公開日:2018/02/16 

つま先立ちダイエットで痩せる!誰でも簡単にできる方法とは

つま先立ちするだけのダイエットをご存知でしょうか?

つま先立ちだけなんて、ちょっと地味だと感じるかもしれませんが、継続していくほどに体へのメリットが多く、健康的なダイエット法なのです。誰でも簡単に行えるので、今日からでも実践できます。

なぜつま先立ちでダイエットができる?

下半身には人間の全身の筋肉の約70%が集まっています。つま先立ちダイエットにより足の筋肉が鍛えられると、代謝が向上し、やせやすい体質に近づけることが可能です。詳しく見ていきましょう。

ふくらはぎに筋肉がつき血流が良くなる

つま先立ちになることによって、もっとも影響を受けるのがふくらはぎです。ふくらはぎは代謝を上げるために無視することのできない部位で、ふくらはぎに筋肉をつけることで、全身の血流がよくなります。

血流がよくなると、疲れやすさや焦燥感、肩こり、腰痛、むくみなど、ダイエット以外のさまざまな体の悩みにも、良い影響を与えます。

ふくらはぎは第二の心臓とも言われる

ふくらはぎ健康法』が話題になりましたが、それはふくらはぎが第2の心臓とも呼ばれる重要な部位だからです。人間は心臓から全身に血液を巡らせていますが、心臓から遠い脚はどうしても血流が滞りがちです。

ふくらはぎに筋肉をつけて代謝を上げ、血流をよくすることで、スムースなポンプの役割を果たしてくれます。

インナーマッスルを鍛えられる

つま先立ちをすると、体の中心、腹筋の深い部分にある『インナーマッスル』の腹横筋と腹斜筋を鍛えられます。

足だけに力を入れて体を支えようとしても、つま先という狭いスペースだけでは支えきれないのが人間の体です。つま先立ちで立ち続けたり、歩き続けたりするうちに、おのずとインナーマッスルが鍛えられていきます。

インナーマッスルは、見えないコルセットのような役割も果たしており、引き締まった美しい腹筋や、見た目にクビレをつくるだけではなく、内臓の位置を保つためにもかかせない筋肉です。

POINT

また、インナーマッスルは背筋ともつながっているため、腹部限定の効果ではありません。つま先立ちダイエットをしていたら後姿にも自信がついた!という女性も多いです。

つま先立ちダイエットの方法は?

つま先立ちダイエットの方法は、つま先立ちをすることですが、そのやり方は1つではありません。自分の工夫で隙間時間に行ったり、バリエーションをつけることをおすすめします。

その場でつま先立ちをする

つま先立ちするだけとは言っても、誰もがつま先立ちに慣れているわけではありません。そのため、まずは『その場でつま先立ち』をしてみることから始めます。部屋の中でテレビを観ながらでもよいですし、外なら信号待ちの時でもつま先立ちしてみると良いでしょう。

  1. 肩幅くらいに足を開いて立ちます。
  2. かかとを上げられるところまで上げる。
  3. しばらくキープします。
  4. 数回繰り返す。

慣れるまでは何かにつかまっても構いません。数回繰り返すうちに、足先からふくらはぎにかけてポカポカとしてくるでしょう。

ながら立ちがおすすめ

つま先立ちダイエットはいつでもどこでも、やろうと思った時に好きなところでできるのが特徴です。器具やダイエット食品なども使わないので、お金も一切かかりません。

キッチンに立って洗い物をしながらつま先立ちになったり、電車のつり革につかまりながらつま先立ちして、かかとの上げ下ろしをしたりするなど『ながら立ち』を習慣にしてしまえば、自ずと継続することができます。

歩くときにつま先立ちをする

家の中でも、駅から会社までの道のりでも『歩くときにつま先立ち』をしましょう。普通に歩くだけでも体には良いですが、つま先立ちになることによって、体全体のバランスを取るためにしっかりとお腹に力が入り『よい姿勢』になります。

アゴを引いてお腹を引き締める姿勢をしつつ、つま先で歩くことによって、キビキビと元気に歩いているように周りからも見えるでしょう。まずは家の中での歩きから、つま先立ちを意識してみてください。

つま先立ちになるスリッパを履く

つま先立ちの感覚に自信がないという人もいます。そんな場合には、かかとの部分が無く、強制的につま先立ちとなる『ダイエットスリッパ』がおすすめです。

履くだけで、自然とつま先立ちのポジションになるので、なかなかつま先立ちを習慣化できない人は、いつものスリッパをダイエットスリッパに替えてみると良いでしょう。

掃除機をかけながら、料理をしながらダイエットスリッパを履いていると、いつもの家事とダイエットが同時にできます。

つま先立ちダイエットのカロリー消費は?

ダイエットと言えば、気になるのがカロリー消費量です。食事制限によってカロリーを抑える方法が一般的によく知られるダイエット方法ですが、この『つま先立ちダイエット』ですが、どれほどのカロリーが消費されるのでしょうか。

カロリー消費は多いわけではない

つま先だちダイエットのカロリー消費量は、実は思ったよりも多くありません。

つま先立ちをして1分間歩いたとして、消費されるカロリーは約2.7kcalです。普通に歩くのとさほど変わりません。

しかし、つま先立ちの動きは、これまで述べてきた『ふくらはぎ』の筋肉との関連性が深いことから、普通に歩くよりも何倍も体に良い影響与えています。

POINT

短期的には、効果が目に見えないかもしれませんが、毎日続けることで、確実にインナーマッスルが鍛えられているのです。

つま先立ちダイエットの注意点

手軽に行える『つま先立ちダイエット』ですが、ただやみくもに行えばとよいわけではありません。効果をきちんと感じられるためには、注意するべき点もあります。

短期間で結果は出ない

つま先立ちダイエットを成功させるためには、何よりも『継続』が大切です。急いで結果を出そうとして、1日に何百回も続けてつま先立ちをするのは、逆に筋肉を傷めてしまいます。

たまに激しく運動するよりも、つま先立ちを毎日コツコツ習慣化してください。『ながら運動』でもよいので、続けられた人が、少しずつ体の内側からの変化を感じられます。

つま先ダイエットは、ゆっくりと効果が表れるため、その分、体への負担も少ないのも特徴です。食事や生活習慣も見直しながら、毎日の生活に取り入れていきましょう。

間違った立ち方では効果が出ない

簡単にできると思われがちな、つま先立ちダイエットですが、実は足の力の入れ方を間違えると、効果が出なくなってしまうので、注意が必要です。

きちんと効果を出すためには『足の小指側に力を入れないこと』がポイントです。つま先立ちの時に足の小指側に力が入ると、せっかく引き締めるはずの太ももや、ふくらはぎの筋肉の『外側』が発達してしまいます。結果、美脚効果が薄れてしまうのです。

POINT

必ず足の親指側(内側)に重心をかけるようにして、つま先立ちをしましょう。

つま先立ちダイエットなら誰でもできる

運動が続かない、ダイエットをしたいけれど忙しいという人には、つま先立ちダイエットがおすすめです。誰でも、コストもかからず、今すぐにでも始められます。ポイントは、正しい姿勢で毎日継続することだけです。

家事の最中や通勤の電車の中、ふとした時につま先立ちになるのを意識しましょう。

POINT

ただし、長時間続けるのは、足を痛める原因にもなるため厳禁です。無理をせずに、じっくりとインナーマッスルを鍛えて、痩せやすい体を手に入れましょう。

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