公開日:2018/04/12
野菜ジュースダイエットは効果がある?おすすめレシピを紹介
シェア
ツイート
はてブ- お気に入り145
さまざまな種類があるダイエット方法のなかでも『健康的』と注目されているのが、野菜ジュースダイエットです。
野菜ジュースダイエットが効果的な理由や注意点、簡単なレシピなどをチェックして、ダイエットに挑戦してみましょう。
野菜ジュースダイエットの効果は?
野菜ジュースダイエットは、『ルールを守って野菜ジュースを飲む』だけで、健康的にダイエットができます。
過激な食事制限や運動は必要ないため、これまでダイエットが続かなかった人にもおすすめです。
とはいえ、野菜ジュースを飲むだけで本当に効果があるのでしょうか。野菜ジュースダイエットのしくみを解説します。
血糖値の急上昇を防いでくれる
野菜ジュースダイエットの効果としてまず一番に挙げられるのが、血糖値の急上昇を防いでくれることです。
人間の体は、食事の後に血糖値が急上昇しないよう、インスリンが分泌されます。しかしインスリンが処理できないほどの高い血糖値になってしまうと、処理できなかったぶんの糖が脂肪になってしまうことがあります。
ダイエットしたいのであれば、糖の過剰摂取を避けるために、食後の血糖値が急上昇しないようにするのがポイントです。
野菜に多く含まれる食物繊維には、糖の吸収を遅らせる働きがあるので、野菜ジュースを飲むことで血糖値の急上昇を防ぐことに繋がります。
野菜の食物繊維が腸内環境を整える
また野菜に含まれる食物繊維は腸内環境を整えてくれます。腸は身体に必要なものを吸収し、不要なものを排出する役割をもっています。
腸のはたらきを整えることで、悪いものを外に出しやすい身体になっていくのです。
食物繊維は便秘の解消に役立つうえ、毒素の吸収を抑えたり、腸内の細菌を発酵してくれたりと、腸内の環境をしっかりと整えてくれます。お通じが悪い人に、野菜ジュースダイエットはおすすめです。
ダイエット中に不足しがちな栄養を補える
ダイエットで食事制限をする場合、必要な栄養素が足りなくなって体調が悪くなってしまうことがあります。
しかし、野菜ジュースダイエットでは、ダイエット中に不足しがちな栄養分を摂取できるため、健康を損なう心配がありません。
普段から食生活がかたより、栄養不足ぎみな人は、栄養を補える野菜ジュースダイエットがおすすめです。
野菜ジュースダイエットの方法
せっかくダイエットするのであれば、効率的に痩せたいものです。野菜ジュースを使った正しいダイエット方法を紹介します。
野菜ジュースを飲むタイミングは食前がベスト
食事をするとき、はじめにご飯やパンなどの『糖質』を摂ると、血糖値が急激に上昇し、体内で大量の『インスリン』が分泌されます。
インスリンには『あまった糖を脂肪に変える』性質があるため、ダイエットをする上では、血糖値を急上昇させない工夫が必要です。
そこで、野菜ジュースを食事の30分前に飲むようにしましょう。野菜ジュースには、血糖値の上昇を抑える効果があるため、インスリンの過剰分泌を防ぐことが可能です。また、血糖値は緩やかに上昇すると、下降も緩やかになります。
市販のコンビニジュースでも効果はある?
