公開日:2017/06/15 

簡単にセルフケア!気になるダメージヘアをしっかり補修!

ダメージのない美しい髮の毛は、女性らしさをアップさせてくれます。ダメージケアを防ぐセルフケアで、美しい髮の毛をキープしてみませんか?ダメージヘアを招く原因と簡単で取り入れやすいセルフケアをご紹介します。

ダメージヘアとはどのような状態?

美しい髮の毛を作る「キューティクル」

髮の毛をきれいに見せるのに欠かせないキューティクルとは、どのようなものなのでしょうか?髮の毛は、メデュラ層、コルテックス層、キューティクル層の3つから構成されています。

このうちもっとも外側に位置するのがキューティクルです。キューティクルは硬くて透明な細胞がうろこ状に重なっています。パーマやカラーなどの薬剤が内側まで浸透するのを防ぐ働きがあります。

キューティクルの表面には脂質の膜があるため、キューティクルが整っているとツヤのある美しい髮の毛に見せることができます。キューティクルは髮の毛の重量の10パーセントから15パーセントを占めているため、髮の毛の健康を保つ上で重要な要素となります。

キューティクルが傷つくとダメージヘアの原因に

キューティクルは摩擦に対して弱い特徴があります。間違ったシャンプーや無理なブラッシングをすると、うろこ状のキューティクルがはがれやすくなります。すると、キューティクル層の間に隙間ができて、バリア機能が低下します。キューティクルがはがれた髮の毛は、同じケアをしてもダメージの進行が早くなります。

また、パーマやカラー、紫外線もキューティクルを傷つける原因となります。キューティクルが傷つくことで、髮の毛がもろくなります。表面の皮脂膜がなくなるため、水分保持力の低下を招く場合もあります。その結果、切れ毛や枝毛が多くなりダメージヘアとなるのです。

髮の内部までダメージが進行している

髮の毛の主成分は、ケラチンタンパク質と呼ばれるアミノ酸の結合により作られています。パーマやカラーをくり返して、ケラチンタンパク質にダメージを与えると、キューティクルがはがれるだけでなく、タンパク質同士を結合している組織が切断されやすくなります。

すると、髮の毛の構造が弱くなります。この状態でシャンプーをすると髮の毛の内部にある脂質やタンパク質が流れてしまい、髮の毛が空洞化します。

他にも、無理なダイエットや偏った食生活により髮の毛の主成分となるタンパク質が不足すると、髮の毛が弱くなりダメージを受けやすくなります。このように、髮の毛の質が低下することがダメージヘアの大きな原因です。

気になるダメージが軽減できるヘアケア法

意外と知らない!正しいシャンプーの方法

毎日行うヘアケアと言えば、シャンプーです。間違ったシャンプーは、頭皮や髮のダメージとなる場合があります。まずは、正しいシャンプーの方法をチェックしてみましょう。

  1. 髮の毛を濡らす前に、ブラッシングをします。このひと手間でホコリやゴミを落とし、汚れを浮かせます。
  2. シャンプーをつける前に、ぬるま湯ですすぎをしましょう。頭皮からしっかりと濡らすことで、だいたいの汚れを落とせるといわれています。爪を立てずに指の腹を使い、優しく洗いましょう。
  3. 適量のシャンプーを手のひらで泡立てます。泡立てたシャンプーを使い、マッサージするように髮の毛と頭皮を優しく洗います。
  4. ぬるま湯で洗い残しがないように、しっかりと流します。

効果的なトリートメントの使い方

シャンプーとセットで使用するトリートメント。シャンプーは洗浄成分が中心ですが、トリートメントは髮の状態を改善する有効成分が含まれていることが多いです。有効成分を浸透するためにも、効果的な方法でトリートメントを行いましょう。

