酵素』、『食物酵素』の3種類に分けられます。

『消化酵素』は食べたものを消化・吸収する際に使用する酵素です。タンパク質を分解する酵素、脂質を分解する酵素、でんぷんを分解する酵素など、消化酵素といっても色々な種類があります。

『代謝酵素』は、体温の調整をしたり、怪我や病気の回復を助けたりと、生命活動をサポートする働きがある酵素です。栄養素からエネルギーを作りだしたり、有害物質を体外へ排出するサポートをしたりもします。

『食物酵素』はその名の通り、食物に含まれている酵素です。消化酵素と同じような役割があり、生の食物に豊富に含まれています。

酵素に期待できる美容効果

酵素が不足すると、『冷え』や『便秘』、『肌荒れ』、『むくみ』などの不調が起こるほか、ダイエット効果が表れにくくなったり、ストレスが溜まりやすくなったりもします。

言い換えれば、酵素が充足していると美しく健康な肌、痩せやすい体質、健康な精神などが保てるのです。

ダイエットをしたい人や肌荒れ、むくみなどを感じる人は、酵素を摂取してみましょう。

酵素を摂取するには?

酵素を摂取するには、『食品』や『サプリ』、『ドリンク』を使う方法があります。そこで、それぞれの摂取方法について紹介します。

酵素を含む食品から摂取する

野菜や果物などの食品には『食物酵素』と呼ばれる酵素が含まれています。そのため、なにかしら食品を食べれば酵素は摂取が可能です。

より効率よく摂取したいなら、酵素をふんだんに含む食品を食べましょう。

酵素をふんだんに含む果物は、パパイヤ・キウイ・バナナ・マンゴー・アボカドなどが当てはまります。

野菜では大根・山いも・玉ねぎ・ニンジン・にんにく・しょうがなどが豊富に酵素を含む食べ物です。そのほか、納豆・キムチ・ヨーグルトなどの発酵食品にも酵素は多く含まれています。

サプリやドリンクから手軽に摂取する

食事に気を使うことが難しい人や、もっと手軽に酵素を摂取したい人は、『サプリ』や『ドリンク』を使うのがおすすめです。

サプリの場合は1日に数粒飲むだけ、ドリンクの場合も1日に数杯飲むだけで十分な酵素が摂取できます。

酵素サプリやドリンクの中には、美容効果を高めるためのプラセンタや、ビタミンなどの栄養素が配合されています。

ダイエットを目指す人は、『一食だけ酵素ドリンクに置き換える』という使い方も可能です。

そのほか、野菜や果物を使って自作の酵素ドリンクを作る方法もあります。しかし、自作をする際は、酵素を壊さないように注意して調理しなければなりません。

美容効果減少?酵素摂取時の注意点

酵素は繊細です。摂取するタイミングや取り扱い方によっては、酵素が持つ力を生かせない場合があります。

そこで、酵素摂取時の注意点を紹介します。

酵素を摂るタイミング

酵素を摂取するタイミングは、『食事をするとき』、『運動をするとき』、『夜寝る前』に分けられます。

食事をするときは、『食前』か『食後』に酵素を摂取します。酵素は消化を促し、栄養の吸収をサポートする働きがあります。食べたものを消化するタイミングがベストタイミングです。

運動をするときに摂取すると、疲れ予防や、筋肉を成長させるサポートが期待できます。タイミングは、『運動の30分前』です。

夜寝る前に摂取すると、『肌荒れ防止』や『便秘防止』効果が期待できます。

人間は睡眠中に肌の修復をしたり、体調を整えたりしています。寝る前に酵素を摂取すると、睡眠中の体の働きをサポートしてくれるのです。

酵素を壊さない調理法

酵素は約48度で死滅するといわれています。そのため、酵素目的で摂取する場合、熱調理をした食べ物や熱を通して加工されたサプリ・ドリンクなどは避けましょう。

食べ物で酵素を摂取したい場合は、『すりおろし』がおすすめです。野菜などをすりおろすと細胞膜が破れて、中にあった酵素が外へ出て活性化し、効率よく摂取できます。

ただし、粉々にすれば良いと思い、ジューサーを使うのはNGです。ジューサーにかけて粉々にすることで、空気と混ぜ合わされて酸化したり、摩擦の熱で酵素が壊れたりします。

