公開日:2017/06/15
自分で始めてみよう!長持ちキレイなジェルネイル
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ジェルネイルは艶やかさと持ちの良さで人気ですが、サロンで施術を受けるとちょっと高いのが難点です。そんなジェルネイルを自分でできたら最高だと思いませんか?自宅でできるジェルネイルの方法や、ジェルネイルの落とし方についてご紹介します!
ジェルネイルを始める前に!基礎知識と下地作り
ジェルネイルとは?マニキュアとは違うの?
ジェルネイルの成分は、マニキュアとは全く異なるゲル状の樹脂の1種です。マニキュアより持ちがよく、艶のあるカラーを持続させることができるのが特徴です。ジェルネイルには爪を折れにくくする効果もあるため、爪の弱い方が爪を伸ばしたい時などにおすすめです。
ジェルネイルはマニキュアとは異なり、爪を乾燥させるための機械が必要であることや、ハードタイプのジェルのオフが難しかったことなどから、ネイルサロンで施術を受けるのが一般的でした。
しかし現在では、自分でジェルネイルを行うためのツールも充実してきたため、 自宅でジェルネイルを行う方が増加しています。サロンでの施術は概ねマニキュアの倍くらいのお値段ですから、自分ですると断然お得感があります。
ジェルネイルのメリット、デメリット
ジェルネイルのメリットは、1回塗るとだいたい1ヵ月くらい美しさをキープすることができるという点です。そのため、忙しい女性には特におすすめのネイルです。一方、デメリットとしては、頻繁にネイルカラーを変えられないという点があります。
また、ジェルネイルのリムーバー液は比較的強い溶剤であるため、頻繁に使っていると爪を痛める恐れがあります。オフしたときはケアをしっかりするとともに、爪を休ませるようにしましょう。
ジェルネイルはマニキュアより匂いが弱いため危険性を認識していない人も多いのですが、使い方を誤ると爪のトラブルの原因となってしまいます。必要な道具をきちんと用意するとともに、ジェルネイルの性質を理解して始めましょう。
まず、爪の先を整えよう!きれいな下地を作る
ジェルを塗り始める前に、爪を整えるための前処理を行います。目的はジェルネイルの仕上がりをきれいにすること、ジェルを皮膚部分に付着させず爪のみに塗りやすくすることの2点です。
まず、ヤスリの1種である「エミリーボード」で爪の形を整えましょう。エミリーボードを動かすときは、往復させず1方向に動かすようにします。
形が整ったら「キューティクルリムーバー」をつけて爪の角質を柔らかくした後、「メタルプッシャー」を使って甘皮を押し上げます。あまり力を入れすぎると痛めてしまうので優しくするように気を付けましょう。
残ったリムーバーは濡れたガーゼやウエットティッシュを使って拭き取って下さい。次に、「スポンジバッファー」を使って爪表面を平らにします。エミリーボードを使うとき同様、1方向に動かすようにします。
自分で行うジェルネイル!どのように行う?
まず、必要な道具を揃えよう!
- LEDライト:
ジェルはすぐには乾かないのでLEDライトまたはUVライトを使って乾かします。使うジェルと同じメーカーのライトを用いると、照射する時間の目安が決めやすいようです。
- 平筆:
小さめの平筆を用いると塗りやすいです。
- ジェル:
ベースジェル(プレプライマー)、カラージェル、トップジェルの3種類を用います。
- ウッドスティック:
はみ出たジェルを取り除くために使います。皮膚にジェルが付着した状態でライトを照射すると火傷をする可能性があるため、ウッドスティックで必ず除去します。
- エタノール:
手指の消毒、未硬化ジェルなどの拭き取りに用います。
- ワイプ:
塗り終わった後にエタノールをつけて拭き取るときに使う布です。コットンなどでも代用できますが、毛羽立ちがないものを使います。
はみ出さないように1本1本丁寧に!