野菜ジュースに興味があっても、家で作るのは難しい、時間がないという人もいるかもしれません。そういう場合は市販の野菜ジュースを飲むようにしましょう。
野菜ジュースといってもさまざまな種類がありますが、多くの商品は、野菜不足を補う効果が期待できるものです。
市販のものなら手軽に飲めるメリットがありますが、その分自家製よりも鮮度が低く、場合によってはカロリーが高いことがあります。
市販のジュースを飲むときは、まずパッケージに記載されている栄養成分表示を確認しましょう。
野菜ジュースで断食をする方法
野菜ジュースで断食するダイエット方法もありますが、無計画にただ野菜ジュースだけを飲んで生活するのは危険です。
まずは朝や夜の置き換えダイエットとして体を慣らし、ある程度慣れてきたら、1日だけのプチ断食に挑戦してみましょう。
野菜ジュースを使った断食は、断食中に空腹感を感じたら野菜ジュースを飲むだけです。水分補給はこまめにしましょう。野菜ジュースの水分だけでは不足する場合があります。
断食前は、消化にいい軽めの食べ物を食べます。断食の翌日は、少しの量から食べはじめることがおすすめです。ただし、強い空腹感や体の不調が現れた場合は、無理せずに食事をしましょう。
野菜ジュースダイエットの注意点
野菜ジュースはヘルシーなので、「野菜ジュースを飲めば痩せられる」と思う人もいるかもしれません。
しかし野菜ジュースを使ってダイエットするときは、いくつか注意点があります。
飲みすぎは太る原因に
意外かもしれませんが、野菜ジュースを飲み過ぎることで、逆に太ってしまうことがあります。
野菜ジュースは、確かに他のジュースよりはカロリーが低いものが多いでしょう。だからといってカロリーがゼロというわけではありません。
市販の野菜ジュースによっては、高カロリーなものもあります。野菜ジュースを飲むときは、カロリーがゼロではないことを頭に入れておきましょう。
できるだけ野菜ジュースのカロリーを減らしたいのであれば、市販のジュースではなく自分でジュースを作ることをおすすめします。ただし、いずれの場合も飲みすぎには注意が必要です。
作り置きは風味が失われる原因に
自分で野菜ジュースを作ろうとしても、何種類もの野菜を用意して作り、ジューサーやミキサーを洗う行程が面倒に思えるかもしれません。そのため、「作り置きしよう」と思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、野菜ジュースの作り置きはおすすめできません。野菜ジュースを作り置きすると、酸化することによって風味が落ち、野菜が分離してしまうこともあります。新鮮なうちに飲むようにしましょう。
野菜ジュースのおすすめダイエットレシピ
野菜ジュースとはいってもいろいろな種類があり、どんな野菜をどの程度入れるかによって、味も変わります。野菜ジュースのおすすめのレシピを紹介しますので参考にしてください。
リコピンたっぷりのトマトジュース
トマトには、血糖値を下げ生活習慣病の予防にも役立つ『リコピン』が多く含まれています。
疲労回復や消化促進の働きもあり、ダイエットだけではないさまざまな健康効果も得られます。
- 大きめのトマト1つを適当な大きさにカットする
- 好みで塩とレモン汁を足し、100mlほどの水を加えてミキサーにかける
これだけで、さわやかで飲みやすいトマトジュースを作れます。
ほうれん草とバナナの野菜ジュース
野菜ジュースの定番ともいえるのが、グリーンスムージーです。グリーンスムージーには、数多くの青野菜が必要ですが、アレンジ次第で手軽に作れます。
- ほうれん草1/4パックとバナナ、オレンジをそれぞれ1つずつ、そしてキウイ1/2を適当な大きさにカットする
- カットした食材と水200mlをミキサーで混ぜるだけ
このレシピは栄養バランスもよく、手に入れやすい食材でできているので、ぜひ家で試してみてください。
野菜ジュースダイエットは健康志向の人におすすめ
さまざまなダイエット方法のなかでも、健康的に痩せたいという人に特におすすめなのが、野菜ジュースダイエットです。
理想は栄養バランスを考えながら、自分で野菜ジュース作ることですが、市販の野菜ジュースでも効果はあります。日頃不足しがちな野菜を摂取して、体の調子を整えながら、ダイエットにチャレンジしてみましょう。
血糖値が一気に下がると、身体はエネルギーが足りないと思って空腹感を感じてしまうため、それを抑えるためにも、野菜ジュースを飲むタイミングは食前がベストです。