公開日:2017/05/14 

【年代別】20代、30代、40代の女性の悩みや解決策

「なんで、こんなことになるの?!」「 なんで、私だけ!?」とあなたは心のモヤモヤに悩まされたことはありませんか?いくつになっても女性の悩みは形を変えて現れるものです。そこで、悩めるあなたに心のほぐし方のコツをご紹介します。

【20代】理想と現実のギャップに悩む

20代女性が悩む社会にはこんな実態が!

20代の女性は、思い描いていた自分の理想と、いま直面している現実とのギャップに悩んでいる方が多いようです。学生の頃から憧れていた職業につけたものの、自分が望む仕事をさせてもらえなかったり、職場の環境にうまく馴染めなかったりして、「こんなことをするために、私は今までやってきたんじゃない!」とふつふつと不満がつのり、仕事にもプライベートにもテンションが上がらないことがあります。

実は、今まで挫折を経験せず、順調に生きて来た方ほど悩んでしまう傾向にあります。また、この年代の女性は、不特定多数の方とのコミュニケーションをとることに負担を感じ、ストレスを抱え込んでしまいがちです。仕事は真面目にこなしていきたいが、面倒な付き合いはイヤだとワークバランスが取れずますますストレスが大きくなっていくのです。

まずは小さな目標を1つずつ達成させよう

焦らずに、まずは小さな目標を立て、自分の目前にある仕事に集中しましょう。仕事に集中することで、小さな目標は1つずつ達成されることで目の前の道を進むことができるのです。

例えば、「3ヶ月以内にパソコンで表を作れるようになる」「今月中にお客様の名前と顔を覚える」など、短い時間の間に実現できそうな、小さな目標をたて、成功体験を積み上げていくようにしましょう。そうすれば、自然に仕事に対する自信がつきモチベーションも上がります。

また、どうしても心のモヤモヤが取れない時は、思い切ってあなたが信頼する友人や恋人にグチを聞いてもらうのもいいですね。自分の心の内を正直に口に出せる人に話を聞いてもらうだけで、心が浄化されますよ。気持ちを全部吐き出すことはとても大切なことです。

悩める20代女性に読んでほしい本:『夢をかなえるゾウ』

仕事に疲れてしまった…という方におすすめの1冊は、夢をかなえるゾウ(水野敬也著・飛鳥新社)です。この本は働きだしてまだ間もない20代前半の人に特におすすめします。

平凡なサラリーマンである主人公の前に、突如として現れたなぜか関西弁を話す神様の「ガネーシャ」。わけのわからないゾウの頭を持っている神様です。そのゾウの頭を持つ神様の「ガネーシャ」から1日1つのミッションを与えられた主人公は、このミッションを毎日こなすことで、夢を叶えていくのです。

「ガネーシャ」が主人公に与えるミッションは、ごくごく当たり前のことなのですが、その当たり前を続けることがいかに大切かということを教えてくれる娯楽小説です。

【30代】それぞれの生き方の違いに悩む

30代女性は他人のことで疲れてしまう方が多数

30代の女性は、結婚や出産、仕事のキャリアアップなど、人それぞれ生きていく方向に違いが現れる年代です。「あの子が結婚するって?!」「もう2人目の赤ちゃんが生まれるの?」と他人の噂を耳にしては自分の生活と比較してしまい、落ち込むことも大いにあります。

そんな不安定な心を冷静にコントロールするには、自分の本心と正面から向き合うことです。自分にとって、一番大切なことは何なのか?自分の本当の目標は何なのか?自分の気持ちや考えを真剣に見つめ直すことで、「人は人、自分は自分」と考えられるようになり、心がふっと軽くなります。

30代女子が挑戦すること

30代の独身の女性は、次々と結婚していく友人たちの姿を見て「適齢期」などの言葉に焦らされます。そして、結婚して育児中のワーキングマザーは、家事と育児と仕事の多忙さから仕事についてゆっくり考えることもできず、気持ちばかりが焦ります。結局、自分が持っていない環境を手にした他人のことが気になって仕方ないのです。

