公開日:2017/05/17 

ダイエットだけじゃない!美肌も健康も手に入る、えごま油の6つの効能!!

巷で耳にすることが多い「えごま油」。知ってはいるけれど実際に食したことはないという方に是非読んでいただきたい。健康にも美容にも凄い効果を与える「えごま油」を見逃す手はない!この機会に、その良さを改めて知ってください。

再注目の、日本最古の油脂植物「えごま」

引用元:flickr

皆さんは「えごま」とはどんなモノかご存知ですか。「えごま」とは、漢字で「荏胡麻」と書くシソ科の植物。名前からしてゴマと間違えてしまいそうですが、全く異なる植物で、見た目は大葉にそっくりです。キムチなどの韓国料理で見たことある方も多いのではないでしょうか。

韓国では葉を食す文化がありますが、日本では古くから種子を食用としており、一部地方では、今でも伝統料理に使われています。その種子から絞ったものが「えごま油」で、昔は灯りを点けるためや塗装のためなど人々の暮らしの中で活用されてきましたが、現在は食用油として注目を集めています。

栄養分が多く、その存在が再び注目の的に!

日本では長い間「菜種油」が主流でしたが、実はそれ以前に「えごま油」が使われていました。しばらく身を潜めていたその存在ですが、近年の研究等により、菜種油よりも栄養分が多く含まれているということが知られるようになり、再び日本の市場で注目を浴びる存在になったのです。

再注目されるキッカケとなったのが、えごま油に含まれている栄養素「αーリノレン酸」です。血液をサラサラにする効能を持つ「αーリノレン酸」は、オメガ3脂肪酸に属しているもので、残念ながら体内で生成することができません。つまり、サプリや食材で摂取しないといけない栄養素を、えごまで摂ることが可能なのです。

効果的な摂取方法は?

αーリノレン酸は、1日2g摂取しましょうと推進されています。その量をえごま油に換算すると、1日の摂取量は小さじ1杯(約5g)です。たったそれだけと思い、過剰に摂取するとカロリー過多となりますので注意してください。そして、加熱せずそのままの状態で、朝に摂るという方法が一番効果的です。

「αーリノレン酸」は熱に弱く、加熱するとせっかくの栄養素が壊れてしまいます。そのため、例えばサラダにドレッシング代わりにかけたり、調理したものにかけたりして食すのがおすすめです。どうしても匂いや味が気になるという方は、お味噌汁に入れると気にならなくなります。熱に弱くても、お味噌汁程度の熱であれば壊れにくいと言われています。

保存方法などの注意点

他の油と比べると酸化しやすいため、特に開封後は冷蔵庫など低温の場所で保存しましょう。そして、できれば2ヶ月以内に使い切るのが理想です。酸化した油は決して身体に良いとはいえません。せっかくの栄養分が台無しになってしまわないように気をつけてください。大きめの瓶のまま使用するよりも、冷蔵庫に保存しておく分を除き、小さめの瓶に小分けして使用するといいですね。

また、決して安いものではないため、どうしても安いネット販売などでまとめ買いをしがちですが、えごま油の賞味期限は長くても1年程度です。長期保存には向いていませんので、身体のことを考えて、まとめ買いはやめておきましょう。

健康を気にする人は積極的な摂取を

血管の修復

「αーリノレン酸」が変化した「EPA」は、傷ついた血管を修復する効能を持っています。また、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やすという効果も。そして血中の中性脂肪も減らすことで、血液をさらさらにしてくれるため動脈硬化予防に効果的です。

また、血栓の生成を防ぐ効果があるため、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞など、生活習慣病と呼ばれる病気の予防にもかなりの効果が期待できます。血管が若返り血流がよくなると、肩こりが改善されたり、頭皮の血流の巡りが良くなり抜け毛が減るといった効果も得られます。身体の健康だけでなく見た目も改善されるのは嬉しいですね。

認知症予防

えごま油に含まれる「αーリノレン酸」が体内に入ると「DHA」や「EPA」という栄養素に変化します。この2つは、脳の栄養分として活躍してくれる栄養素なのです。

認知症という病気は、脳の神経細胞が死んでいくことで発病します。その神経細胞を、できる限り減らさずにキープする存在が「αーリノレン酸」です。最近、物忘れが激しくなったと感じる方は特に摂取してみてはいかがでしょうか。

