公開日:2017/05/25
正月太り解消ダイエット!知って得する太りにくい体を作る習慣
シェア
ツイート
はてブ- お気に入り60
正月休みのわずかな期間なのに「体重が2~3㎏も増えている!」といった経験はありませんか?いわゆる『正月太り』ですが、すべてが脂肪になったわけではありません。
正月太りのメカニズムを知っておけば、太りにくい体作りのコツも身に付けられます。
正月太りの原因を知って解消ダイエット実践
結論から言うと、正月太りの正体は『むくみ』です。
お正月という短い期間で体重が増えたのは体重計の数値のみで、その時点では『まだ』全部が脂肪にはなっていません。正月太りのむくみを引き起こす、原因を見ていきましょう。
おせち料理は塩分高め?
むくみとは本来、汗や尿として排出されるべき、いらない水分が体の中にとどまっている状態のことです。
正月料理の定番であるおせち料理は、長く保存できるようにと『塩分が濃いおかず』がたくさん入っています。
また、正月は飲酒をする機会も多いですが、お酒とともに楽しむ『おつまみ』も塩分が多いものがほとんどです。
塩分の多い食事をするとおのずと水分を多く摂りたくなります。その水分が排出しきれずに体の中にとどまっていると『むくみ』につながるのです。
冷えと運動不足
正月は、つい家でゴロゴロしてしまい運動不足になりがちです。体の血液循環が悪くなり、水分とともに老廃物もため込むため、冷えやすくなります。
体が冷えると、脂肪は効率よく燃焼されません。それどころか、冷えから守ろうと脂肪をため込もうとします。
そもそも正月の時期が冬で、外気温的にも冷えやすい環境にあることもむくみの原因です。服装で工夫して冷えないように気を付けるほか、普段から体を温める食材を食べたり、温かい飲み物を選ぶようにしましょう。
正月太り解消ダイエットで落ちるのは脂肪?
正月太りを解消するために、「たくさん食べたせいだから食事を制限しよう」と考える人もいるでしょう。
しかし、正月太りの最大の原因は、体内に溜まった水分によるむくみです。そのため食事量だけを減らしてもあまり効果が出ないことが多いのです。
食べたらすぐに脂肪になる?
おせち料理にお酒におつまみ、運動不足ですっかり正月太りしてしまったと言っても、摂ったカロリーがいきなり脂肪になるわけではありません。実は食べたものが脂肪に変わるまでの時間は『約2週間』もかかります。
正月太りしたと気づいてから脂肪になるまでの間に、食事量の調整や運動をして帳尻を合わせれば、脂肪が体に溜まるのを防げるということです。
しかし、2週間かけてゆっくり…というのはあまり効率的とは言えません。早ければ早いほど調整の効果は出やすいです。
食べ過ぎた分を調整しようとなったら、『48時間以内』に食事内容を見直し、適度に運動も取り入れるようにしましょう。
増えた体重の内訳は?
