公開日:2018/05/14
柿を食べてダイエット?柿の驚くべき効果とレシピを紹介
シェア
ツイート
はてブ- お気に入り97
秋ごろに旬を迎える柿には、豊富な栄養素が含まれており、実はダイエットにも適しています。
柿が体へ与える効果を理解して、柿ダイエットを始めてみませんか?簡単で美味しいレシピについてもご紹介します。
柿ダイエットの正しいやり方
柿ダイエットといっても、3食全て柿を食べるわけではありません。効率よくダイエットをするには正しい方法を知ることが大切です。次の2つから、自分が続けやすいと思う方法を選びましょう。
1食分を柿に置き換える
柿を食事の代わりに置き換えるダイエット方法です。その場合、3食ではなく1日のうちの1食を柿にしてください。
朝・昼・夕食のどれでも、自分が行いやすい時間で問題ないですが、おすすめは昼食か夕食を置き換えることです。
食前に柿を食べる
食事を柿に置き換えるのは、飢餓感が襲って来そうで続けられる自信がない…といった方は、食前に柿を食べましょう。
3食のどれか1食の前に食べるのでも良いですし、柿1つを食べるのはちょっと多いと感じる場合は、2等分や3等分にして、それぞれの食事前に食べてもOKです。
ダイエットに効果的な柿の効能
1食を柿に置き換えたり、食前に食べるだけで、本当にダイエット効果が期待できのでしょうか。ここからは柿が体に与える効果について解説します。
柿の持つ豊富な栄養素
柿に限らず、果物は代謝や分解に働く『酵素』を多く含んでいます。間食でお菓子を食べるよりも、果物を摂ったほうがよいと言われているのはそのためです。
さらに、柿には次のような栄養素が含まれています。それぞれの働きにも注目してください。
- ビタミンC:抗酸化作用、新陳代謝の促進
- ビタミンB1:糖質の代謝を助ける
- タンニン:脂肪やアルコールの分解、高血圧予防対策
- βカロテン:体内でビタミンAに変換、活性酸素の除去
- ペクチン:食物繊維の一種、腸内環境を整える
- カリウム:水分の排出。むくみ改善
柿がダイエットに向いている理由
柿の持つ豊富な栄養素は、ダイエットをサポートする働きをしてくれます。
- 体全体の代謝があがる
- 糖質が脂肪になって付くのを防ぐ
- 食物繊維が便通を促し、体内にため込んだ老廃物を排出する
このように体の巡りがよくなり、要らない水分や老廃物をデトックスしてくれることが、ダイエットのために柿を選ぶポイントになります。
柿ダイエット中の注意点
柿はとても体によい栄養素が含まれているだけでなく、ダイエットの強い味方です。しかし、食べるタイミングと量によっては、かえって逆効果になる場合もあります。柿ダイエットの注意点もチェックしておきましょう。
夜中に食べるのはNG
夜中にどうしてもお腹がすいてしまうことがあります。この場合、食べずに寝てしまうことがベストなのですが、ダイエットに向いている柿ならどうでしょうか?答えはNGです。柿も夜中に食べるべきではありません。
なぜなら柿は果物であり、糖質が多く含まれています。『食べてから眠るだけ』の夜中に柿を食べると、体内で脂肪に変わってしまいます。
柿に含まれるビタミンB1が持つ『糖質を脂肪になる前に代謝する能力』も追いつかないのです。
食べ過ぎないように気を付けよう
加工品やスナック菓子とは違い、自然の恵みによって生まれる果物である柿ですが、食べ過ぎには注意が必要です。柿を食べ過ぎることによって次のような弊害が起こります。
- タンニンの摂り過ぎになり、鉄分吸収を阻害される
- 糖質の取り過ぎで太る
- アレルギーのきっかけになる可能性がある(花粉症の原因のたんぱく質に似てる)
- カリウムを多く摂ることになり体を冷やしやすい