できるだけ鋭利なおろし金で摩擦を少なくし、ざっくりすりおろしましょう。

酵素のバランスを意識する

人間は保有できる酵素の量が決められています。消化が必要になり消化酵素が増えると代謝酵素が減る…

つまり、食べれば食べるだけ消化酵素が増え、健康をサポートする代謝酵素が減るのです。

そんな悪循環を救うのが、食物酵素です。食物酵素は消化酵素の働きをするため、食べると、体が「消化酵素は少なくて良さそう。代謝酵素を多くしよう」と考えます。

その結果、体調が良くなったり、肌が健康になったりして、酵素の美容効果も得られます。

酵素がない食べ物を食べ過ぎたり、お酒を飲みすぎたりすると、消化酵素が大量に必要となり、代謝酵素が減ります。

「酵素のバランスが崩れそう…」と感じたら、食物酵素を増やしてバランスを整えましょう。

美容に効果的な酵素レシピ

酵素を摂取すれば良いと思っても、どうやって摂取すれば良いのか悩む場合もあるでしょう。そこで酵素を効率よく摂取できるレシピを紹介します。

梅の黒酢ドレッシング

消化酵素・代謝酵素は体外から摂取して増やすことが難しい酵素です。しかし、酵素を活性化させる力がある『酢』を使うことで、消化酵素を効率よく働かせて、結果的に代謝酵素を増やすことができます。

そこで、酢を使ったレシピ『梅の黒酢ドレッシング』を紹介します。

  • 梅干し(カリカリでないもの):10g
  • しそ:1枚
  • 醤油:小さじ1
  • オリーブオイル:小さじ1
  • 黒酢:大さじ3
  1. 梅干しとしそをみじん切りにする
  2. ボウルにしそ以外の材料を入れて混ぜる
  3. 使う直前にしそを入れる

酢にはアミノ酸やビタミンなどが含まれているため、酢と酵素の美容効果も期待できます。食物酵素が多い野菜をすりおろして入れるのも効果的です。

キムチ冷奴

食物酵素は熱に弱い特徴があり、熱調理をしないで食べる必要があります。食物酵素は発酵食品にも多く含まれるため、酵素をどうやって食事に取り入れるか迷った際は、熱調理をしなくても食べられる発酵食品がおすすめです。

そこで『キムチ冷奴』のレシピを紹介します。

  • キムチ:好みの量
  • 豆腐:1人分
  1. 豆腐にキムチを乗せる

レシピというほどのものではありませんが、とても簡単に作れて酵素も摂取可能です。

豆腐は、酵素そのものは多くありませんが、食物繊維やミネラル、タンパク質、大豆イソフラボンなど、健康や美容をサポートする成分が豊富に含まれています。

豚肉と玉子の炒め物

酵素が力を発揮するためには、ビタミンやミネラルなどの『酵素の働きを補う栄養(補酵素)』も必要です。

そこで、補酵素を摂取できる『豚肉と玉子の炒め物』を紹介します。

  • 豚肉(細切れ):100g
  • 玉子:2個
  • エリンギ:1パック
  • 長ネギ:1/2
  • しょうが:1かけ
  • 醤油:大さじ1
  • 酒:大さじ1
  • 砂糖:小さじ1)
  • 塩胡椒:適量
  • 油:適量
  • 片栗粉:適量
  • ごま油:適量
  1. 豚肉に酒、塩胡椒を加えてもみこむ。そのほかの材料も切っておく
  2. 油を敷いたフライパンで、半熟とき玉子を作っておく
  3. 1に片栗粉をまぶし、油を敷いたフライパンで炒める
  4. 肉の色が変わったら中央部分をあけてしょうが、エリンギ、長ネギの順で炒める
  5. 調味料を加え混ぜ、玉子を加えてざっくり混ぜる
  6. ごま油を好みでかける

美容効果の高い酵素で体の中も外もキレイに

ダイエットや美容に良いと酵素が注目されていますが、酵素が持つ力はそれだけではありません。

酵素は、生命を維持するための重要な役割を持つ成分です。酵素の役割を理解して、摂取方法を意識すれば、より効率的に酵素の力を生かすことができるでしょう。

酵素は熱に弱いため食べる際は注意してください。調理方法に迷ったら、今回紹介したレシピを参考にしてみましょう。

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