お正月の飲み食い、運動不足で「2~3㎏太った!」というときの原因は『ほぼ水分』です。少なくとも脂肪に変わるまでの間はその可能性が高いでしょう。
体脂肪量や体脂肪率は正月前と同じなのに、水分量だけが増えている状態です。
余分な水分は食事でリセット
正月太り解消のためには、その増加した体重の内訳のほとんどを占める『水分』を体の外に排出することが大切です。
しかし、水分の摂取量を減らしたからといって、体内にとどまった水分が減っていくわけではありません。
カロリーを取り過ぎない、胃腸に負担のかかりにくいメニューを選ぶことはもちろん、体内の水分を出しやすくする作用のある『カリウム』を多く含んだ食品を意識して摂りましょう。もちろん同時に低カロリーのものを選ぶと、さらに効果的です。
カリウムを多く含む食品は納豆・ほうれん草・きのこ・海藻などです。カリウムの利尿作用で余分な水分を排出できます。塩分の多いインスタント食品や、体を冷やす食べ物は控えるようにしましょう。
正月太り解消のおすすめダイエット方法
正月太り解消のためには、手軽に行える方法で代謝を上げることをおすすめします。手軽に家で行えるものがほとんどなので、正月太りに気づいたら早めに対策を始めましょう。
足踏み運動
正月の時期は寒いため、外に出るのがつらいときも多いでしょう。そんなときは部屋のなかで手軽に行える『足踏み運動』をおすすめします。
やり方は簡単で、『その場で行進をするように足踏み』するだけです。両手は床と平行になるまで前後に振って、膝は直角になるまで上げてください。控えめな行進ではなく子どもが元気に行う行進のイメージです。
膝をしっかりと高く上げることで、カロリー消費量が変わってくるので、腹筋にしっかりと力を入れて50回を1セットとして足踏みしてください。慣れてきたら段差のある場所で行ったり、セット数を増やしたりして、負荷を上げましょう。
ウォーキング
外に出られるならウォーキングもおすすめです。足踏み運動同様、ウォーキングで消費されるカロリーはわずかではありますが、ウォーキングには多くの効果あります。
歩くことによって鍛えられる『ふくらはぎ』の筋肉を使うことは、基礎代謝のアップにつながるほか、外の空気や景色を見ながら進むことによって『自律神経』も整える働きがあると言われています。
歩くときは、よい姿勢を意識して、視線は遠くに置きます。手の振りにも注意してください。このときの手は前に振るときは小さめに、後ろに振るときは大きめにしましょう。20分は続けて歩くことが理想です。
お風呂に入ろう
普段、運動していない人でもできる運動を紹介してきましたが、正月太り解消のためには入浴もおすすめです。
みぞおちの下から浸かる『半身浴』や、出たり入ったりを繰り返す『文化湯』、湯冷めしにくく、むくみを緩和します。
入浴でリラックスしながら、体をポカポカに温めて正月太り解消に近づけます。お風呂にじっくり浸かることは代謝アップ、余分な水分排出のためにとても有効です。
正月太り解消ダイエットの必要ない体に
「正月太りは毎年のお約束…」と言っていると、それが蓄積されてやがて脂肪になります。
落ちていく代謝とともに、肥満のループにハマってしまいやすい時期が正月です。でも食べ方や飲み方に気を付ければ、そんな危険も回避できるかもしれません。
太りづらいおせちの食べ方
おせちの中にはさまざまな食材が入っているため、「どれから食べようか…」と考えるのも楽しみでしょう。しかし、『食べる順番』によっては、太りやすくなってしまうのです。
はじめに炭水化物を食べてしまうと、血糖値が急激に上昇し、糖質を脂肪に変える『インシュリン』が大量に分泌されてしまいます。はじめは、なますやタケノコの煮物など野菜類を使った『食物繊維』豊富なものから先に食べましょう。
次に魚や肉、数の子、かまぼこなどの『たんぱく質』を、最後に栗きんとんや伊達巻、ご飯ものなどの『糖質』を食べるようにしてください。血糖値の上昇が緩やかになるように、食べる順番を意識しましょう。
お酒とおつまみの選び方
お酒を飲むのならカロリーの少ないお酒を選びましょう。ビールや日本酒よりも焼酎やウイスキー、ブランデー、ウオッカなどの『蒸留酒』がおすすめです。不純物の少ない蒸留酒は二日酔いにもなりにくいというメリットもあります。
おつまみは、枝豆や赤身のお刺身、冷ややっこなど、『良質なたんぱく質がしっかりと入った低脂肪なもの』から先に食べましょう。
正月太り解消は正しいダイエット方法でトライ
「正月くらい思い切り食べよう」という時代ではなくなりました。年中食べたいものが手に入り、お酒も飲もうと思えば毎日でも飲める世の中です。
正月太りは一時的に起こるむくみが大きく関係しているとはいえ、放置していれば脂肪をため込む結果につながります。
食べ過ぎたら48時間以内に食事量を減らし、カロリーを減らす工夫をして、余分な水分を排出しましょう。もちろん、適度な運動を取り入れることも大切です。正月太りの原因を理解して、正しくダイエットしましょう。