公開日:2017/05/26
もち麦をプラスしてお米ダイエット!おいしく痩せるテクニック
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ダイエットといえば炭水化物をできるだけ摂らないようにしがちですが、お米ダイエットがあるってご存知ですか?お米ダイエットともち麦をプラスしたもち麦米ダイエット、そしておいしくもち麦を食べるテクニックを紹介します。
炭水化物を取らないダイエットのデメリット
炭水化物を取らないとどうなる?
普通はダイエットというと炭水化物を取らないようにすることを考える人も多いでしょう。炭水化物はダイエットの敵だという認識が強く、全くご飯やパンを食べないで、おかずだけにしてしまっている人が多いようです。
しかし、お米やパンなど炭水化物を含む食品をとらないダイエットを長期に渡って実施していると肝臓の機能が低下します。「低栄養性脂肪肝」と呼ばれる症状で、脂肪肝の1種です。脂肪肝というのは肝臓の30パーセント以上が、脂肪になっている状態のことです。
肝臓は、カロリーが不足すると、体内に蓄積しているグリコーゲンを分解してエネルギーにします。それでも不足すると、肝臓自体を分解して糖になる、糖新生が起こります。そして、徐々に肝臓が脂肪肝に変化して行くのです。そして、肝臓がうまく機能しないので、かえって太りやすい体質になってしまいます。
炭水化物で基礎代謝をあげてダイエットに!
海外でも炭水化物を摂取するダイエットについての研究が報告されています。欧米では、パンは「主食」というよりも添え物的な存在です。ご飯ほどは摂取しないのですが、それでもサンドイッチにしたり、ハンバーガーなどパン主体の軽食もありますし、食事には必ずパンがついています。炭水化物ですから、パン類を除去するというのがやはりダイエットの主流になります。
炭水化物摂取ダイエットが証明された?!
2016年にthe European Journal of Nutritionが発表した記事によると、夜食で炭水化物を摂取している人たちの方が基礎代謝がアップするというのです。また、パスタを食べると痩せるという報告もあり、パスタダイエットが一部で流行っているようです。
お米ダイエットで体質改善しよう
食べてやせる!お米ダイエットとは
体質改善のためにお米ダイエットというのがあるのをご存知でしょうか。別名おにぎりダイエットとも呼ばれ、体質改善で太りやすい体質を変えるために、3週間だけおにぎりメインの食事をするのです。ただし、このダイエットは普通体型の人がスリムになるためのダイエットではなく、かなり太った人が減量するためのダイエットです。
ポイントは原型を残した炭水化物のみ摂取するということです。つまり、パンやパスタ、お餅など元の形を残していない炭水化物は取らない、ということが守らなければならない大事な点です。ご飯やおにぎりを中心とした食事をして、体質を改善していきます。
小分けで少しずつ!お米ダイエットの方法
白米2合分のご飯を1日に、3〜4回に分けて食べます。おかずは野菜を中心にして、魚や肉は取らず、油類は一切摂取しないというダイエットです。ご飯はおにぎりにして、だいたい3〜4個くらい作り、朝1個、昼2個、夜は1個または野菜のみを食べます。
サラダには、ポン酢やオイルフリーのドレッシング、または酢味噌などをかけます。おにぎりの具も、低カロリーで、油を使っていないものにします。アルコールは絶対とってはダメです。味噌汁は大丈夫ですが、魚類は入れないようにします。
かなり、ストイックな食事になります。日本の昔の食事のようですね。飲み物も緑茶や水のみで、清涼飲料水はノンカロリーであっても絶対避けます。これが体質改善を目的とした3週間プログラムのお米ダイエットです。
お米に雑穀を混ぜてやせるテクニックを使おう
お米ダイエットというのがあるくらいですから、炭水化物を減らす必要はないということを理解していただけたのではないでしょうか。お米ダイエットは、3週間だけの特別メニューでしたが、日常的に実施できる雑穀ダイエットを紹介します。
これは普段食しているご飯に雑穀を混ぜるだけです。雑穀には、あわ、ヒエ、ハトムギ、大麦、押し麦などがあります。最近、人気なのはもち麦です。その名の通りモチモチとしておいしい上に、ダイエット効果があるということで人気が出ています。
その他は特に決まりがありません。おかずにも制限はなく、肉類、魚介類を食べても大丈夫ですし、油脂類もきちんと測って食べれば問題ありません。それだけでダイエット効果が期待できるそうです。
痩せてキレイになりたいなら雑穀米ともち麦ダイエット
白米ではなく雑穀米を食べるメリットを知ろう
雑穀を混ぜるだけで痩せられるというと、雑穀は白米より低カロリーなのだろうと思いがちですが、どの穀類もカロリーは同じくらいです。それでは何が違うのでしょうか。それは、繊維の含有率が違うのです。特に、今人気のもち麦は、水溶性繊維が豊富に含まれています。
繊維(ファイバー)には、水溶性植物繊維と不溶性植物繊維の2種類あります。水溶性食物繊維は水に溶け、ゲル状になり、胃の中で消化されつつある食べ物を包み込んで、コレステロール、糖質、塩分などを体が吸収するのを妨げます。
つまり、同じカロリーを摂取しても、肥満の原因を取り除き、血圧が高めで塩分を減らさなくてはいけない人にも有意義な成分であると言えます。
もち麦入りご飯を炊くテクニックをマスターしよう
米、水、もち麦の量の目安は、順に1合、100cc、50gです。米が3合の場合は、水300cc、もち麦150gですから、計算も簡単にできます。まず、お米だけ洗って水を入れ、そこにもち麦を加えてかき混ぜて、炊きます。もち麦は洗わないでそのまま入れます。
もし、水の量を間違えたりして、パサパサになった場合はチャーハンにすればおいしく食べられますので問題ありません。多めに炊いて冷凍しても、電子レンジで温めればまたおいしく食べられます。
モチモチしておいしいので食べ過ぎてしまうのが、欠点といえば欠点です。痩せやすい体質になるとはいえ、カロリーは普通にありますから、食べ過ぎに注意しましょう。朝食に食べるというのも、ダイエットの1つのテクニックです。
もち麦を日常的に使うなら
もち麦を茹でておくと、色々と使えて便利です。もち麦をたっぷりの水と一緒に耐熱性の食器に入れ、電子レンジで温めるだけです。だいたい、6分で柔らかくなります。1粒つまんでみてまだ硬かったら、1分くらい温めます。電子レンジや容器によっても違いますから、何度か作ってコツがつかめるでしょう。
電子レンジを使わないで茹でる時は、沸騰したたっぷりのお湯にもち麦を入れ1分茹で、蓋をして15分そのままにしておくという方法が1番簡単で失敗が少ないです。15分して柔らかくなったら水を捨てます。小分けして冷凍すると食べたい時にいつでも使えて便利です。
茹でたもち麦はポテトサラダに混ぜたり、スープの具、ヨーグルト、パンケーキに混ぜたり気軽に毎日水溶性繊維を摂取することができます。
お米ダイエットはもち麦を混ぜて!
- 炭水化物を減らしすぎると脂肪肝の原因になる
- お米ダイエットは普通体型には向かないが、太った人は痩せられる
- お米に雑穀を混ぜると痩せやすくなる!特にもち麦がおすすめ
- ダイエットになるだけでなく、美肌にも!
もち麦を使ったダイエットをご紹介しました。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。