公開日:2017/06/26 

憧れの美まつ毛を手に入れよう!今日から始めるまつ毛ケア

目元は顔の印象にとても大きな影響を与えます。そのためアイメイクに力を入れている方も非常に多いことでしょう。そこで気になってくるのが日常的なまつ毛のお手入れについてです。重点的にメイクをするからこそ正しくケアしてあげることが重要になってきます。

間違ったお手入れやメイク落としを続けていると、トラブルの原因にもなりかねません。まつ毛を守り、さらに美しいまつ毛を手に入れるために改めて自分のまつ毛を見直してみましょう。

まつ毛トラブルの原因とそれによって引き起こされる病気

そもそもまつ毛って何のためにあるの?

まつ毛についてお話させていただくにあたってまず触れておきたいのが、そもそもまつ毛は何の為にあるのかということです。まつ毛は「美しさ」の象徴の一つとされています。しかし、「美しさ」の他にまつ毛には人間にとって、いや多くの動物にとってとても重要な役割があります。

それは「眼球を守る」ということです。まつ毛は目に異物が入らないようにすると同時に、目に異物が入った事を素早く感知するという役割もあるため、とても敏感にできています。まつ毛は敏感ゆえに刺激にはとても弱いものなのです。

まずはまつ毛がとてもデリケートなものだという事をよく頭に入れておいてください。また、まつ毛の生え変わる周期は4~8週間といわれています。まつ毛が抜けたりするとその周期で生え変わります。

まつ毛が抜ける原因

まつ毛が抜けてしまう最大の原因の一つと言えるのが、間違ったメイクの落とし方にあります。濃いアイメイクはなかなか落ちにくいものです。そのため、しっかりメイクを落そうとクレンジングの際にゴシゴシと力任せに擦ってしまう方もいるようですが、皮膚の薄い目元はとてもデリケートです。

過度な刺激を与えるとまつ毛が抜ける原因になってしまいます。また、濃いメイクを落とす際にポイントメイク専用のリムーバーを使用しない方もいらっしゃるようですが、そうすると、濃いマスカラなどは落ちにくく目元を擦って落とさなければならなくなりますし、完全にメイクを落とせずにメイクが残ったままになってしまうと、まつ毛トラブルの原因になってしまいます。

また、まつ毛美容液の使用にも注意が必要です。正しく使えばまつ毛の生え変わる周期を短縮したり、ハリのあるまつ毛にしたりといった効果が期待できるまつ毛美容液ですが、誤った使い方をするとまつ毛トラブルの原因にもなりかねません。より高い効果を得る為にも正しく使用していきましょう。

まつ毛トラブルが引き起こす病気

まつ毛のトラブルが引き起こす病気として代表的なものには、結膜炎・眼瞼炎(がんけんえん)といったものがあります。

  • 結膜炎

「結膜」とは白目の表面とまぶたの裏を覆っている薄い膜のことです。この結膜がウィルスに感染したり、異物が入ったりして炎症を起こした状態を「結膜炎」と呼びます。目が常に充血していたり、目やにが多量に出たりします。

まつ毛が減ると、目に異物やウィルスが侵入しやすくなってしまいます。もちろん結膜炎を引き起こす原因はまつ毛のトラブルだけではありませんが、まつ毛トラブルは結膜炎の大きな原因の一つです。

  • 眼瞼炎(がんけんえん)

眼瞼炎とは、瞼に起こる炎症の総称です。過度なまつ毛メイクやまつ毛パーマは、眼瞼炎の原因になるとされています。まぶたに赤い腫れや湿疹が現れたりします。痒みや痛みを伴う場合も多くみられます。

また、進行すると、まつ毛が根幹から抜け落ちてしまいまつ毛が減っていきます。そうすると、結膜炎を併発する原因にもなってしまいます。まつ毛や目元への過度な刺激は極力避けるようにしましょう。

  • まつ毛貧毛症

あまりにもまつ毛が「抜ける」「少ない」「細い」方は「まつ毛貧毛症」かもしれません。まつ毛貧毛症には様々な原因がありますが、これは病気ですのできちんと医師に相談しましょう。

まつ毛に負担をかけにくいメイクとケア

トラブルを防ぐためのメイク

まつ毛に負担をかけないためには、当然アイメイクをしないのが一番です。しかし、日常生活の中で、特に女性は全くアイメイクをしないというのはなかなか無理のある話だと思います。そこで、なるべくまつ毛や目元に負担をかけないメイクを心がけていきましょう。

まずは、一番目元に負担のかかる「まつ毛パーマ」や「まつ毛エクステ」は極力避けて、マスカラを活用するようにしましょう。また、厚塗りせずにサッと塗る程度にしましょう。濃いアイメイクは特別な時だけといったように、なるべく厚塗りする頻度を減らしていきましょう。

ビューラーやホットビューラーを使用する際には十分に注意しましょう。ビューラーのゴムは傷んできたらきちんと交換するようにしましょう。ホットビューラーを使用する頻度が高いと、まつ毛の水分を奪って抜け毛の原因にもなってしまいます。そして、どちらも使用する際には清潔なものを使用するようにしましょう。

まつ毛に負担をかけにくいメイク落とし

まつ毛になるべく負担をかけないようにするには、なるべく刺激を与えないように心がけることが大切です。まつ毛に一番刺激を与えがちなのがクレンジングです。そこで、今一度メイク落としの方法を見直してみましょう。

アイメイクは、ほかの部分に比べて濃くなりがちですよね。そのため通常のメイク落としでは落ちにくい場合が多いです。そして、目元にメイクが残っていると、トラブルや色素が沈着してしまう原因になります。なるべく刺激を与えずにしっかり落とすことが重要です。

