公開日:2017/06/15
プチ断食が凄い!痩せるだけじゃなかった!嬉しい効果
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ダイエット方法の1つとして定着している「プチ断食」は単に痩せるだけではなかったのです。ダイエット効果はもちろんのこと、他にももの凄く嬉しい効果が期待できるのです。
プチ断食から期待できる、身体の外側への効果
そもそもプチ断食とは何?
本来の断食とは、ある一定期間、水以外の全ての食べ物や、ある特定の食べ物を絶つことをいいます。多くの場合は宗教上の行為であって、宗教的な意味合いが強い行為です。
最近では、この宗教的な意味合いとは別に、半断食、プチ断食という行為が知られるようになってきました。特に、健康法として取り入れるケースが見受けられるようになりました。それは時として、医療目的であったり、健康目的であったり、ダイエット目的であったりします。
プチ断食とは、本来の水以外の食べ物を一切口にしないという断食とは異なり、基本的に固形のものを口にせず、期間も断食に比べ短期間である断食をいいます。
ダイエット効果が期待できます
プチ断食は、固形のものを口にしないことが基本なので、プチ断食を行っている間には食べる量の制限が常についてまわります。当然摂取カロリーが少なくなってくるので、エネルギーも不足してくるのです。そうすることで、身体機能として不足したエネルギーを補うように、脂肪を分解してエネルギーを作り出すようになります。
また、固形のものを口にしないで、身体に負担の少ない水分摂取がメインに行われるようになってくると、むくみの解消にもつながります。一般的に、むくみの自覚がない人でも、塩分摂取が多い現代人の多くはむくみがあるといわれています。プチ断食期間は摂取カロリーが減少するので、身体が軽くなったということが体感できるでしょう。
好転反応がでるケースもあります
断食には好転反応がつきものといわれるくらいに、断食とセットで起きやすい一般的な反応です。短期間のプチ断食であっても好転反応が起きることはあります。
好転反応とは、体質が変わるときに一時的に起きる身体の反応です。一般的な症状は、頭痛・めまい・眠気・だるさ・下痢・湿疹といったものですが、症状の内容も症状の程度も個人差があります。また、持病の症状が一時的に重くなるケースもあります。
しかし、好転反応はあくまでも一過性のものなので、あまり気にしなくても問題ありません。気にせずにプチ断食を続けていくといずれ症状も治まってくるでしょう。この治まる時間も個人差があります。
プチ断食から期待できる、身体の内側への効果
トラブルの元凶といわれる「腸」がきれいになる
プチ断食を行うことで、体内に食べ物が入ってこなくなり、身体本来の機能が活発になるとともに、代謝機能も活発になってきます。液状のものの摂取が主なものになっているので、「腸」の機能も同時に活発になっています。
その結果、排便がスムーズに行われるようになり、体内の毒素が排出されるようになるのです。「宿便」と呼ばれる腸に滞っていた便も排出されるようになるので、体調が良くなることを体感できるようになるでしょう。
特に女性にとって嬉しいことは美容効果があることです。体内の毒素の軽減が美肌効果につながります。「腸」の汚れが様々な病気の元凶と耳にする機会が増えたように、腸内環境の影響が体調の良し悪しを左右するといっても過言ではありません。
普段使いすぎの内蔵が休まる
現代人は生活の多様化によって、食事の時間や食事の内容といった面で食生活が乱れがちです。食事間の時間が短かかったり、長かったり、また1度に食べる量が多すぎたり、少なすぎたりしています。
これは胃や小腸といった消化吸収を行う内臓に与える負担を無意識のうちに大きくしている行為なのです。胃の調子が悪くなると、消化が十分に行われなくなり腸への影響も起きてきます。便秘や下痢といった症状が代表的なものです。
ほぼ年中無休でフル稼働している内蔵もプチ断食を行うことで、消化しなければならない食べ物がないので、ゆっくり休むことができます。この間に不調や疲労を軽減することも期待できます。
血流がよくなり冷え性が緩和する
プチ断食を行うことで、摂取カロリーが減少するため、冷え性が悪化すると思われがちです。しかし、プチ断食により今まで消化吸収に使われていたエネルギーが使われなくなります。その結果、使われなくなったエネルギーが体温を上がるように働くメカニズムが知られています。
また、摂取カロリーの減少は体内のエネルギー不足につながるので、体内の脂肪や老廃物も燃焼させてエネルギーを補うようになります。老廃物が除去されると、血液もサラサラになります。その結果、血流が活発になり、血行が改善してきます。今まで冷えていた身体も温まり、冷え性の緩和も期待できるでしょう。
プチ断食を行う上での注意点
誰でもプチ断食をしても大丈夫?
プチ断食は手軽なので、誰がやっても大丈夫だと思われやすいですが、やってはいけない人もいますので、注意が必要です。基本的に、妊婦さん、成長期のお子さんはプチ断食には向きません。他にも持病があって通院している人も医師との相談が必要です。
一般的に、妊婦さんの場合は、医師からの指示がある場合を除いては、妊娠中のダイエットそのものをしてはいけません。特に、プチ断食に関しては今まで以上に栄養を必要としているにも関わらず、食べ物の摂取制限があるのですから言うまでもありません。
妊婦さんは最悪の場合は流産につながりますので、決しておすすめできません。また、成長期のお子さんも同様に、成長期には身体の骨格形成に十分な栄養が必要です。
どのくらいの日数でプチ断食をするの?
断食であれば、最低でも1週間ほど行うイメージがありますが、プチ断食の場合は、1~3日間の短期間で行うことが一般的です。
1~3日という短期間であれば、初心者でもやりやすそうなイメージですが、準備もなくプチ断食を始めるのは失敗しやすいです。食を断つという行為は、実際には想像以上の空腹感に襲われるので、なかなか断食が続かないのが実状です。
プチ断食だから大丈夫だと軽く考えないで、準備期間が必要です。この準備期間にはカロリーの低いものを摂取するように心がけ、少しずつ食べる量も減らしていきます。慣れてきたタイミングでプチ断食を始めるのがベストです。
プチ断食後に普段通りに食べても大丈夫?
1~3日のプチ断食が無事に終了したら、その後の回復食と呼ばれるプチ断食明けの食事が、プチ断食の効果の大小を決める上でとても重要です。すっかりお休みしていた胃を今までの状態に戻すには、ゆっくりと時間をかける必要があります。
胃への負担や血糖値の急激な上昇を避けるためにもプチ断食明けは「重湯」からゆっくり始めるのがおすすめです。この「重湯」も熱いままでは身体や内臓への負担も大きいので、人肌くらいに冷ましてから食べるとよいでしょう。
他に何か欲しいと思っても、内臓はそれほど受け入れ体制が整っていないので、味噌汁であれば上澄み程度にとどめておきましょう。
プチ断食で、痩せる以上に嬉しい効果があった
- プチ断食とは本来の断食とは異なり、制限がゆるく、1から3日と実施期間も短い
- プチ断食は痩せる以外にも、身体の内側と外側に様々な効果が期待できる
- プチ断食は栄養が必要とされる妊婦さんや成長期のお子さんには向いていない
ダイエット方法の1つとしてとらえられている「プチ断食」ですが、痩せる効果だけでなく、身体の内側にも外側にも嬉しい効果が期待できます。