公開日:2017/05/25
食べるだけで痩せる?朝バナナダイエット成功方法を検証!
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テレビの情報番組などで一時期頻繁に紹介された「朝バナナダイエット」。その名の通り毎日朝にバナナを食べるだけで、ダイエットに効果が望めると大流行しました。今回はその効果に関して改めて検証していきたいと思います。
まさに栄養素の宝庫!バナナの魅力を知ろう
バナナの栄養素は朝のエネルギーに最適
最初に知っておきたいのが、カロリー面です。バナナのカロリーは100キロカロリーにも満たない数値なのです。一般的な朝食として食べている人も多いご飯やパンといった食事をしっかり摂取すると、400キロカロリーぐらいになるので、実に約4分の1のカロリーとなっています。しかもそれだけではなく、栄養素も豊富なのです。
バナナは多くのスポーツ選手が好んで食していますが、高いパフォーマンスを発揮するときに必要な栄養をとりいれるための行動です。炭水化物がバナナの成分の中にたくさん含まれているのですが、特にブドウ糖が多く含まれています。ブドウ糖はすぐに身体の中でエネルギーに変換される栄養素なのです。
そして私たちにとっても、朝にバナナを食べる事は一日の始まりにエネルギー源をとりこみ、その日を活発に乗り切る元となります。
バナナに含まれる栄養素その1
バナナにはまた、あらゆる果物の中で一番と言ってもいいほど、カリウムという栄養素が多く含まれています。このカリウムという物質は、体内にある水分のうち、余分と思われる部分の排出を促してくれるので、肌のむくみの解消に非常に効果的です。さらに、体内の脂肪燃焼を活発化してくれるという、ダイエットの大きなポイントを補完する素晴らしい機能もあるのです。
次に注目すべき栄養素は、食物繊維です。これは、特に多くの女性が悩みがちな便秘を解消してくれる効果があります。腸内環境の改善に大きな役割を果たしてくれるわけですが、その結果新陳代謝が活発化し、余分な脂肪をため込まなくなるという二次的効果も期待できます。食物繊維は野菜にも多く含まれていますが、野菜が苦手な人にとっても十分に代わりになりうるものです。
バナナに含まれる栄養素その2
食物繊維の一種であるペクチンは、体重増加の大きな敵であるコレステロールの値を抑制してくれます。太りやすい体質を作る下人となる血糖値の急激な上昇を抑えてくれる役割もあるので、健康的な側面からも優れた物質であると言えます。
他に重要な、バナナに含まれる特徴的な栄養素は、ヒスチジンです。青魚に多く含まれている事で有名なこの物質は、9種類ある必須アミノ酸の1つとなっています。大きな特徴は何といっても、食欲を抑える働きがあるという事です。
毎日の食事において適量とされる「腹八分目」を特に意識せずともきちんと実践できるようになります。このヒスチジンは、体内では作られないので外部から摂取するしかなく、魚をあまり好まない人にとってバナナは貴重な食材となるのです。
朝バナナダイエットの効果をより高める方法
バナナだけではダメ!水もしっかり飲もう
朝バナナダイエットをする時には、自分の身体の事もよく考えながら行わなければなりません。朝起きたての時間帯は、胃腸もまだ活発には働いていないからです。たとえバナナ1、2本でも、消化の際に多少の負担になる可能性があります。そこで、コップ1杯分の常温の水も一緒に飲むようにしましょう。
消化の助けとなるので、バナナと水の飲食をバランス良く行えば胃腸にもやさしいです。さらに、食事の際の基本にもなりますが、ゆっくり時間をかけて良く噛むようにするのもスムーズな消化の大きな助けとなります。つい野菜ジュースやコーヒーなどと一緒に食したくなってしまいますが、こうした飲み物は食後30分を目安に飲むようにしましょう。
バナナと酢を一緒に食べるのもおすすめ