アイメイクを落とす際には専用のリムーバーを使うようにしましょう。また、ゴシゴシ擦ったりせずに優しく落としましょう。コットンなどにリムーバーを染み込ませ、メイクが濃い部分に少しの間置いておくと、メイクが浮いて落としやすくなります。刺激を与えず優しく清潔にしておくことを心がけましょう。

まつ毛美容液を正しく使う

用法・用量を守って正しくまつ毛美容液を使う事は、まつ毛の保護にとても有効です。まつ毛美容液には、まつ毛を太く強く健康に保つための成分が含まれています。また、まつ毛が生え変わる周期を短縮したり、抜け毛を減らす効果も期待できます。

メイクによるダメージを和らげる効果もあるため、より健康なまつ毛を保つのにとても有効と言えます。しかし、用量を守らずに使用したりすると逆効果になってしまう事もあります。何事も、過ぎたるは猶及ばざるが如しということですね。

まつ毛を伸ばそう

何故まつ毛は短くなるのか?

まつ毛が短くなる最大の原因は、メイク残りをなくそうとゴシゴシ擦ってしまう事にあります。まつ毛が皮下に埋っている部分は、約2mmしかありません。

まつ毛はとても脱毛しやすいものです。刺激が強いと、新しいまつ毛が伸びる前にまた抜けてしまうという事を繰り返してしまいます。そうすると、まつ毛はどんどん短くなっていってしまうのです。

まつ毛のマッサージ

まつ毛を伸ばすには、瞼の血行促進と保湿が欠かせません。血行促進のためにはマッサージがとても有効です。自分でできる簡単な目元のマッサージをご紹介します。

  • 目の上

まずは、親指で眉毛の下の骨に沿って内側から外側へむかってゆっくり押していきます。痛いと効いてる感じがするという方も多いようですが、あまり力を入れすぎずに優しくマッサージしていきましょう。

  • こめかみ

人差し指と中指の2本を使いこめかみを優しく押します。そこから徐々に下に下がっていき、耳の横から下を通って、首筋から鎖骨の方へ流していくイメージでマッサージしていきます。この時も力を入れすぎないようにしましょう。

  • 目の下

目の下にある骨に沿って、内側から外側へ移動しながらやさしく押していきます。目の下はとても敏感な部分ですので強い刺激は避けましょう。

マッサージによって逆にトラブルを引き起こしては元も子もありません。適切な力加減でマッサージしていきましょう。ホットタオルなどで目元を温めてからマッサージをすると、より血行促進の効果が期待できます。

まつ毛を伸ばすための栄養素

「これを食べればまつ毛にいい」といったまつ毛に直接効果がある食品というのは残念ながらありません。しかし、まつ毛も「毛」の一種ですから、育毛に効果的という栄養素を摂ることによって、まつ毛の生育にもつながると言えます。育毛に効果的な栄養素と食品をいくつかご紹介させていただきます。

  • L-シスチン

L‐シスチンに含まれるイオウは、皮膚や体毛や爪を形成するのに必要なタンパク質を作るのに重要な役割を果たしているといわれています。L‐シスチンを含む食品には、牛肉、羊肉、牛乳、鮭、小麦粉などがあります。

  • メチオニン

メチオニンは必須アミノ酸の1つです。体毛を構成するタンパク質はほとんど「ケラチン」です。ケラチンは18種類のアミノ酸で形成されているのですが、その大部分がシスチンというアミノ酸です。

そして、そのシスチンを生成するのに必要なのがメチオニンです。メチオニンを多く含む食品には、鶏肉、牛肉、羊肉、マグロ、かつお、牛乳、豆腐、ナッツ類などがあります。

  • ビオチン

ビオチンが不足すると、アミノ酸からタンパク質をつくることができなくなってしまいます。タンパク質を主成分とする体毛や皮膚の形成も困難になってしまいます。ビオチンを多く含む食品には、牛レバー、魚介類、ヨーグルト、大豆、卵、ほうれん草などがあります。

  • 亜鉛

亜鉛はミネラルの一種です。毛の主成分であるタンパク質の合成を補助したり、代謝を促進したり、皮膚や毛が生え変わるのを助ける働きをします。亜鉛が多く含まれる食品には、生牡蠣、カニ、豚レバー、牛乳、納豆などがあります。

  • ポリアミン

ポリアミンは新陳代謝においてとても重要な役割を担っています。ポリアミンが不足すると老化が進行しやすくなるといわれています。ポリアミンが多く含まれる食品には、大豆発酵食品、チーズ、きのこ類、鶏肉などがあります。

美まつ毛を手に入れるために

いかがでしたでしょうか。美しい目元を手に入れるためには日常的に正しいケアをしていくことが重要です。

  1. 必要以上に過度なアイメイクはなるべく控えるようにしましょう。
  2. 正しいメイク落としを心がけ、目元に刺激を与えすぎないようにしましょう。
  3. マッサージなどで瞼の血行促進をはかりましょう。
  4. 体毛の生育に必要な栄養素を積極的に摂取していきましょう。

日常的なケアや食生活にも目を向けて、美しい目元を手に入れましょう。目元が変わると顔の印象もガラリと変わります。そこには昨日までとは違う新しい世界が待っているかもしれませんよ。

今回も読んで頂いてありがとうございました。

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Editor's Information

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mion(みおん)
モデル。
アパレルECサイトの商品着用モデルをメインにスチールや映像など幅広く活動中。
仕事柄、美容やダイエットに関心が高く、役に立つ情報を収集する事が趣味。
日々の生活の中で心に響く美容記事を発信していきます。


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