1日に1~2個ならば、タンニンもカリウムも体に必要な栄養素です。適量を食べるよう心がけましょう。
柿を使ったダイエットレシピ
柿をそのまま食べるのは美味しいですが、ダイエットとなると継続していく必要があるため、どうしても飽きる場合があります。
そんな時には、目線を変えてお菓子や料理に取り入れてみましょう。柿を使ったおすすめのダイエットレシピを紹介します。
デザート編
柿の持つペクチンの働きを利用して『柿のプリン』を作ります。
材料:柿3個、牛乳を柿の実の半分くらいの量
作り方:柿の葉を剥いて実を刻み、牛乳とともにフードプロセッサーにかけたものをカップなどに入れて冷蔵庫で冷やし固める。
これだけです!適当な器がないという人は柿の実をくりぬいて入れるとお洒落です。お砂糖も使わずにヘルシーなデザートのできあがりです。
おかず編
鉄分の豊富なほうれん草と組み合わせて『柿の白和え』を作ります。
材料:ほうれん草1束・柿1個・豆腐100g・味噌大さじ1・ピーナツバター大さじ1・白すりごま大さじ1
作り方:しっかりと水切りをした豆腐に味噌やピーナツバター、すりごまを混ぜペースト状にする。ほうれん草は茹でて水気を絞ってから切り、冷ましておく。
柿も同じくらいの大きさに切る。材料をすべて混ぜ合わせ、仕上げにもすりごまをふりかける。
ピーナツバターは砂糖に置き換えても作ることができます。
柿の葉にもダイエット効果あり?
柿は果実の部分を食べたことはあっても、その葉については捨てているだけという人がほとんどでしょう。実は、柿の葉は実よりも豊富な栄養素やダイエットに有効な成分が詰まっており、お茶として古くから飲用されています。
柿の葉茶を飲んでダイエット
柿の葉をお茶にして飲むことによって、柿を食べること以上にダイエットに役立つのです。
- ビタミンCの含有量が圧倒的:熱を加えても壊れないプロビタミンC。代謝がUP
- タンニンが豊富:余分な脂肪分解する
大きな違いはこの2つです。どちらも柿の果実に含まれているものの、プロビタミンCは柿の葉茶のみで、緑茶やレモンの約20倍ものビタミンC量です。1日1~2杯を目安に飲みましょう。
柿の葉茶の作り方
柿の葉茶はドラッグストアなどでも購入できますが、庭に柿の木がある人なら、その葉を使って柿の葉茶を作ることもできます。柿の葉茶に使う葉は5~6月頃の葉を使いましょう。
- 柿の葉をゴミやホコリが残らない、清潔な状態になるまで水で洗う
- 水分を切ってからザルや新聞紙に広げて2~3日程度陰干しする
- 葉の軸を取り除いて葉の部分を細かく刻む
- 刻んだ葉を清潔な布にくるんで蒸し器で蒸す(1分程度)
- 蒸した葉の水分を取り除きザルなどに広げてしっかりと乾燥させる
柿の葉茶の効能
柿の葉茶には、ダイエットを助けるだけではなく、美容や健康によい効能がたくさんあります。血圧の安定・高血圧予防・風邪予防・美容効果・アンチエイジング・むくみ軽減・下痢止め・二日酔いなどです。
血管そのものを強化すると言われている、クエルセチンやルチンという成分が含まれているので『生活習慣病』が気になる方にもおすすめです。
なかでもアルコールを分解する能力に優れているので、二日酔い対策として飲むと肝臓への負担の軽減も期待できます。柿の葉茶はただの健康茶の域を超えた、優れたお茶だと言えるでしょう。
柿ダイエットで美味しく痩せよう
柿好きな人は柿の季節になったら、食前に柿を食べてダイエットに役立ててみましょう。苦手な人なら柿の葉茶を試してみるのもおすすめです。
いずれにしても、柿ダイエットは食事制限や単品ダイエットではありません。普段の食事をバランスよく美味しくいただきながら、柿の優れた栄養や効能をプラスすることで美しく健康的に痩せることを目指しましょう。