公開日:2018/04/12
水を飲むだけでダイエット?飲み方や水の種類に秘ケツあり
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痩せたい気持ちがあったとしても、ダイエットを続けるのはなかなか難しいものです。
そんなときは、運動や食事制限などとは一味違った『水ダイエット』を試してみてはいかがでしょうか。特別な道具や準備はいらないため、手軽に取り組むことができます。
水ダイエットとは
『水ダイエット』とは、具体的にはどのようにして行うものなのでしょうか。方法やポイントをみていきましょう。
基本的には、水をこまめに飲むだけ
水ダイエットの具体的なやり方は、『普段の生活をおくる中でこまめに水を飲む』というごくシンプルなものです。極端に食事や間食を減らす必要はありません。
1日に飲むべき理想の水の量は、体重の約4%です。つまり、体重が50kgの人であれば2lを目安に水を飲む必要があります。
しかし、意識的に飲む他に、水分は食べ物などからも摂取されます。そのため、目安はあくまでも目安として、自分の体と相談しながら飲む水の量を調節しましょう。
お茶で代用はできる?
どうせ飲むなら水よりもお茶の方が飲みやすいと考える人もいるでしょう。ですが、水ダイエットをする場合、お茶では代用できません。
お茶は水と違って体のなかで分解されます。そのぶん体への負担が増え、基礎代謝が低下。結果、ダイエットに不向きな体になってしまうのです。
また、お茶に含まれるカフェインには体を冷やす働きや利尿作用があります。そのため、健康的かつ効率よく水分を取り入れるには、お茶は適切ではありません。
カフェインレスのお茶であっても、飲めば分解しなければならないため、やはり体に負担がかかります。これらの理由から、水ダイエットは水で行うことが体に優しく、方法としても適切です。
水ダイエットの効果
水を飲むだけでダイエットになるとは驚きですが、一体どのようなメカニズムで痩せることができるのでしょうか。
基礎代謝アップで痩せやすい体に
ダイエットが成功するか否かには、『基礎代謝』の良し悪しが関わっています。血液やリンパの流れが良く、老廃物や不純物が排出されやすい体が、基礎代謝の良い状態です。
基礎代謝を上げるためには、体に充分な水分を取り入れることが必要です。しっかりと水分をとることで血液の流れが良くなり、無駄なものを溜め込みにくい体を作ることができます。
便を柔らかくして出しやすくする
食べたものが体内に溜め込まれたままだと、徐々にお腹の膨らみが目立つようになるばかりか、体にも影響が出てきてしまいます。そのため、ダイエットをするときには、便秘にならないよう注意しなければなりません。
しかし、単に食事の量を減らすだけのダイエットは、食事からとる水分も制限することになるため、結果として便秘に陥りやすくなります。
その点、水ダイエットは水分不足になる心配がありません。むしろ、意識的に水分をとることで、便が柔らかくなり排出されやすくなるというメリットがあります。
ダイエットのための正しい水の飲み方
水ダイエットだからといって、無計画にどんどん水を飲んでも良いというわけではありません。正しくないやり方をすると、痩せるどころか、かえって体に負担をかけてしまうこともあります。
適切な量を適切なタイミングで飲む
無理をせずに水ダイエットを続けるためには、適切な量の水を適切なタイミングで飲むことが大切です。
体重が50kgの人は約2lを目安とし、食事でとる水分量や体のむくみ具合を見ながら調節していきましょう。また、飲むタイミングは、起床時・食事の前後・入浴前後・就寝時は外せません。
この他にも、日常的に体を動かしている人は、運動の前後に水分補給をするのがおすすめです。食事中は、食べ物からも水分を摂取していることを考慮して、あまりたくさん飲み過ぎないよう注意しましょう。
冷えた水よりも常温の水か白湯を飲もう
冷たい水は体温を低下させ、基礎代謝が上がるのを妨げてしまいます。また、冷たい水をたくさん飲むと、胃腸にも良くありません。
水ダイエットに適するのは、キンキンに冷えた水ではなく『常温の水』や『白湯』です。体温に近い水を飲むことで代謝は下がりにくくなり、体が効率的に水分を吸収するようになります。
基礎代謝の低下に繋がらないという意味ではお湯も悪くはありませんが、一度に充分な量の水分補給をするには適さないため、避けた方が無難です。
水ダイエットに興味があっても、飲む量や時間などを全て自分で管理するのは面倒くさいという場合には、アプリを活用するのも一つの手です。
飲んだ水の量を記録でき、水を飲むべきタイミングをリマインド機能も備わっているものもあります。正しい水ダイエットを続けるためのサポートに、利用してみても良いでしょう。
水ダイエットに最適な水の種類
水ダイエットは、基本的には飲む量とタイミングに気をつけるだけで簡単に実践できますが、水の種類にもこだわることでさらに効率化を図ることが可能です。
硬水と軟水ではどちらがいい?
水には硬水と軟水の2種類がありますが、ダイエットに適しているのは『硬水』です。硬水に含まれるマグネシウムは便秘解消を、またカルシウムは脂肪吸収の抑制を促すとされています。
ただし、硬水は軟水に比べて胃腸にかかる負担が大きいというデメリットがあります。特に、日本の水道水は軟水のため、硬水の風味自体が日本人にとっては馴染みがなく、軟水よりも飲みにくさを感じる人もいるでしょう。
これらのことを踏まえた上で、無理のない範囲で硬水を選ぶのがおすすめです。軟水や、不純物の入っていないピュアウォーターなどを併用をしながら硬水を飲むと、負担を減らせます。
無糖の炭酸水を飲むのも一つの手
水ダイエットをしつつ、食べる量も見直したいという場合は、『炭酸水』を飲むのも一つの方法です。食事前に炭酸水を飲むことで、胃が膨らんで満腹中枢が刺激され、食欲を抑えることができます。
また、炭酸水を飲み胃の血行が促進されることで便秘解消が期待されるだけでなく、血管中の老廃物が押し出されることで体が活性化し、基礎代謝の上昇も見込まれます。
注意するべきなのは、必ず『無糖の炭酸水』を選ぶということです。糖分を含む炭酸水はダイエットには不適切なので、控えましょう。
水ダイエットは、シンプルで体にやさしい
水ダイエットは、自分の体重の約4%にあたる水を1日の中でこまめに飲むだけでできるダイエット方法です。水分補給のタイミングとしては、起床時・食前食後・運動前後・入浴前後、就寝前などが良いとされています。
水の温度や飲むタイミング、量などを意識するだけで良いため、ダイエットに関する専門的な知識がなくても始められます。水を飲むことで基礎代謝が上がれば、ダイエットだけでなく全般的な健康面にとってもプラスです。
無理な食事制限や運動ではなく、健康的な方法で体重を落としたい人や、そもそも太りにくい体を作りたいという人は、水ダイエットを試してみてはいかがでしょうか。
個人差はありますが、水ダイエットは、約1ヵ月で効果を実感できる場合が多いです。
水を飲むことで基礎代謝が上がり、老廃物や不純物の排出がスムーズに行われるようになると、徐々に体の変化が実感できるでしょう。
一朝一夕では痩せやすい体にはならないため、目に見えるほどの効果が出るまでには継続が必要です。