公開日:2017/06/15
運動前後の食事を変えればダイエット効果も変わる!?
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ダイエットのために、ウォーキングや水泳など運動をしている人は多いと思いますが、空腹時や満腹時の運動はかえって体にダメージを与えてしまうということをご存知でしょうか?効果的なダイエットには、運動前後のいつ食事を摂れば良いのか検証していきます!
運動前?運動後?どちらが正しい食事タイム?
運動するタイミングと食事時間の関係とは?
ダイエット中に、運動をする機会は多いと思いますが、運動前と運動後の食事では、いつ摂るのが体にとってベストなのか悩んでしまうことはありませんか?お腹が減っていては動くことができませんが、かといって、せっかく運動してカロリーを消費した後に食べるのもなんだか損した気になるものです。
運動の前に食事を摂るなら、その時間とタイミングに合わせた食事内容が必要ですし、逆に、運動の後に食事を摂るなら、ダイエットに効果的な食事メニューの内容を知っておくとムダはありません。そこで今日は、ダイエット中の運動における食事時間と食事の内容について、その関係性や特徴を調べて一番効果的なダイエット方法を調査していきます!
運動前にどうしても食べたい時のオススメ食品
運動前には、消化が良くて、エネルギーに変わりやすい食品が良いでしょう。例えば、バナナやスポーツドリンク、野菜ジュースなど、素早くエネルギーになるものがオススメです。
一方、タンパク質や資質が多い食品は、体内での消化に時間がかかるため、控えた方が良いですね。カロリーを摂りすぎるのが嫌だからといって、運動の前に何も食べないと血中のブドウ糖が不足して、低血糖を起こしてしまう可能性があります。
また、運動したらカロリーは消費するだろうと、満腹になるまで食べるのもいけません!消化活動がおろそかになり、消化不良の原因となります。運動前に食事を摂る場合には、摂取する時間と食事の内容をよく考える必要がありますね。
運動後に安心して食べられるオススメ食品
一生懸命、運動した後は、カロリーの高い食事をしたいと思いがちですが、ここはちょっとガマンが必要です。良質なタンパク質とビタミン、ミネラル類が豊富に含まれている野菜を選び、バランスのとれた食事をたっぷり摂るようにしましょう。
実は、運動することで、普段以上に酸素を体内に取り込んでいることになり、体の細胞をサビつかせて老化現象を進める「活性酸素」が増えてしまうのです。
そのため、運動後には活性酸素を取り除く「抗酸化ビタミン」といわれるビタミンA、C、Eを摂取するのがおすすめです。さらにカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルは汗として失われやすいので、しっかりと食べ物や飲料で補うようにしましょう。
食事の前の空腹時に運動する場合
脂肪燃焼したい人には食事前の運動がおすすめ
空腹時は、体内の糖分の血中濃度が低いために脂肪がエネルギーとして使われやすい状態にあります。つまり、糖分が足りていない状態で運動すると、運動するためのエネルギーは貯蔵されている脂肪から引っ張ってこなければなりません。
実はこの状態は、体にとっては効率が良い状態ですので、脂肪燃焼を目的としたダイエットをしている人には、向いているということになります。
そして、運動後に食事を摂ると、運動で疲れている筋肉へ栄養素を運搬しなければならないので、摂取した栄養素は余分な脂肪になりにくく貯まらないので太りにくいのです。体の仕組みを理解すると、太りにくい理由がよく理解できますね。
空腹時の運動で気をつけたいこと
空腹時に運動すると余分な脂肪がつきにくいというメリットはわかりましたが、そればかりを鵜呑みにしてはいけません。なぜなら、空腹状態の体で運動すると、運動自体の効果に悪影響が出て、怪我などの危険をもたらす場合があるからです。
そもそも空腹では、集中力が通常よりも低い状態になりますので、運動することで得られる効果が落ちやすいのです。また、体の糖分の血中濃度が低い場合は、筋肉からもエネルギーを得ようとするため、筋肉が分解されてしまいます。
体についた筋肉を元の量に戻すことは簡単
筋肉の分解が起こっている状況をカタボリックといいますが、ボディービルダーでもない限り、普通の人はそれほど大袈裟に考えなくても良いでしょう。なぜなら、筋肉には「マッスルメモリー」という機能があって、一度体についた筋肉を元の量に戻すことは、割と簡単にできるからです。
食事の後の空腹ではない時に運動する場合
運動の高いパフォーマンスを上げるなら食後の運動がおすすめ
食事で体の中が栄養素が満たされている時は、体内における糖分の血中濃度が十分にあるので、運動そのもののクオリティが高くなります。例えば、マラソン選手が試合の前に炭水化物を摂るのは、糖分の血中濃度をあげて運動のパフォーマンスの質を上げるためなのです。
まずは、体内の血中糖分からエネルギーを使い、次に、体に貯蓄された脂肪からのエネルギーを使い、最後には、筋肉からのエネルギーを使うという順番になりますので、筋肉が分解されてしまうことはほとんどありません。
また、めまいや貧血を引き起こすリスクも軽減されるので安心ですね。運動で高いパフォーマンスを期待するのであれば、空腹ではない状態での運動がおすすめであるといえます。
食後の運動は少し時間を空けるのがポイント
あなたは、「食事を摂ってすぐに運動したら、脇腹が痛くなった」という経験はありませんか?実は、しっかりとした食事の後すぐに運動をすることは厳禁です!