ですが、他人は他人、自分は自分です。本来の自分の目標や夢を明確にして、その目標を達成するために行動していると他人の目や、会社の自分に対する評価などに振り回されることもなくなります。

ネガティブな感情を無理やり心に押し付けると、ストレスとなり自律神経を乱す原因になりますよ。焦っている気持ちも悲しみも、自分にとっては必要な感情ですので、その気持ちをしっかりと受け止め、次の目標に向かって歩いていきましょう。

悩める30代女性に読んでほしい本:『対岸の彼女』

人生のターニングポイントに悩む30代の女性に、対岸の彼女(角田光代著・文芸春秋)はぜひ読んでほしい1冊です。結婚して子供をもうけ、何よりも家庭優先で生きる女性と、会社の経営者として社会で活躍する女性のそれぞれが感じる心の葛藤を描いた小説です。

独身女性は夫と子供に恵まれた女性の立場をうらやみ、一方、結婚している女性は独身でバリバリ仕事をこなす女性の立場をうらやむという、お互いに無いものねだりをしてしまう人間の本音に訴えかけてくる内容となっています。著者の角田光代さんは女性に絶大な人気のある作家で、対岸の彼女は直木賞受賞作品です。

【40代】心と身体のアンバランスに悩む

最近、なぜか身体の調子が悪いんです…

40代の女性は、会社から責任を問われる任務が与えられ、プレッシャーに押しつぶされそうになり、心と身体のバランスが乱れがちになります。「私がやらなくっちゃ!」「失敗は絶対にできない!」と自分で仕事を抱え込み、責任感に追われて自分の首を絞める羽目になることも日常茶飯事かもしれません。

このように、仕事を自分1人で抱え込むタイプの人は、自分の周囲に信頼できる人を見つけ仕事を任せることで心の負担が軽くなります。また、独身の女性は普段交流できる友人が減ってしまい孤独を感じがちです。ですので積極的にいろいろなコミュニティーに参加し、心が穏やかに保てる人間関係を築いていくのが良いでしょう。

40代女子が見直すべき生活習慣

会社では責任のある立場を任され、仕事を抱え込む羽目になり大きなストレスを感じているというのに、40代を過ぎた頃から「更年期障害」の症状に見舞われる方もたくさんいるようです。

「更年期障害」はホルモンのバランスの崩れから発症し、わけもなくイライラしたり、体調不良を起こしたりします。気分の浮き沈みも激しく「人に相談しても理解されない」と思いがちです。ですが、1人で仕事や家事を抱え込んでしまうと、結局、自分のせいで周囲の方に迷惑をかけることにもなりかねません。

仕事も家事も「人に任せるより、自分でやった方が早い」と思うこともあるでしょうが、そこは人を信じて仕事を任せてみましょう。うまく仕事をシェアすることがストレス回避の1つのポイントです。

40代女性に読んでほしい1冊:『君の名は。』

あの日本中の映画ファンをうならせたアニメの名作君の名は。の原作本(新海誠著・KADOKAWAメディアファクトリー)は現実社会に疲れた40代女性に、あの頃のときめきを思い出させてくれる貴重な1冊です。

山深い田舎の町に住む女子高生の三葉は、自分が男の子になる夢を見ます。一方、東京で暮らす男子高校生の瀧も自分が山奥の町で女子高生になる夢を見ます。

そして2人は夢の中で、お互いの体が入れ替わっていることに気がつくのです…決して出会うことのない2人が出会ってしまったことで、運命の歯車がガラガラと動きだし…という切ないファンタジー小説です。

働く女性の心の悩みは年を追って変化します

仕事や家庭で人に揉まれて生きている女性は、心と身体のバランスが乱れがちです。

  • 20代は自分の理想と現実のギャップに注意
  • 30代は自分と周りの人の生き方の違いにとらわれないで
  • 40代は誰にもいえない心と身体の変化をケアしましょう

どの年代の女性もストレスを抱えているものです。1つの問題に執着せず、柔軟な思考で、楽しく、自分らしく生きていきましょう。

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