  1. シャンプーが終わった後の髮の毛を、タオルで軽く拭きます。水分が多いとトリートメントに含まれている油分を弾いてしまうためです。
  2. 適量を手のひらに取り、髮の毛の内側から毛先に向けて叩くように馴染ませます。このときに、頭皮にはつけないようにしましょう。
  3. 有効成分を浸透させるために、シャワーキャップや蒸しタオルをして5分から10分ほど時間を置きます。
  4. 髮の毛を擦らないように気をつけながら、ぬるま湯で洗い流します。

ダメージから守る!ドライヤーの使い方

濡れた髮の毛は放置すると、摩擦によりキューティクルがはがれやすくなります。そのため、シャンプー後の髮の毛は正しくドライヤーをあてることが大切です。

  1. 濡れた髪の毛をタオルドライします。擦ると摩擦によりキューティクルを傷つけてしまうため、タオルで包み込んで水分を拭き取ります。
  2. 毛先にヘアオイルをつけます。こうすることで、ドライヤーの熱によるダメージを軽減することができます。
  3. 最初に、根元をドライヤーで乾かします。根元から20センチほど離して、少しずつ動かしながら熱を分散させます。
  4. 根元と頭皮が乾いたら、毛先を乾かします。乾かしたい毛先に斜め上方向から風をあてます。
  5. 最後に、冷風を髮の毛全体にあてます。こうすることで、キューティクルが引き締まり髮の毛にツヤを出しやすくなります。

簡単にできる!ダメージヘアを改善する方法

きれいな髮の毛を維持するブラッシング

ブラッシングには、髮の毛全体に皮脂を行き届かせて潤いを与える効果があります。また、髪の毛についたホコリやゴミを落とす役割や、頭皮を刺激して血行を促進する働きがあるといわれています。

ブラッシングに使うブラシは、静電気の発生しにくい柔らかいブラシを使用するようにしましょう。金属製のものは、頭皮を傷つける可能性があるのでおすすめできません。ブラッシングをするときは、力を入れすぎないことが大切です。

髪の毛が絡まっているときは、ブラシを外してから指でほどくようにします。無理にブラシでとくと、髮の毛を傷つける原因になります。ブラッシングは簡単にできるヘアケアなので、毎日行うようにしましょう。

髮の毛にも紫外線対策は必要!

髮の毛は紫外線を浴びることで、メラニン色素が破壊されます。そのため、赤茶色に変色する場合があります。また、紫外線は髮の毛を形成しているタンパク質結合部分にもダメージを与えてしまいます。これが、切れ毛や枝毛などのダメージヘアにつながるのです。

紫外線の影響を防ぐためには、外出するときには髮の毛や頭皮にも紫外線対策をする必要があります。髮の毛や頭皮用の日焼け止めを使用して紫外線対策をしましょう。頭皮用の日焼け止めにはさまざまなタイプがあるので、使いやすいものを選ぶといいでしょう。肌が弱い人は、帽子を被ったり日傘をさしたりするのも効果的です。

生活習慣の見直しも大切

生活習慣の乱れは、髮の毛のダメージを促進してしまう場合があります。まずは、バランスのとれた食生活を心がけることが大切です。特に、髮の毛の主成分となるタンパク質は積極的に摂取することをおすすめします。他にも、新陳代謝に必要となるミネラルや、血行促進効果のあるビタミンも併せて取りたい栄養素です。

また、疲労やストレスは自律神経を乱してホルモンバランスを崩す原因となります。日頃から規則正しい生活を心がけて、疲れを溜めないようにしましょう。疲れを感じるときには、自分なりのリフレッシュ方法をとり入れてストレスを解消することも大切です。生活習慣を見直すことは、ダメージヘアを防ぐことにもつながります。

セルフケアでダメージヘア予防を

  • キューティクルが傷つくと、ダメージヘアの原因になる
  • シャンプーやトリートメント、ドライヤーの方法を見直してダメージヘア対策を
  • 生活習慣を改善することもダメージヘア対策になる

ダメージケアは、毎日行うシャンプーやトリートメントの方法を変えるだけでも防ぐことができます。ツヤのある美しい髮の毛は、女性らしさをアップさせてくれます。ぜひ、毎日のセルフケアにダメージヘア対策をとり入れてみてください。

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