また、脳に栄養を与えてくれるので、仕事がはかどらない時や勉強に集中できない時などに摂取するのも効果的です。集中力がなくなったと感じた時も、少量を口にすることで集中力を取り戻せる効果も期待できます。

アレルギーの抑制

「αーリノレン酸」が変化した「EPA」には、まだまだ嬉しい効果が期待できます。それがアレルギー症状の緩和、抑制です。炎症やアレルギーの原因とされている「プロスタグランジン」という物質の量を減らす効能を持つ「EPA」の存在は、花粉症や様々なアレルギーで悩まされている方々にとって強い味方と言えます。

また、アレルギー症状を抑制するだけではなく、免疫力を高めたり、抗炎症作用も期待できます。そのため、病気の発症を抑えたり、すでに発症した病気の改善にも効果があるとされています。「αーリノレン酸」が持つ効能は実に様々で、健康的な身体を手に入れたい方によっては、頼もしい存在であることは間違いありません。

「えごま」が持つ、女性に嬉しい凄い効能!

健康的な身体とともに、女性にとって手に入れたいのは美容です!先に述べた「αーリノレン酸」は、健康に効果があるだけでなく、アンチエイジングやダイエットにも効果のある、女性の強い味方なのです。例えばえごま油を1ヶ月続けて摂取すると、肌年齢が10歳若返り、シミの数も減り、肌の油分量はまるで10代の頃のように戻ると聞いたら、すぐに試してみたいと思いませんか。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、これは決して不可能なことではないのです。えごまの摂取によって身体の内側から体質を改善すれば、健康面はもちろん美容面にも嬉しい効果が出現することが期待できます。

美肌効果

「αーリノレン酸」には、血流が良くなる効果があります。そしてその結果、肌のターンオーバーを促すことになりますので美肌効果が期待できるということです。同時に、肌の潤いを保つのに必要なコラーゲンの生成をサポートする効果も。コラーゲンを生成する力は、年齢と共に減ってきます。シワが出たりハリが無くなる前に積極的に「αーリノレン酸」を摂取することをおすすめします。

また、毛穴を消したい時は肌に直接つけるのが効果的です。クレンジングオイル代わりに使用したり、小さじ1杯程度をつけてマッサージするだけなので簡単。 ただし、えごま油は酸化しやすいので、長時間つけたままにすると肌荒れを起こす可能性が高く、そのまま日光を浴びることも危険です。必ず洗い流すようにしましょう。

ダイエット効果

えごま油は他の油と比べると身体に溜まりにくいという特質があります。さらに、朝に摂取すると脂肪が燃えやすいという特質もあるため、1日仕事をしている間に自然に脂肪燃焼が期待できます。これはダイエット中の女性にとって嬉しいことですね。

また、「αーリノレン酸」には、脂肪を分解するために必要な酵素リパーゼをサポートする効果もあります。そのため、ダイエットにはかなり高い期待が期待できます。 そしてさらに、「αーリノレン酸」を摂取すると腹持ちが良くなり空腹感も抑えられます。食べ過ぎを予防できるうえに、ダイエット特有の空腹によるイライラの解消にも大きく役立ってくれそうです。

便秘解消

様々な効能を挙げてきた栄養素「EPA」には、まだ隠された効能が。それが便秘解消です。 女性は筋肉量が少ないため、どうしても便秘がちな方が多いのが事実。便秘になると吹き出物ができたりお腹が張ったりと美容面への影響も多々あります。

「EPA」には、代謝を活性化させ、腸内環境を整える働きがありますので、日々のお通じに変化が出てきます。腸内環境を整えるということは美容にとっても大切なポイントですね。 本当ならば適度に運動することが一番良いのですが、長年便秘に悩まされてきた方は、まずえごま油を摂取してみて、腸内環境を整えることをおすすめします。

健康にも美容にも嬉しい女性の味方

  • えごま油に含まれている「αーリノレン酸」は様々な効能がある。
  • 身体の中から健康的に生まれ変わるためのサポート力が凄い。
  • アンチエイジングや美肌にかなりの効果が期待できる。

日本でも昔から愛されている存在で、副作用がない安心の「えごま油」。健康な身体作りにも美容にも嬉しいことずくめの「えごま油」をぜひ取り入れてみてください。

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