公開日:2017/05/26
朝食が必要な理由は?健康と美しさをもたらす朝ごはん
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あなたは毎日、朝食を食べていますか。朝食は、1日をはじめる活力源になるだけではなく、生活リズムを整え、ダイエットにも影響する基礎代謝とも深く関わっています。朝食が必要な理由を知ることで、あなたの朝食についての見方が変わるかもしれませんよ!
朝食を抜くとどんな影響があるの?
あなたは毎日朝食を食べていますか
1日のエネルギー源となる朝食。近年では、老若男女を問わず、朝食を食べない方が増えています。ライフスタイルが多様化する中、朝食を食べない方の理由もさまざまです。
夜型の生活を送っていて、朝はなかなか起きられないという方や、身支度で忙しく、朝食にまで手が回らないという方。朝は食欲が沸かないという方や、ダイエットで食事制限をしている方もいらっしゃることでしょう。
一方で誰しも、朝食が私たちの生活に与える影響を耳にしたことがあるのではないでしょうか。健康に関心の高い方ほど、きちんと朝食を取りたいと思っている方も多いはずです。今回は、朝食が私たちの生活に必要な理由をご紹介します。
午前中に力を発揮できない原因のひとつ
朝食が果たす役割のひとつは、脳や内臓が十分に動いていない状態の体に、エネルギーを送り込むことです。人の体は、夜寝ているときもエネルギーを消費しています。そのため朝起きたときは基本的に、エネルギーが不足した状態にあります。
本来、眠っている最中に下がった体温は朝食を取ることで上がります。しかし朝食を抜くことで、体温は上昇するきっかけを失ってしまいます。体温が上がり切らず、エネルギーが巡らない状態で活動をはじめると、午前中から体のだるさや疲れ、頭がぼんやりとするのを感じることにもつながるのです。
朝食を抜くことは、1日に必要な栄養素を摂る機会も減ります。加えて胃腸に適度な刺激を与えられず、排便リズムが整わなくなる側面もあるのです。
ダイエットと密接した基礎代謝にも影響
ダイエットに関心がある方の中には、体の基礎代謝を上げたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。基礎代謝とは、生命機能を維持するために体が必要とするエネルギーのこと。
運動をしていないときの消費エネルギーが増えれば、太りにくくやせやすい体へと近づきます。その基礎代謝を上げるためのポイントが体温です。体温が上がると、基礎代謝で消費するエネルギーが増加することにつながります。
寝ている間に下がった体温を上げる方法のひとつが、朝食を食べることです。朝食を食べることで、朝から体温も上昇しやすく、結果として、代謝のよい体作りの助けにもなります。ダイエットで食事制限しているという方は、ぜひ基礎代謝の面からも、朝食を食べることを考えてみてくださいね。
押さえておきたい!朝食が必要な理由
起き抜けの頭と体を動かすエネルギー源に
朝は、頭がすっきりとせず、体もあまり動かないという方も多いのではないでしょうか。そんなときにも朝食は、頭と体を動かす原動力となります。
脳は、エネルギー源となる栄養素がブドウ糖のみに限られます。ブドウ糖は眠っている間も消費されているため、朝起きたときにはすでに不足気味という傾向があります。脳のエネルギー源となるブドウ糖を摂取するためにも、朝食が必要となるのです。
体の中で分解され、ブドウ糖になる炭水化物は、朝食の定番であるご飯やパンに豊富に含まれています。炭水化物は脳だけでなく、体を動かす時にも必要な栄養素でもあるのです。朝から集中力を発揮したいときや、アクティブに動きたいときほど、活力源となる栄養素が豊富に含まれた朝食をとるように、心がけてみませんか。
健やかな体に必要な生活リズムが整う
