公開日:2017/05/12 

今日だけはいびきをかきたくない!いびきを一時的に治す方法

旅行や友人、恋人の家に泊まりに行くなど、どうしても今日だけはいびきをかきたくないというシーンがあります。
そんな時のために、いびきの原因やすぐに実践できる対策法、あわせていびきに潜む危険性をご紹介していきます。

いびきの原因とは一体どんなもの?

知っておきたいいびきの仕組み

どうして眠っている間に大きな音が鳴り響く、いびきをかいてしまうのでしょうか?

いびきの音は、一般的にのどちんこと呼ばれる、喉の奥の乳頭状の突起である口蓋垂(こうがいすい)と、その周囲にある粘膜組織が振動することによって発生します。

睡眠中に気道が狭くなることにより、呼吸によって空気が通過する際に圧がかかり、口蓋垂やその周辺の粘膜組織が振動するという仕組みです。

いびきの原因は2種類ある

いびきをかく原因は、体型などの身体的な特徴や、風邪などの体調変化に影響されていると考えられます。

身体的な特徴によるいびき

いびきがでやすい身体的な特徴として、舌が大きかったりのどちんこが長かったりすることが挙げられます。
舌が大きかったりのどちんこが長かったりすると、仰向けで寝たときに舌やのどちんこが喉の奥に下がり、気道を狭めることでいびきをかいてしまいます。

また、肥満体型の人は喉に脂肪がつくことにより気道が狭くなるため、いびきをかきやすい傾向にあります。
さらに、肥満体型の人は標準体型の人よりも酸素を多く必要とするため、呼吸が深くなり空気抵抗が大きくなることにより、いびきの音量が大きくなります。

肥大化する原因は解明されていませんが、咽頭扁桃(いんとうへんとう)という鼻の奥と喉の中間にある組織が肥大化することにより、気道を塞ぎいびきを発生させることもあります。

体調の変化によるいびき

いつもはいびきをかかない人でも、体調の変化によっていびきをかいてしまう場合があります。

肉体的に疲れている時は、普段よりも多く酸素を体内に取り入れようとするため空気抵抗が大きくなるため、口の奥にある上あごの部分や、軟口蓋の振動が激しくなることでいびきが発生します。

風邪や花粉症などで鼻づまりをおこしている場合も、口呼吸により酸素を取り入れようとするため、いびきの原因となってしまいます。
鼻腔や副鼻腔内の炎症により、粘膜が腫れて気道を狭まるため、口呼吸になりやすくいびきを発生させます。

また、飲酒により身体の筋肉を弛緩させるアルコールを摂取すると、舌や咽頭部分の筋肉が緩み、舌が落ち込むことで気道を塞いでしまい、いびきをかいてしまいます。

この他にも、自分に合っていない高さのまくらで寝ることにより、気道がくの字に折れ曲がり、気道が狭くなっていびきをかく場合があります。

すぐに出来るいびきを治す4つの方法

寝床の工夫で横向き寝をキープ

仰向けよりも横向きになることによって、舌が気道に落ち込むことを防ぎ、さらには舌を左右どちらかに寄せることができるため、気道を確保することができます。

眠っている間に無意識に体が仰向きに戻ってしまうこともあるため、背中側に座布団やクッションなどを配置すると、横向きの態勢をキープすることができます。

枕の片方にタオルなどを入れて枕を斜めにすることにより、自然と体が斜めになって気道が確保され、いびきをかかないようにする方法もあります。

いびき防止グッズで気道を確保する

いびき防止グッズの代表的なものとして、鼻の上に張ることにより鼻孔を広げるテープや、鼻の中に器具を挿入して気道を確保するものがあります。

また、睡眠中の口呼吸を防ぐためのマウスピースなども、いびき対策に効果的です。

寝るときとはいえ、マウスピースなどの器具を使うのは恥ずかしいという人は、テープタイプのいびき防止グッズがおすすめです。

また、体圧を分散させ横向寝をサポートする効果がある、抱き枕をつかって寝るのもおすすめです。

ここぞという時は飲酒を制限する

初めのいびきの原因でご紹介したように、お酒に含まれるアルコールはいびきの原因となるため、どうしてもいびきをかきたくない場合にだけ、思い切って飲酒を制限するとよいでしょう。

もしくは、寝る間際の飲酒を避け、ある程度酔いが醒めてから眠ることによりアルコールによる体への影響を低下させ、いびきをかくリスクを減らすことができます。

寝室の温度や湿度を調整する

寝室の温度や湿度が低いと鼻づまりの原因となり、いびきをかきやすくなります。
理想とされる室温は夏場で25℃前後、冬場で18℃前後、湿度は年間を通して50~60%なので、空調を調節したり、加湿器を使用したりして理想の環境に近づけましょう。

知っておきたいいびきによる危険性

寝ても疲れが取れない睡眠障害

いびきの原因の多くは気道が狭くなることによるものです。気道が狭くなり空気の通りが悪くなると、大きな力を入れないと呼吸が出来なくなってしまいます。

そのため、いびきをかいていると呼吸のたびに横隔膜や肺、喉の筋肉などの呼吸器全体に負担がかかり、その分体力を使っていることになり寝ても疲れが取れなくなります。

日常的によく眠れたという感覚がない人は、いびきによって身体を休めることができていない状態と考えられます。

呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、何らかの原因によって気道が狭くなり、睡眠中に呼吸が一時的に止まってしまう症状のことです。

睡眠時無呼吸症候群突然は止まるいびきが特徴で、「ぐぉ~」と継続的にいびきをかいていたのに、突然いびきが止まり、しばらくするとまた「ぐぉっ」という風にいびきが始まります。

呼吸が止まり一時的に無呼吸になった状態から呼吸を再開するときに、体は不足した酸素を補おうと心拍数を上げます。
心拍数を上げるため、睡眠中でも脳が何度も覚醒してしまい、熟睡することができなくなってしまいます。

女性に多くみられる甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌がなんらかの理由によって低下し、甲状腺ホルモンが不足してしまう病気です。
特に女性に多い病気とされ、40歳以降の中高年に発症しやすい傾向があるといわれています。

甲状腺は喉仏の部分にあるため、甲状腺機能低下症によりこの部分が腫れることによっていびきをかきやすくなります。

甲状腺機能低下症の症状は、倦怠感や食欲不振、疲れやすい、やる気・集中力の低下、寒がりになる、汗が減る、肌のかさつきなどが上げられますが、いびきも症状の1つとされています。

いびき以外にも倦怠感や肌がかさつくなど、さまざまな症状が思い当たるときは、甲状腺機能低下症の疑いがあります。

いびき対策で快眠を手に入れましょう

いびきをかかないようにするためには、空気の通り道である気道を確保することが大切です。

そして、疲れなどが原因でいびきをかく場合があるので、体調管理もいびき対策には欠かせません。

いびきを治す方法をおさらい
  • 横向きに寝て気道を確保する
  • 部屋の湿度を50~60%にして乾燥を防ぐ
  • 部屋の温度を夏場は25℃前後、冬場は18℃前後にする
  • 鼻腔拡張テープや口呼吸を防ぐマウスピースを使う
  • 筋肉を弛緩させるアルコールの摂取を控える

まずは自分がいびきをかく原因を考え、自分に最適な対策方法を見つけましょう。

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