毎朝バナナを1、2本食べるだけでは、やがて飽きてしまう人も少なくないでしょう。そこで、ダイエットに影響の無い範囲内で工夫した調理をし、味の変化を楽しむという手もあります。近年流行りの食材として、いろいろな果物を酢につけて一味違う味わいを楽しむ「フルーツビネガー」が人気です。
美容やダイエットに効果的な酢に、これまた栄養素が豊富なバナナを加えれば、まさに一石二鳥なのです。具体的な調理法としては、酢と砂糖を混ぜ合わせた液体に、輪切りにしたバナナを漬け込むだけです。バナナが溶けた状態になったら完成となりますが、バナナはもちろん、エキスの溶け込んだ黒酢も栄養素たっぷりです。水や牛乳と混ぜて飲めばダイエットの効果も倍増となります。
健康的な朝バナナのちょっと変わった食べ方
朝バナナダイエットのバリエーションはまだまだ豊富にあります。野菜と混ぜ合わせ、ノンオイルのドレッシングをかけて食べるようにすれば、最高にヘルシーな食事となります。
普段の朝食として食される事の多いトーストもひと工夫ができます。輪切りバナナをのせた上に、食物繊維や大豆イソフラボンなど栄養素が多いきな粉をトッピングすれば、ダイエット効果も満点となります。
さらに、バナナ自体にもアレンジを加える事ができます。ミキサーにかけ、牛乳などと混ぜ合わせて温めればホットバナナドリンクが完成し、胃腸の働きを活発にしてくれます。
焼きバナナも朝食としては面白い存在です。満腹感が味わえるうえに、焼く事で栄養価がさらにアップするのです。まだまだ他にもアレンジの方法があるかもしれません。自分なりの楽しく健康的な朝バナナの食べ方を見つけてみましょう。
朝バナナダイエットを成功させるコツ
普段の生活習慣に潜む敵!もう一度見直してみよう
バナナダイエットを行う際に、注意しておかなければならない事があります。それは、朝にバナナと水をバランス良く食して満足しただけでは、効果的なダイエットにつながらないという事です。まずは、あなたの普段の生活習慣を改めて見直してみて下さい。
毎日通っている学校や会社などで、いろいろな事でストレスを溜めていませんか?それだけでも体内の調子が狂い、新陳代謝が悪くなる可能性がありますが、ストレスを解消しようと、夜にお酒をガブ飲みしたり、ごはんを何杯もおかわりしていないでしょうか。
こうした毎日の積み重ねが結果的に、朝バナナダイエットの効果を半減してしまうどころか、逆に太りやすい体質を作ってしまう事になりかねないのです。ストレス解消は、もっと健康的な方法を考え出すようにしましょう。
朝バナナダイエットをサポートする行動
朝バナナダイエットを成功に導くためには、他にもいろいろと「努力」する必要があります。まずは、バナナばかり食べても栄養が偏ってしまうので、1日3食バランスの良い食事を心がけましょう。
また、適度な運動も必須です。バナナを食べる事で脂肪燃焼のきっかけが体内に生まれているので、運動をする事で一気に燃焼が加速し、ダイエットのチャンスが生まれる事となります。そして何よりも、根気良く続ける必要があります。
どんなダイエットでもそうですが、効果は一朝一夕で表れるものではありません。そうした事実を省みずに、少しやって体重が減らなかったからと言って「バナナダイエットは効果が無い!」と簡単に結論を出すのは厳禁です。1週間、1か月、そして1年単位という長いスパンで考え、毎日コツコツと努力を積み重ねていくのが最も大事なのです。
栄養素豊富なバナナでしっかりダイエット!
- バナナは栄養が豊富で、毎日朝に習慣的に食べればダイエット効果も期待できる
- バナナを食べる際は消化の助けとして、コップ1杯分の常温の水を一緒に飲むのがおすすめ
- バナナばかりに頼らずに、一日の生活習慣を見直す事も必要
驚くほど栄養素の豊富なバナナ。根気よく続ければ、いずれ体重減少など具体的な結果に表れてくる事でしょう。