公開日:2017/06/15
お茶別の美容効果を大公開!自分に合ったお茶を選んで綺麗になろう
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緑茶や紅茶、ハーブティーなど、お茶の種類は多くありますが、お茶にはさまざまな美容効果が期待できる成分が含まれています。
望む効果が期待できるお茶はどれなのか、自分に合ったお茶を知りたいですね。お茶の種類や成分・作用まで詳しく紹介します。
お茶に美容効果はあるの?
日本人に馴染みの深いお茶といえば『緑茶』です。緑茶にはどういった美容効果があるのでしょうか?
カテキンは日焼けを防ぐ効果が見込める
緑茶に多く含まれる『カテキン』には、高い紫外線防止効果があります。
日焼けは、紫外線が肌にあたり、細胞が酸化するために起こります。細胞の活性が低下し、新陳代謝のスピードが遅くなるため、黒い色素であるメラニンが排出されず蓄積されてしまうのです。
『カテキン』は、このように紫外線に当たって起こる、細胞の酸化を防いでくれます。肌を紫外線から守ってくれるのです。
また、酵素の働きを抑える成分『チロシナーゼ』も含んでおり、しみ・そばかすを予防する効果もあります。この濃度が高ければ高いほど、酵素の働きを抑える効果も高くなり、肌も黒くなりにくくなります。
また、緑茶には美白効果のあることで知られる『ビタミンC』も多く含まれており、その量はレモンの約4倍です。ビタミンCは美白効果以外にも、コラーゲンを生成する働きもするので、肌にハリをもたらしシワ対策にも効果的でしょう。
緑茶ポリフェノールは抗酸化作用が強い
緑茶には、肌の老化防止に有効な『抗酸化作用のある成分』が含まれています。ビタミンCにも抗酸化作用はあるのですが、さらに高い効果が期待できる成分もあります。
それが『エピガロカテキンガレード(EGCG)』です。カテキンの1種で、植物ポリフェノールの中でも最も抗酸化作用が高い成分の1つでしょう。
その効果は、ビタミンC・ビタミンEと比べて数倍から数十倍です。老化防止を考えてお茶を選ぶなら、緑茶は最強のお茶と言えますね。
カフェインを含むお茶の美容効果は
お茶の成分として、私たちがよく耳にする成分に『カフェイン』があります。カフェインにも美容効果はあるのでしょうか?
カフェインを含むお茶の種類
『カフェイン』と聞いて、眠気防止効果を連想する人は多いのではないでしょうか。カフェインを含む飲み物としてはコーヒーが有名ですが、お茶の種類にもカフェインを含むものが多くあります。
日本茶では『玉露』と『ほうじ茶』です。特に、玉露には多くのカフェインが含まれており、これから紹介するお茶の中でも、その含有量は最大級になります。
玉露は甘みの強い美味しいお茶ですが、交感神経を高める作用があるカフェインを多く含むので、あまりに飲み過ぎるのは控えた方が良いでしょう。
ほうじ茶にもカフェインは多く含まれています。ですが、その量は玉露の1/5ほどです。価格もリーズナブルで味も優しいので、毎日の生活にも取り入れやすいでしょう。
日本茶以外のお茶でカフェインを含んでいるのがイギリスの『紅茶』と中国の『ウーロン茶』です。カフェインの量は、ほうじ茶と同じくらい含んでいます。
体内の滞りをスッキリさせる
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、利尿作用がありデトックスと同じ作用をすると考えられています。
デトックスは多くの水を飲むことにより、からだの新陳代謝が活発になり、体内の老廃物が排出される仕組みです。利尿作用を高めるカフェインを含む飲み物を習慣的に飲めば、これと同じ効果が期待できます。
また、カフェインを含む飲み物は体臭予防にも効果的です。体臭は、からだの中にある老廃物が、汗などに混じり、からだの外へ排出される際にニオイとなって表れます。
しかし、カフェインによる利尿作用で、この排出が頻繁になるため、からだの中に老廃物をため込まなくなり、ニオイが軽減されるのです。 利尿作用やデトックス・体臭予防効果を期待するなら、カフェイン入り飲料を定期的に飲むとよいでしょう。
集中力が上がり運動効率もアップ
『眠気防止』や『利尿作用』以外にも、カフェインには多くの嬉しい効果が3つがあります。
まず1つ目が『集中力のアップ』です。カフェインを摂った24時間以内は、記憶力が高まり集中力がアップすると、研究によって発表されています。