体には本来、25時間周期で刻む体内時計が備わっています。この体内時計が崩れることで、不眠が起こりやすくなり、血圧やホルモン分泌、消化器官などを司る自律神経が不調に陥ることもあります。結果として、さまざまな体の変調や新陳代謝の低下を招きやすくなるのです。
夜型の生活や過度なストレスを浴び続けることで、ずれてしまいがちな体内時計を正常に保つため、有効な方法のひとつが朝食です。朝起きてごはんを食べ、昼に太陽の光を浴びることは、体内時計を戻す助けとなります。体にとって心地よい体内リズムと生活習慣が整えば、毎日をより健康的でパワフルに過ごせることでしょう。朝食はそのためにも必要なのです。
基礎代謝を高め太りづらい身体へ
脂肪が燃焼しやすい体は、ダイエッターのみならず、健康と美容に関心の高い方にとって理想の姿ですよね。そのためにも体の基礎代謝を高めることが大切です。基礎代謝を上昇させることと密接な関係を持つのが、体温です。朝食を食べることは体温を高めるきっかけにもなり、太りづらくやせやすい体作りにもつながります。
朝食をきちんと食べる習慣がつくことで、朝から体温と基礎代謝が高まった状態が整うようになります。午前中からよいコンディションで活動できるようになれば、ダイエットだけでなく、仕事や家事、勉強などの効率も上がり、生活にもよい影響を及ぼすことでしょう。健やかで美しい体を目指す方にとっても、朝食は心強い味方となるはずです。
長く続けるために!どんな朝食がおすすめ?
まずは簡単に食べられるものから
朝食を食べる習慣をつけようと思っても、何を食べたらよいか迷うという方も多いのではないでしょうか。朝は1日の中でも特に忙しい時間帯です。献立を何品も作るのが難しい、食欲が沸かないという方は、ジュースや牛乳などのドリンク1杯を飲むことからはじめてみませんか。
朝おなかに何かを入れる習慣がついたら、次はヨーグルトやフルーツ、サラダなど、手のかからない食べ物を試してみるとよいでしょう。最初から栄養バランスがとれた朝食をしっかりと食べようとすれば、それがプレッシャーとなり、かえって長続きしないということもあり得ます。簡単なものから、少しずつ食べる量や品数を増やすようにしてみてはいかがでしょうか。
炭水化物とタンパク質に副菜をプラス
朝食を取る習慣がつき、朝の時間帯に余裕が出てきたら、少しずつ栄養バランスにも気を配るようにしてみましょう。
まずは炭水化物とタンパク質を軸にメニュー作りをしてみることをおすすめします。と言っても難しく考えることはなく、炭水化物が主成分のご飯やパンに、肉や魚、牛乳などのタンパク質を含む食品を添えるだけです。午前中の活動に必要な栄養素を効率的に摂取できます。
ビタミンやミネラルもできるだけ摂取できるよう、副菜として野菜料理などもプラスできるとさらによいでしょう。野菜ジュースやサプリメントなどを利用してみるのもいいですね。
心と時間に無理がない余裕のある朝食を
さらに、心と時間に余裕ができたら、ゆっくりと朝食を食べる習慣をつけてみませんか。詰め込むようにして食べるのではなく、よく噛んで味わえば、消化も良くなり、食べ過ぎることも減ることでしょう。
朝食をより充実したものにするために、ご家族やパートナーと食卓を囲むのもおすすめです。お食事だけでなく、会話も一緒に楽しめれば素敵ですね。朝食を食べる習慣は、できるだけ長く続けることが重要です。
そのためにも無理をしないことが肝要。朝、調理をするのが難しいと感じるときには、前の晩に下準備をしておくという方法もあります。冷凍保存していたものや、市販のお惣菜もうまく活用してみてください。
健康と美しさを保つために朝食の習慣を
- 朝はなんとなく調子が上がらない、体がだるいというときは、朝食を食べよう
- 朝食は基礎代謝の高い体作りの助けとなり、生活リズムを整える役割も果たす
- 朝食を食べる習慣をつけることが大切。できるところから、長く続けよう
あなたは毎日、朝食を食べていますか。朝食は、1日をはじめる活力源になるだけではなく、生活リズムを整え、ダイエットにも影響する基礎代謝とも深く関わっています。