公開日:2017/04/10 

コレって病気?女性の抜け毛の原因と対策

多くの女性を悩ませている『抜け毛』。髪のトラブルの中でもなかなか効果のある対策法が見いだせずにいる症状の1つではないでしょうか。なぜ、こんなにも多くの女性を悩ませている症状なのに、効果のある対策法をみつけだせないのでしょうか?

それは、薄毛の対策方法があまりにもたくさんあるからなんです。情報が多すぎるために、あっちでは効果があると謳っておきながら、こっちでは逆効果と謳っている方法もちらほら…。何が正しい情報で、何が間違っている情報なのか、それさえ見失いかけている方も多く、『何をしても効果はない』とあきらめてしまうことにつながっていくのです。

実は、あっちこちでよく耳にする薄毛の対策法、どれも間違ってはいません。それぞれの原因によって対策の方法が違うだけなのです。薄毛の原因に合わせた対策をとれば、効果があり、薄毛の原因と関係のない対策をとれば効果はないということが、『何が正しく、何が間違っているのか』といった混乱をまねいてるだけなんですね。

今回は、『女性を悩ます薄毛の原因を知り、効果的な対策法を実践しよう!』というお話をします。

薄毛の原因とは?

女性の薄毛の原因は、大まかにつぎの3つに分けられます。

  • 栄養不足
  • 血行不良
  • ホルモンバランスの崩れ

栄養不足

現代社会において、子供からお年寄りまでのテーマといってもよいでしょう。簡単にみえてとっても難しいのが『偏りなく栄養をとりこむ』ということなんです。

『食事が偏っただけで薄毛になるの?』と思われがちですが、食事は生きる源。栄養分をしっかりとらないということは、体のあちらこちらで悲鳴があがってしまうことになるんです。その症状は、抜け毛だけに限らず、肌荒れやめまい、疲れなど他にも様々なサインが体から表れます。

同じ食事をとっていても、体からのサインは人それぞれ。薄毛に悩んでいる方は、『栄養』を甘くみないで、まんべんなく食事を摂ることから始めましょう。

血行不良

血行不良が、なぜ頭皮に悪いのか?それは、髪の毛を作り、育て、抜けるという指示をだす毛乳頭に、血行不良が原因となって栄養がいかなくなるからなんです。

栄養がいかなければ、毛乳頭は働きが鈍くなり、果てには働きが止まってしまいます。一見、薄毛は外部からの刺激や遺伝性と考えられていますが、毛乳頭の働きを活発にすることで、大きく症状が改善される方も少なくないんです。

ホルモンバランスの崩れ

ホルモンバランスの崩れは、女性の体調を大きく左右させます。ホルモンバランスが崩れるとき、それは、加齢だけではありませんよ!妊娠、出産期や、大きなストレスがかかったとき、他にも、生活習慣が乱れただけでも、ホルモンバランスは崩れてしまいます。

このように、女性の体は実に神秘的で、加齢だけに限らず、日常生活で心身ともに鍛えることが薄毛対策の第一歩になるんです。

薄毛の原因にあわせて、できることから対策をしていこう!

薄毛に悩んだとき、いきなり薬はストップです。薄毛対策のグッズは値段が張るものも多く、長い年月がかかる傾向にあるうえ、効果が出る人からでない人まで、様々な結果があります。

まずは、自分でできることから初めていくことが大切です。そうすることで、薄毛対策グッズをつかうのであれば、効果もあがることでしょう。それでは、先ほどご紹介した薄毛の原因に合わせた対策方法をみていきましょう。

  • 規則正しい生活習慣
  • バランスのとれた食事
  • 体を冷やさない工夫

このように、まずは、生活習慣の見直しからはじめていきましょう。ここで、ご紹介した3つの方法は、女性ならではの健康管理の基盤ともなっていて、年を重ねるごとに気をつけていくことがとても大切です。

抜け毛と病気の関係

最後に、抜け毛と病気の関係についてお話します。生活習慣を改善しても効果がないときは、病気や、投薬の影響が考えられます。

膠原病(こうげんびょう)

関節リウマチなどで有名な膠原病。膠原病はすぐに命に直接かかわるような病気ではないものの、その症状は申告で、早期の治療が必要となってくる病気です。微熱や発疹、関節痛や手足のしびれに伴い抜け毛が起こります。

甲状腺異常(こうじょうせんいじょう)

体の新陳代謝の働きを管理している甲状腺。その働きがなんらかの原因で異常を起こすと抜け毛の症状が表れます。甲状腺が異常を起こした時は、抜け毛のほかに皮膚の急激な乾燥や、むくみ、体重増加などが起こります。甲状腺異常が原因の抜け毛は円形脱毛症のように特定の部分の髪の毛が抜けるのが特徴です。

薬の副作用

なんらかの病気を治すために服用している薬が原因となって抜け毛を招いてしまう場合もあります。投薬を始める場合に、副作用として脱毛が起こると説明される場合もありますが、何かの薬を飲み始めたときに抜け毛が目立ってきたときには、『投薬を中止せず、医師に相談』しましょう。投薬による抜け毛は一時的なものが多く、自己判断で薬の服用をやめてしまうことの方がよくありません。

このように、女性の薄毛の原因は、生活環境によるトラブルが多く、生活の見直しから対策をとることがとても望ましいです。ただ、生活環境が関係のない、病気によるもの、投薬によるものが原因となっていることもあるので、抜け毛のほかに症状がある場合には病院で診察や検査を受けることをお勧めします。

  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

521



ページのトップへ