2つ目は『運動能力が向上』です。筋肉運動を行う約1時間前にカフェインを摂ると、運動能力が高まり、さらにカフェインを摂らない場合と比べて、摂った時の方が長時間の運動を続けられたとの報告があります。
最後が『疲労回復』効果を期待できることです。脳の精神機能を刺激し高めることにより、疲労感をからだの外へ排出することができます。
紅茶ポリフェノールでダイエットサポート
紅茶には、整腸作用や利尿作用があるため、ダイエットに効果があると言われています。しかし、紅茶がダイエットに適している最も大きな理由は『ポリフェノール』を含んでいるためです。
紅茶のポリフェノールは、からだが脂肪を吸収するのを抑える働きをします。また、紅茶にはビタミンB1も含まれています。ビタミンB1は糖を分解し、エネルギー源を生み出します。
市販されている紅茶には、無糖と有糖があります。ダイエット効果を期待するなら、無糖のストレートティー選びましょう。
ノンカフェインで美容効果の高いお茶
ここまで、カフェインを含むお茶について紹介してきましたが、体質や妊娠・授乳中などで、カフェインを含まないお茶を飲みたいという人のために、ノンカフェインのお茶についても紹介します。
年齢肌対策にルイボスティー
ノンカフェインで美容に良いお茶といえば、南アフリカ生まれの『ルイボスティー』が有名です。アンチエイジング効果が高いお茶として知られ、人気があります。
美肌や便秘の改善・ダイエット効果・アレルギーやアトピーの緩和・安眠効果なども期待でき、『奇跡のお茶』『不老長寿のお茶』とも呼ばれているほどです。
色は紅茶のような、透明感のある赤色をしています。味も紅茶に少し似ていますが、紅茶よりも苦みが少なく、よりマイルドで癖のない飲みやすいお茶です。
ビタミン爆弾 ローズヒップティー
ノンカフェインのお茶として『ローズヒップティー』も人気です。ローズヒップティーにはビタミンが豊富に含まれ、『ビタミンの爆弾』とも呼ばれています。
含まれるのは、ビタミンA・B・C・D・E・Kの6種類です。特に、美白効果や美肌効果の高いビタミンCの含有量が多く、その量はレモンの含有量を大きく上回っています。 ベリーに近い味ですが、酸味はなく、こちらも癖のない飲みやすいお茶です。
ローズヒップティーとハイビスカスティーを混ぜて販売されていることもあり、その場合はハイビスカスティーの酸味が出て、味は酸っぱくなります。
肌荒れに効果的なハト麦茶
日本茶の『ハト麦茶』もノンカフェインです。家庭でもよく飲まれているお茶ですが、このハト麦茶は肌荒れに効果が期待でき、基礎化粧品にも含まれていることがあります。
保湿効果や美白効果が高く、肌の新陳代謝を活発にするため、イボやニキビを直す作用もあり、その効果は皮膚科医も認めているほどです。
お茶で美容効果を得るために気を付けること
カフェイン及びノンカフェインのお茶には、さまざまな美容効果がありました。これらのお茶を飲む上で、気をつけるべきことはあるのでしょうか?
カフェインを含むお茶は適量を飲む
カフェインには先に書いたように、眠気防止や集中力のアップ・疲労感の解消などのよい効果がありましたが、内閣府の機関『食品安全委員会』の発表によると、興奮・不安・心拍数の増加・不眠症・下痢など、悪い効果も報告されています。
また、風邪薬や頭痛薬などにも含まれる強い成分でもあるので、カフェインの摂りすぎには注意が必要です。
冷たくして飲みすぎると不調の原因に
汗をかく夏は、つい冷たい飲み物を飲んでしまいがちです。しかし、冷たい飲み物を飲み過ぎるとからだを冷やし、不調の原因になってしまいます。
不調の原因は、冷たい飲み物を飲むことによる『血流の悪化』です。熱を運ぶ働きをする血流が悪化すると、体温調節がうまくいかなくなります。
また、血流はからだに栄養や酸素を運ぶ役割も行っています。血流が悪化すると、細胞に栄養が十分行き渡りません。不要なものを排出する機能も弱まり、からだのダルさや肩こり・腰痛などを引き起こしてしまいます。
飲み物自体にも、からだを冷やすものと温めるものがあります。からだを冷やす飲み物としては『緑茶』が、反対に体を温める飲み物としては『紅茶』や『ハーブティー』が挙げられます。
冷たい飲み物の飲み過ぎには気をつけ、からだが冷えてしまった場合は、からだを温める飲み物を意識して飲むようにしましょう。
お茶を飲んで美容効果を最大限に生かそう
カフェイン・ノンカフェインのお茶とも、美容やダイエットなど、女性に嬉しいさまざまな効果がありました。自分が求める効果のあるお茶を知り、選んで飲むことで、最大限にお茶の美容効果が活かせます。
ぜひ毎日の生活にお茶を取り入れて、美しくなりましょう。