公開日:2017/06/15
気になる爪の色やスジを改善!おすすめのセルフネイルケア
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爪の色がおかしかったり、スジや割れが目立ったりして悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、爪に生じる異常の原因や、美しい爪をつくるためのセルフネイルケア方法について、詳しくご紹介していきます。
爪に現れるさまざまな症状
爪の色の異常(白・黄・青紫・赤・黒・緑)
健康な爪は、薄いピンク色をしています。爪の色が下記のように変化した場合は、体調不良や何らかの病気である可能性も高いため注意しましょう。
- 白濁した爪:内臓疾患
- 黄白色の爪:細菌感染や爪への圧迫による「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」、内臓疾患、リンパ系の病気、新陳代謝の低下
- 黄色い爪:除光液の使いすぎ
- 青紫の爪:肺疾患、チアノーゼ、血行不良
- 赤い爪:多血症、炎症性の腫瘍、爪の下の皮膚からの出血
- 黒い爪:悪性腫瘍、メラニン色素の増加、副腎低形成症(アジソン病)、爪下悪性黒色腫(メラノーマ)
- 緑の爪:緑膿菌に感染することで発生する「グリーンネイル」
このように、爪の色の異常は重大な疾患のサインである可能性もあります。気になる症状があったら、早めに医師による診察を受けましょう。
縦・横にスジが入っている
- 縦スジ
肌のシワと同じように、加齢によって爪に縦スジが入ることがあります。そのほか、ストレスや睡眠不足、過労が原因であることも多いようです。
また、爪の根元にあり爪を作り出す部位である「爪母(そうぼ)」が傷つくと、黒っぽい縦スジが現れることもあります。これは一時的な症状でありしばらくすると自然に消えるため、あまり気にしなくて良いでしょう。
- 横スジ
爪の横スジには、体の健康状態が現れるといわれています。例えば、爪の根元から3ミリ程度の場所に横スジがあった場合は、約1ヶ月前に体調不良やストレスを感じていた可能性が高いでしょう。
体調不良などで爪母に栄養が行き届かないと、爪に横スジが発生してしまうのです。そのほか、外部から爪母が傷つけられ、横スジが現れることもあります。
二枚爪やでこぼこ、割れ
二枚爪とは、3層から成る爪の間に空気が入り、薄く剥がれてしまった状態です。乾燥や外部からの衝撃、血行不良、栄養不足、加齢、ストレスなどが原因で発生します。
ヤスリではなく爪切りを使っていると、二枚爪になりやすい傾向があるようです。爪の表面がでこぼことしていたり、爪が割れたりすることもあります。これらの症状も、主に乾燥が原因です。
そのほか、栄養不足や加齢、ストレス、間違ったネイルケアなどが原因で発生することもあるでしょう。爪がでこぼことしているとヤスリで削りたくなりますが、削りすぎると爪を傷つけてしまいます。乾燥や栄養不足といった根本的な原因を解決することが大切です。
きれいな爪をつくるセルフネイルケア
ハンドクリームやネイルオイルで保湿する
病気が原因である爪の異常以外は、セルフネイルケアで改善できる可能性もあります。ひとつめのポイントは、爪や指先の保湿です。爪の乾燥は、二枚爪や爪表面のでこぼこ、割れなどの原因になります。
ハンドクリームで手の甲の保湿はしていても、爪の先までは保湿できていないことが多いようです。ハンドクリームを塗る際は、爪の根元や先端までしっかりと塗り込むよう、意識していきましょう。
そのほか、爪専用のネイルオイルを使って爪を保湿するのもおすすめです。爪の根元の甘皮部分にネイルオイルを塗り、指でクルクルとマッサージしながらなじませていきます。
マニキュアのように筆で塗れるタイプが多いので、細かい部分にも塗りやすく、携帯にも便利です。香りつきのネイルオイルもありますので、自分好みの商品を探してみると良いでしょう。
外部からの刺激を避ける
爪が外部から強い刺激を受けると、スジや二枚爪、割れなどの症状が現れる可能性があります。日々の生活で、爪への刺激をできる限り抑えることが大切です。
外部からの刺激とは、爪をぶつけたりドアに挟んだりすることだけではありません。爪を美しく見せるためのマニキュアやジェルネイル、除光液なども、爪への刺激となります。