食後すぐに運動をすると、消化不良を起こす危険性がありますので、食後は最低でも1~2時間は開けるようにしましょう。これが、脇腹が痛くなる原因だったのです。
食後の運動がもたらす体への影響
マラソンで補給食があるように、栄養補給のためのバナナ1本、おにぎり1個程度の少量なら脇腹の痛みなどにほとんど影響はありませんので安心して運動をしましょう。
食後は体の中に栄養素が満たされているため、この状態で運動すると体にとってはとても効率が良いことなのですが、反面、ダイエットを目的としている人には、体の中に貯蔵された脂肪を使うことがないために効率が悪いのです。
目的によって運動するタイミングを決めよう!
脂肪を燃焼させスッキリダイエットを成功させたい!
体に溜まってしまった余分な脂肪を燃焼させたい人は、食事前の空腹の状態で運動するのが、最も効果的です。体に栄養が足りていない状態なので、すでに溜まっている体内の脂肪から直接エネルギーを補給できるということは、注目すべきポイントでしょう。
また、脂肪を燃焼させるダイエットを目的とする場合、食前にヨガなどの「有酸素運動」を取り入れ、食後にはほんの少し「筋トレ」をすると筋肉が分解された影響を最小限に食い止めることができます。空腹感を忘れるくらい、あまり熱心に運動をしすぎて貧血やめまいが起こらないようにリスクはちゃんと頭に入れて運動することを忘れないでくださいね。
キリッとしまった筋肉でスッキリボディを手に入れたい!
余分な脂肪をそぎおとし、引き締まった筋肉を体につけたい人は、食事後の運動が最も効果的です。キリッとしまった筋肉をつけるためには運動のパフォーマンスを向上させることが1番の課題となります。
そのため、体の中の栄養素が十分に満ち足りている状態で運動するのが絶好のチャンスなのです。キリッと引き締まった筋肉ボディーをつけたい人は、食事で満たされた体の状態で、ガッツリ筋トレを行いましょう!
この時に、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を取り入れないで筋トレだけに集中するとさらに効果が期待できます。ムダな運動は一切せず、黙々と筋トレに励むことが憧れの筋肉ボディを手に入れる秘訣だといえますね。
ダイエットに1番大切なのは運動と食事のバランス
ダイエットを実践するにあたり、運動前後の食事において大切なことをお伝えしてきましたが、何よりも大切なのは食事の内容と栄養バランスです。ダイエット中の食事制限は、必要な栄養素が不足する原因になるのでバランスの良い食事を取ることを忘れず、運動することでダイエット効果をさらにアップさせましょう。
ダイエット効果を上げるには
- 脂肪燃焼したい人には食事前の運動がおすすめ
- 運動のパフォーマンスをあげて、筋肉をつけたいなら食後の運動がおすすめ
- 食前後問わず、食事の栄養バランスに気をつけることが大事
自分の目的にあった食事内容と運動のタイミングで、理想のボディを手に入れましょう。