公開日:2017/06/15 

納豆で痩せる!おすすめ納豆のダイエット3大効果と注意点

納豆といえば、日本が誇る代表すべき健康食品であり発酵食品のひとつです。そんな納豆を食べて痩せる効果があるとしたら嬉しい限り。ここでは納豆のダイエット効果と納豆摂取における注意点を紹介します。

納豆にはどんな効果があるの?

脂肪の燃焼を進ませる効果がある

納豆には「大豆たんぱく質」という肉や魚に含まれるたんぱく質よりも低カロリーで良質のタンパク質が豊富に含まれています。さらに、この「大豆たんぱく質」には脂肪の燃焼を促す物質を増加させる作用があります。

代謝が上がればダイエット効果はさらに高まります。代謝をあげるためには筋肉量を増やすことが大切です。この筋肉量を増やすためには、たんぱく質が必要不可欠なのです。納豆には良質のたんぱく質が豊富に含まれていることからも、ダイエットに効果的な食品であるといえます。

納豆を食べることで「大豆たんぱく質」が摂取でき、脂肪を燃焼させやすい体質に変化することが大いに期待できます。

肥満予防の効果がある

納豆はご存知のように大豆からできています。この大豆には胚軸(はいじく)に多く含まれる「大豆サポニン」という苦みや渋み成分があります。この成分は大豆製品に多く含まれています。この大豆サポニンは抗酸化作用がかなり高く、生活習慣病の予防や肥満の予防に効果があることがわかってきているのです。

また「大豆サポニン」は水にも油にも溶け、コレステロールの吸収を抑制するので、コレステロール値を下げる作用があることもわかってきています。コレステロール値が下がると中性脂肪も減少してくるので、納豆を常食していくと肥満を解消する効果が期待できます。

体脂肪を減らす効果がある

納豆には「大豆イソフラボン」という成分が含まれています。これは大豆を原料とした食品のほとんどに含まれています。そして、女性ホルモンと似た働きをすることで知られています。

動物性の脂肪を含む食品をとりすぎると血液中のコレステロール値があがります。「大豆イソフラボン」は血液中のコレステロールを分解して溜めるのを抑制する働きがあるので、血液をさらさらにしてくれるのです。

さらに、コレステロール値の低下といううれしい効果も期待できます。コレステロール値が下がると体脂肪も減少していくので、この点でも納豆はダイエットにも効果的な食べ物であるといえます。

納豆ダイエットの方法

納豆にキムチを加えてみる

キムチは、発酵食品のひとつで乳酸菌が豊富なことで知られています。乳酸菌が豊富なゆえ、便秘解消にも効果を発揮します。またキムチに含まれる辛み成分のカプサイシンは、代謝を促して血行を促進させます。さらに、体温を上昇させ、発汗を促進させる作用もあります。その結果脂肪の燃焼効果が期待できるのです。

また、キムチに含まれる乳酸菌は納豆に含まれる納豆菌と同時に置くと、納豆菌を餌としてどんどん増殖することがわかっています。お互いが発酵食品であるので、相乗効果で腸内洗浄も活発にさせてくれます。納豆もキムチもともに脂肪燃焼効果が期待できる食品なので、キムチ納豆は最強のダイエット食品であると言っても過言ではありません。

納豆にオリーブオイルを加えてみる

かき混ぜた納豆にスプーン1杯のオリーブオイルを落とし、かき混ぜて、お好みの量のお醤油を入れるだけの簡単オリーブオイル入り納豆です。意外とおいしいと話題にもなっています。

オリーブオイルはオレイン酸やビタミンE、ポリフェノールを豊富に含んでいます。特にオレイン酸には整腸作用があり、便秘解消にオリーブオイルを活用している人もいたりします。納豆にもオリーブオイルと同様に整腸作用があります。

オリーブオイルと納豆が組み合わさるとお互いの整腸作用効果が倍増されるといわれています。ダイエットに便秘は大敵です。便秘を解消し、腸内環境が整うことで、ダイエットの効果が表れるでしょう。

納豆に大根おろしを加えてみる

文字通り、納豆に大根おろしを加えたものです。大根おろしには酵素が多いことが知られています。酵素とは、我々の体内で消化吸収や代謝などが行われる際に必要となる物質です。酵素不足は代謝を低下させるので、エネルギーが消費されにくい身体になってしまいます。代謝促進のためにも大根おろし納豆は有効です。

酵素は生の野菜や発酵食品に多く含まれています。納豆も発酵食品であるため酵素が含まれています。納豆の酵素と大根おろしの酵素とが組み合わさることで、2倍の酵素効果が期待できるでしょう。

大根おろしを加えるときの注意点としては、大根おろしはおろしたてのものを使うということです。大根おろしにはビタミンCが豊富に含まれていますが、おろしてからすぐにビタミンCが壊れ始めます。おろしたての新鮮なものを使うようにしましょう。

納豆ダイエットの注意点

過剰な「大豆イソフラボン」はホルモンバランスを崩す

大豆に含まれている「大豆イソフラボン」の健康効果や美肌効果は今まで述べてきました。そして、女性ホルモンの働きと似ていることから、「大豆イソフラボン」は身体へ直接作用します。こういう理由で、月経前症候群の症状の軽減や更年期障害の改善といった女性特有の身体不調も改善するという喜ばしい作用があるのです。

しかし、身体への作用が大きいということは、「大豆イソフラボン」を過剰摂取した場合には身体へそれなりの影響があるということです。特に気を付ける必要性があるのは閉経前の女性です。

「大豆イソフラボン」が過剰に体内に入ってくると「エストロゲン」が大量に出ていると身体は勘違いをしてしまいます。その結果、月経が不順になったり、月経前症候群の症状が重くなったりします。

過剰な「プリン体」は痛風や尿路結石の原因となる

プリン体とは食品に含まれる成分で食品が美味しいと感じるうまみ成分でもあります。プリン体は人間にとってはエネルギー源のひとつでもあるので、人が生きていく上では必要不可欠な物質なのです。このプリン体は納豆にも含まれています。

健康を害すほどの量ではないので安心して摂取して問題ありません。とはいえ、やはり食べすぎは禁物です。プリン体に関しては、食品として外部から摂取する以外にも、体内で日々作られています。健康な人であれば、尿酸という物質になって尿などと一緒に排出されます。

万が一、尿酸が多すぎたり、うまく排出できない場合は痛風や尿路結石の原因となるのです。他にも腎機能障害やメタボリックシンドローム、動脈硬化になるリスクが出てきます。

過剰な「セレン」摂取の摂取は健康被害がおきることもある

納豆に含まれているエレンは亜鉛などと同様に必須ミネラルのひとつです。別名セレニウムともいいます。セレンは抗酸化作用が非常に高く、ビタミンEが与える効果よりもはるかに大きな効果を与えることが知られています。育毛や健康には必要不可欠な栄養素なのです。

しかし、このエレンは普段食べているさまざまな食べ物に含まれているので、基本的な日常生活を送っていれさえすればほとんど不足することのない栄養素。適量摂取であれば育毛や健康維持に作用しますが、過剰摂取になると、脱毛や神経障害、心筋梗塞といった身体への毒性が強くなってくるので注意が必要です。

納豆ダイエットは適量範囲で行って効果を体感しよう

  • 納豆はダイエットに効果的である
  • 納豆はさまざまなアレンジに向いた食材である
  • 納豆の食べ過ぎにより体調を崩すこともある

納豆にはダイエットに効果的な成分がいくつか含まれています。しかし、いくら身体によいものでも過剰摂取はかえって健康を害すこともあります。過度の摂取はくれぐれも控えましょう。

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