さらに、毎日の食器洗いで使用する洗剤も、爪に刺激を与える原因のひとつです。ネイルを塗り替える頻度をできる限り少なくしたり、洗い物をするときはゴム手袋を使用するなどして、爪への刺激を避けると良いでしょう。
また、爪に刺激を与えてしまっても、その後しっかりと保湿をすればダメージを軽減することができます。マニキュアを除光液で落とした後や洗い物をした後は、必ず爪を保湿する習慣を身につけましょう。
正しい甘皮・ささくれの処理方法
甘皮やささくれの処理を間違った方法で行うと、爪に大きなダメージを与えてしまいます。正しい甘皮・ささくれの処理方法を理解しておきましょう。
- 甘皮の処理方法
処理を始める前にぬるま湯に2~3分ほど指をつけ、甘皮を柔らかくします。その後、コットンスティックやキューティクルプッシャーで甘皮をやさしく押し上げていきましょう。そして、湿らせたガーゼをかぶせた親指で、甘皮や爪表面の薄皮をこすり落とします。最後にクリームやオイルで甘皮周辺を保湿すれば完了です。
- ささくれの処理方法
小さなネイルニッパーや眉用ハサミを用意し、消毒液などで殺菌しておきましょう。ささくれの周辺も同じく消毒し、ネイルニッパーなどで根元からカットします。このとき、ささくれを引っ張らないように要注意。最後にしっかりと保湿しましょう。
体の内側からのケアも大切!
爪に必要な栄養素をとる
美しい爪をつくるためには、外側からのケアだけではなく、体の中からのケアも重要です。例えば、栄養不足によって爪に異常が現れることもよくあります。爪の健康を維持するためには、以下のような栄養素を摂取すると良いでしょう。
- ビタミンA:
髪や皮膚、爪に含まれるケラチンを作るために必要な栄養素です。鶏レバーや豚レバーに多く含まれています。
- ビタミンB2:
爪の細胞の再生に役立つ栄養素です。レバーやうなぎ、大豆、卵などに多く含まれています。
- ビタミンE:
血行を改善し、ツヤのある爪に導く栄養素です。アーモンドやかぼちゃ、たらこなどに多く含まれています。
- 鉄分:
赤血球の材料であり、健康な爪をつくるために必要な酸素を運んでくれる栄養素です。レバーやひじき、大豆、小松菜、あさりなどに多く含まれています。
血行不良の改善をする
血行が悪くなると、爪が青紫色になったり、乾燥を引き起こして二枚爪や割れなどが発生したりします。血行を改善することも、美しい爪を維持するために重要なのです。特に手足は体の末端にあるため、冷えやすい傾向にあります。意識して温めるようにしていきましょう。
血行を改善するためには、適度な運動をして基礎代謝を上げることが大切です。また、多少面倒でもシャワーだけで済ますのではなく、毎日しっかりと湯船に浸かるようにしましょう。38度~40度程度のぬるめのお湯に、ゆっくりと浸かるのがおすすめですよ。
副交感神経が優位になるため、体を温めるだけではなく、リラックス効果も期待できます。お風呂上がりには、血行を促進するマッサージを行うとより効果的です。
ストレスを溜めず、規則正しい生活を
爪の異常は、ストレスや睡眠不足が原因で発生することもあります。普段の生活習慣を見直してみることも、きれいな爪をつくるために大切です。睡眠時間は7時間程度確保し、毎日なるべく同じくらいの時間に就寝するようにしましょう。
また、睡眠の時間だけではなく質も重要です。就寝前にスマホやパソコンの光を浴びると、脳が興奮状態になり、眠りにつきにくくなってしまいます。寝る前はスマホやパソコンを消して、眠りにつきやすい薄暗い空間をつくると良いでしょう。
そして、ストレスを溜めないよう、自分なりのストレス解消法を見つけることも大切です。好きな音楽を聴いたり散歩をしたり、アロマを焚いたりなど、リラックスできる時間を少しでも確保するようにしましょう。
正しいネイルケアで健康的な爪に
- 爪の色の異常は、体調不良や病気などが原因。
- 爪のスジやでこぼこ、割れ、二枚爪は、乾燥や栄養不足、外部刺激などが原因。
- きれいな爪をつくるためには、爪を保湿し、外部刺激から守ることが大切。
- 栄養バランスの良い食事や血行不良の改善など、体の内側からのケアも重要。
正しいセルフネイルケアを行い、美しい爪を手に入れましょう。