公開日:2017/11/07 

生理中は何を食べたらいい?生理痛を和らげる食べ物とは

つらい生理痛を改善できる食べ物・飲み物を大特集!つらい時こそ食べたいお助けフードから毎日摂りたいあの食材まで、生理痛に効く食べ物をまとめて紹介。大事な栄養やNGな食べ物など、生理中に気をつけるべき食べ物がわかる特集ページはこちら。

生理痛を緩和させる食事のポイント

毎月のつら~い生理痛。実は、改善するには食事も大きなポイント。生理痛を緩和・予防するには何を食べたらよいのでしょうか?

毎月のつらい生理痛を改善させる食事のポイントは大きく分けて2つあります。そもそも、痛みの犯人は黄体ホルモンから作られるプロスタグランジンE2という成分。子宮の収縮を促すもので、その分泌が多かったりめぐりが滞ったりするとあの強い痛みを引き起こします。そのため、生理痛対策にはまずは「ホルモンのバランスを整える」「身体を温め、めぐりをよくする」食べ物を摂るのが重要です。

ホルモンバランスに働きかけるもの

  • 豆乳
  • 豆乳は生理痛に効果があるとされていますが、その秘密は豆乳の中にあるイソフラボン。イソフラボンは大豆などに含まれている成分で女性ホルモンを安定化させる効果があります。ただし、飲み過ぎるとかえって悪化させてしまう可能性もあるので、摂取量に気をつけて摂るようにしましょう。

  • アーモンド
  • アーモンドは生理痛を和らげる食べ物の代表格です。というのも、アーモンドは下半身の血流を良くし、女性ホルモンの乱れを抑制し、活性酸素も抑えるビタミンEが豊富な食材。そのため、生理痛の緩和に大きな効果を発揮してくれます。また、特に女性の悩みであるPMSの緩和にも大きな働きをしてくれるのも魅力です。

  • 魚類
  • 魚類豊富なビタミンB群をはじめとして、アミノ酸やEPAなども豊富に含まれているため、生理痛に効果があるだけでなく、血液のドロドロを解消して血流を安定化させてくれるなどの効果があります。摂取するのであればカツオなどの赤身の魚の方が生理痛の緩和に効果があるためオススメです。

めぐりを改善するもの

  • 白湯
  • 生理痛を改善していくのであれば、まずは体を温めることが重要になります。生理痛の方は朝起きるのが辛い、という方が非常に多いのですが、これは体が冷たくなっているのが原因というケースがほとんどです。50度から60度ほどの白湯を寝起きに、ゆっくり時間を掛けて飲むことによって血流を安定化させ、冷えを改善してくれます。

  • グレープフルーツ
  • グレープフルーツは極めて豊富なビタミン群やクエン酸を含んでいるので、生理痛の改善だけでなく、ストレスの解消やめぐりの促進などにも効果があります。また、生理前に食べておく事によって、生理痛をあらかじめ予防してくれる効果も。生理中にかぎらず、普段から取り入れるのもオススメです。

  • ルイボスティー
  • ルイボスティーは生理痛に効くといわれていますが、その効果はSODと呼ばれる抗酸化成分のおかげ。SODは、生理痛の原因となる活性酸素の過剰分泌を抑えてくれる事で有名です。活性酸素は体に必要不可欠な物質ですが、過剰に生成されてしまうと、酷い生理痛の原因にもなります。SODはそういった増えすぎた余分な活性酸素を除去、新陳代謝を促し、血流を安定化させてくれます。

POINT!イチオシは生姜
手軽に取り入れられる食べ物としてのイチオシは生姜。身体を温める効果はもちろん、生姜に含まれる成分が生理痛の原因となるプロスタグランジンE2をおさえて痛みを緩和してくれます。

オススメは温かい飲み物やスープにプラスする方法。痛みを抑えるショウガオールという成分は生姜を乾燥させたり、熱を加えることで作られます。

乾燥しょうがなどを用意しておけば、仕上げにぱぱっと入れるだけで生理痛対策フードに大変身です。

生理痛予防に摂りたい栄養素

さらに、生理痛の強さは栄養不足とも関係しています。ミネラルやビタミン、鉄分の不足が不調の原因ということも。今度は栄養素の中から、生理痛に効くものをピックアップしました。

  • 鉄分
  • 生理痛が酷い場合には鉄分が不足しがちである可能性があります。鉄分は生理痛の原因でもある、血液の循環を大きく改善し、生理痛をさらに悪化させる原因にもなる子宮内膜症を抑制して、経血量が増えすぎるのを防いでくれます。

  • マグネシウム・カルシウム
  • マグネシウムはミネラルの一種であり、骨を形成するうえでも欠かせない物質といえます。生理痛の場合には筋肉が緊張してしまい、頭痛などを招いてしまう場合が多いのですが、マグネシウムはこうした筋肉の緊張をほぐして血管を拡張し、血流を安定化させる事によって生理痛がもたらす頭痛を抑制してくれます。また、集中力の低下や鬱なども改善してくれるので、生理痛の女性にとって特に頼もしい物質といえます。

    ただし、マグネシウムだけを摂取して血管を拡張され続けると逆に頭痛が悪化する場合も。そこで活躍するのがカルシウムです。拡張し過ぎた血管を収縮させて、生理痛によって招いてしまう頭痛を抑制してくれる働きをもたらします。逆にカルシウムだけを摂取していると、今度は収縮され過ぎて頭痛の原因にもなるため、マグネシウムと合わせて摂りましょう。

  • ビタミンE
  • ビタミンEは女性の中でも極めて重要なビタミンであり、乱れている女性ホルモンのバランスを調整して、生理痛を大きく軽減してくれます。また、細くなっている血管を拡張する事によって、血液の流れを良くし、美肌や女性らしさを維持するのにも役立つビタミンであるため、生理痛の時に関わらず、普段から摂取しておきたいビタミンです。

逆効果!生理痛に悪い食べ物はコレ

体を冷やすもの コーヒー・白砂糖
バナナなどの南国系フルーツ
プロスタグランジンを増やすもの チーズ・ヨーグルトといった乳製品
収縮作用のあるもの チョコレート

逆に生理痛を悪化させてしまうものとしては「体を冷やすもの」「プロスタグランジンを増やすもの」「収縮作用のあるもの」があります。とくに注意したいのが、チョコレートやお砂糖、そしてカフェイン。生理前は甘いものが食べたいという方や、だるさを乗り切るためにカフェインを摂る方も多いと思いますが、実は生理痛には逆効果。生理中はもちろん、できれば生理前から控えておきたい食品のひとつなのです。

それでも、甘いものを断つのはかなり辛いもの。そんな時は、使うお砂糖を白砂糖からはちみつやメープルシロップ、黒砂糖などのミネラルを含むものに変えるだけでも効果的です。普段はコーヒー・紅茶派の方も、生理中は温かいハーブティなどにはちみつを加えて飲むのがオススメです。

ちょっとの配慮で生理を快適に

食事が生理痛の原因だったという方は意外と多いもの。いつもより食べ物に少し気をつけることで、痛みが軽くなることもあります。料理するときはもちろん、コンビニご飯や外食でも、できるだけ身体にいいものを摂りたいですね。どうしてもバランスよく栄養を摂るのが難しい場合は、サプリメントなどに頼るのも一つの手です。足りない栄養に覚えがある人は積極的に利用してみましょう。
(PMS対策サプリの詳細はコチラ:PMS対策110番!あなたの生理前症状を変えるサプリ特集)

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