ジェルの仕上がりと、持ちを良くするためにベースジェルを塗ります。爪の中央の根元から、筆を倒して塗るようにするときれいに塗ることができます。塗り終わったらライトで乾燥させましょう。照射時間は商品の指示書きに従いますが、ほぼ10秒くらいとなっています。
次にカラージェルを塗ります。筆の3分の1くらいの量を取って塗るのがポイントです。ベースジェルと同様に、筆を倒して根元から1方向で塗っていきます。同じ場所を何度もなぞらないようにしましょう。
はみ出した部分はウッドスティックを使って取り除きます。ジェルはエッジからはげやすいため、慎重に塗ります。
カラージェルには数秒すると表面が平らになる性質があるので、平らになるまで待ってからライトで乾かします。その後、同様のプロセスで2度塗りをします。
仕上げも丁寧に!未硬化ジェルの除去
ジェルを塗り終わったらトップジェルを塗って仕上げを行います。ベースジェルやカラージェル同様、トップジェルを根元から上に向かって塗ります。エッジもきちんと塗るようにしましょう。
塗り終わったら、ジェルをライトで乾かします。ライトの機種やジェルの種類によっても多少の違いはありますが、照射時間は20秒くらいが標準です。
ジェルの性質上、塗り終わった後に未硬化のジェルが残ることがあります。その場合はワイパーかコットンにエタノールをつけて未硬化のジェルを拭き取ります。
エタノールの代わりにジェルクリーナー、ノンアセトンポリッシュリムーバーを用いることもあります。エッジのところなども忘れないようにちゃんと拭いて仕上げましょう。
ジェルネイルを自分でオフするポイントは?
ジェルネイルの削り過ぎに注意!
ジェルネイルをオフする際に無理やりはがしてしまうと爪に大きなダメージを与えてしまうため、注意が必要です。まず、ネイルファイル(粗めのバッファー)を使ってジェルの表面を削っていきます。この時、ジェルを完全に取り除く必要はありません。
残ったジェルはあとでリムーバーで除去します。あまり削りすぎてしまうと爪が薄くなり、次にカラージェルを塗るときに熱く感じたり、爪の下の皮膚を痛めてしまう可能性があります。
カラーが少し残る程度に爪全体を削ったら、アセトン、またはジェル用のリムーバーをコットンに染み込ませ、爪の上に載せます。その上からアルミホイルで包み込みんで、5分以上放置します。その後アルミホイル、コットンをはずし、メタルプッシャーを使ってきれいにジェルを除去します。
ジェルネイルをオフする際の注意点
ネイルファイルなどのヤスリ類を使うときは、必ず1方向に動かすようにします。爪を囲んでいる部分の皮膚を押して、爪全体が出てくるようにすると細かいところまできれいに取り除くことができます。
アセトンは引火性が強い揮発性の液体です。アセトンは瓶のふたを開けると同時に気体に変化し始めます。この気体は体に有害なためとても危険です。また、タバコなどの火元が近くにあると引火してしまう恐れもあります。必ず窓を開けた状態で使うようにしましょう。
ジェルカラーがなかなか落ちず爪に残っている場合は、もう1度コットン、アセトン、アルミホイルを使って同じ工程を繰り返します。力まかせに除去すると爪を痛めてしまいますので注意しましょう。
バッフィングによる仕上げとケアについて
ジェルをしっかり落としたら水でよく洗い、しっかり爪を乾かします。その後、爪全体をスポンジバッファーを使って軽く磨き、爪全体が自然に輝くように仕上げます。これを「バッフィング」といいます。
そのあと、ネイル用のオイルをつけて爪をケアします。マキアージュの「ネールエステリスト」などがおすすめです。ジェルを落とした後の手指にハンドクリームを塗るだけでも、十分なケアになります。爪の痛みがひどい場合は、しばらくジェルネイルをお休みしましょう。
「ジェルブレイク ネイルラッカー /NTR04 トゥー タンティライジング」などの、トリートメントタイプのラッカーを塗って爪を休ませます。ネイル用のオイルは爪の痛みをケアしてくれますので、こまめに塗るように心がけると良いでしょう。
自分でできるジェルネイルで手元美人に!
- ジェルを塗る前に爪を整える
- ベースジェルで下地を作る
- 未硬化ジェルは取り除く
- ジェルをオフする際は、削り過ぎやアセトンの扱いに注意する
ポイントをきちんと押さえれば、ジェルネイルを自分できれいに仕上げることも可能です。