公開日:2017/12/04
乾燥するほどニキビが増える…カサつき肌とニキビの関係とは?
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「ニキビができやすい=脂性肌」とイメージをする方も多いと思いますが、実は乾燥肌でもニキビができることがあります。
一体なぜ、カサつく乾燥肌にニキビができてしまうのか、乾燥ニキビを防ぐためのスキンケア方法と一緒にチェックしましょう。
ニキビができる原因をもう一度おさらいしよう!
そもそもニキビは、皮脂や汚れが毛穴に溜まって詰まり、アクネ菌が繁殖して炎症を起こすことが原因となります。
皮脂が原因でニキビができるのなら、なぜ皮脂の少ない乾燥肌でもニキビができてしまうのでしょうか。次に、乾燥肌とニキビの関係についてチェックしてみましょう。
乾燥肌の特徴とニキビとの関係
一見、無関係にも思える乾燥肌とニキビですが、実は深いつながりがあります。
肌は乾燥状態に陥るとバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。するとさまざまな肌トラブルが起こるようになるため、これを自らで阻止しようと肌は皮脂を過剰に分泌します。これ以上、肌のうるおいが失われないようにと皮脂を多く出し、肌を守ろうとするのです。
しかし、乾燥状態の肌は毛穴が小さく細くなっています。小さい毛穴から過剰な皮脂が分泌されれば、詰まりやすくなるのは当然のこと。詰まりを起こした毛穴にはアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしてニキビができてしまうのです。
つまり、乾燥肌にできるニキビも脂性肌にできるニキビと同様で、皮脂のつまりが原因なのです。
乾燥ニキビに悩まされる前に
乾燥肌にできるニキビの原因の大本は、肌の乾燥です。肌のバリア機能を保ち、皮脂の過剰分泌を抑えるためには、日頃の洗顔や保湿ケアが重要になります。
まずは洗顔ですが、手のひらいっぱいに洗顔料の泡が広がるようしっかりと泡立てましょう。その泡を潰さないように注意しながら肌にのせ、擦らないように洗うのがポイントです。すすぐ際は、熱いお湯ではなく人肌程度のぬるま湯を使用してください。お湯の温度が高いほど肌に必要な皮脂までをも洗い流し、乾燥を進ませるため注意が必要です。
次に、化粧水で水分を与えます。肌へのなじみ方をアップさせるためにも、一度手のひらに化粧水を出したあと、両手を重ねて温めるのがポイントです。額や頬などの広い部分からなじませ、目元や口元などの細かい部分もしっかりとケアしましょう。肌なじみをより上げたいときには、ハンドプレスを取り入れるのがおすすめです。じっくりと時間をかけてハンドプレスを行い、水分を行き届かせましょう。
化粧水での水分チャージが終わったら、乳液やクリームでフタをします。このとき肌に摩擦が加わらないよう注意し、やさしいタッチでなじませるのがポイントです。
ニキビを防ぐためには保湿ケアにも注意点が!?
乾燥を防ぐために保湿ケアは大切ですが、普段のスキンケアで油分が多いクリームなどの使用を続けるのは乾燥ニキビを悪化させてしまう可能性があります。
過剰に油分を与えると、肌が自ら皮脂膜を作る働きを弱めてしまう恐れがあるのです。
油分を多く与えすぎてもかえって逆効果になることを理解し、しっかりと水分を与えることを意識しましょう。乳液やクリームなどの使用量は、肌の状態を見ながら決めていくのが上手な保湿ケアのコツです。
皮脂の過剰分泌が減ると、ニキビができにくくなるのはもちろん、毛穴が目立ちにくくなって肌に透明感が出てくるなど、美しさをキープしたい女性にとってメリットがたくさんあります。
乾燥肌の方は皮脂対策に油断をしがちですが、乾燥が原因で皮脂が過剰分泌することをしっかりと意識しておくことが大切です。
日々の丁寧な洗顔と保湿ケアをしっかりと行って肌の乾燥の原因を取り除き、ニキビができにくい肌を目指しましょう。