公開日:2018/01/30
食べ物で変わる!血管年齢が若いとどう体に良いのか?知っておきたい血管年齢を下げる方法!
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血管年齢が高いと、血液がドロドロとなり、血流もスムーズではなくなります。そのため、動脈硬化になりやすく、脳梗塞や心疾患などの生命の危機となる病気を引き起こしやすくなります。
血管年齢を下げる方法としては、運動と食事があります。特に食事の改善は重要です。
血管年齢は食べ物で下げられる
血管年齢が高くなる要因
血管年齢が高くなっているのは、血管の壁が硬く、厚くなり、弾力性が失われてしまった状態です。これを一般的に動脈硬化といいます。動脈硬化になると、血管がもろく、傷つきやすくなります。
血管が詰まったり、破れたりするリスクも高まり、血管疾患を引き起こしやすくなるのです。さらに、高血圧や高血糖、中性脂肪やコレステロールが高いなど生活習慣病は、動脈硬化を引き起こしやすくなります。
また、動脈硬化になると生活習慣病になりやすく、生活習慣病になると動脈硬化を進行させるという悪循環になります。動脈硬化を引き起こす要因としては、運動不足や食事、睡眠不足やストレスなどが挙げられます。
特に食事は血液をドロドロにしやすく、血管の健康を損ねる大きな原因となります。食事に注意し血管年齢を下げることで、動脈硬化を防ぎ、血管疾患や高血圧、高血糖、肥満などの生活習慣病も予防することが可能です。
血管年齢を下げる方法と食事
血管年齢を下げる方法には、運動や睡眠不足の解消、食事が挙げられます。血管年齢を下げる方法として、食事の見直しがあります。
動脈硬化を予防し、血管年齢を下げる食事としては、次のような点に注意することが必要です。
血管年齢を下げる方法
血管年齢を下げる方法としては、血液サラサラになる食べ物、抗酸化作用のある食べ物、血管を強くする食べ物、LDLコレステロールの酸化を防ぐ食べ物、を積極的に摂ることが必要です。
血液がドロドロになると、血管の働きが低下し、血栓ができやすくなります。活性酸素は血液中のLDLコレステロールを酸化させ、動脈硬化を引き起こしやすくします。
そのため、抗酸化作用のある食べ物を摂ることが必要なのです。さらに血管を強くし、血液がスムーズに流れるよう、血管を拡張する働きのある食べ物も摂ることが、血管年齢を下げることにつながります。
血管年齢を下げる食べ物
血管年齢を下げる食べ物は、特別なものではありません。普段でもよく目にしたり、食べたりするものです。特に、それらを意識し、毎日食べることが大事です。
血管年齢を下げる食べ物には次のようなものがあります。
◆納豆納豆に含まれる納豆キナーゼには、血栓の原因となるタンパク質を分解する働きがあります。
納豆キナーゼは血栓を溶かしてくれると言われています。ポリフェノールの一つである大豆サポニンや大豆イソフラボン、大豆レシチンなども含まれ、血液をサラサラにしてくれます。
高い抗酸化作用のあるリコピンは、LDLコレステロールの酸化を防いでくれます。炒め料理などはリコピンを効率よく摂取できます。トマトジュースなどで摂取するのもおすすめです。
また、カリウムが豊富なトマトは体内の余分な塩分を排出する働きもあります。
健康飲料としても知られる酢には、内臓脂肪の低下、血糖値の上昇を抑える働きなどの効果があるといわれています。タマネギに含まれる硫化アリルには血栓をできにくくする作用があります。
この2つの食材を組み合わせた酢タマネギは、より効果がアップするのです。
体を温める働きが高いしょうがは、血行をよくする食べ物としても知られています。
しょうがに含まれるジンゲロールは、末梢血管を拡張する働きがあるのです。特に熱を加えることで、代謝を高め、血流をよくしてくれます。
大豆に含まれるレシチンやリノール酸などの成分は、コレステロールを分解してくれます。
血管の柔軟性を高めてくれるイソフラボンや抗酸化作用の高い大豆サポニンなども含まれ、血管年齢を下げるには欠かせない食材です。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは活性酸素を抑え、血管を広げる働きがあると言われています。ただし、カロリーが高いため食べ過ぎないことが大事です。
目安は1日25g程度。特にカカオ70%などのカカオを豊富に含むチョコレートがおすすめです。
青魚には血管を丈夫にする働きがある、DHAとEPAが豊富に含まれています。血液中の脂肪を減らし、善玉であるHDLコレステロールを増やす作用もあると言われています。
ブリ、サンマ、アジ、マイワシ、サワラなどを積極的に食べるようにしましょう。これらの魚は酸化しやすいので、新鮮なうちに食べること、また抗酸化作用の高い食べ物と一緒に摂ることをおすすめします。
血管年齢を上げる食事とは?
血管年齢が高くなるのは、下げる食べ物を食べずに、血管年齢を上げてしまう食べ物を摂っている可能性が高いです。どのような食事をしているか、見直してみましょう。
血管年齢を上げやすい食品
血管年齢を上げやすい食品の一つが、コレステロールや動物性脂肪の多いものです。牛サーロイン、牛バラ、豚バラ、ベーコン、肉の脂身、バター、生クリーム、スナック菓子などの食べ過ぎには注意しましょう。
また、果物は適量であればいいのですが、食べ過ぎると果糖の摂りすぎになり、中性脂肪やコレステロールの上昇につながります。
塩分の多い、しょうゆやソース、ドレッシングなどの調味料、漬け物、インスタントラーメン、塩鮭、ハムなどの食べすぎには注意しましょう。塩分の多い食事が多いと、高血圧になりやすくなります。高血圧は血管を傷つけ、血管年齢を上げてしまう要因です。
甘いものの食べ過ぎはNG
甘いものを食べ過ぎると、糖化という現象が起こります。糖化はタンパク質や脂質が糖と結びつく現象。
肌のコラーゲン繊維が破壊され、肌のハリを失わせる糖化は、糖化は血管組織も破壊し、血管壁に炎症を起こします。
食べ過ぎは血管年齢を上げる
食べ過ぎは肥満の原因になります。内臓まわりに脂肪がつくと、内臓の脂肪細胞から血管を傷つける物質が分泌され、血管が傷つき動脈硬化を悪化させてしまいます。
食べ過ぎは血管年齢を上げる食事はゆっくり噛んで食べ、腹八分目を心がけましょう。