公開日:2017/05/26 

疲れは明日に残さない! 寝る前に出来るリンパマッサージの方法

毎日のデスクワークや立ち仕事で、帰宅時には足がパンパン! ということはありませんか?そのまま放っておくと、足がどんどん太くなる可能性もあります。寝る前たった5分のセルフマッサージで、その疲れを明日に持ち越さないようにしましょう。

間違ったやり方は逆効果! リンパマッサージで気をつける点

効果を最大に! 正しい「手順」でマッサージ

リンパを上手に流すには、実は「手順」が大きく関係してきます。正しい順番で行えば、さらに効果的にスッキリできるのです。大切なのは、最終出口を1番最初にほぐしておくということ。その最終出口が「鎖骨」です。まずマッサージを始める際に、「鎖骨」をほぐしてあげましょう。そうすることにより、後に行う全身リンパマッサージの効果が全く違ってきます。

「鎖骨」がほぐれたと思ったら、自分の気になる箇所をマッサージしていきます。顔、腕、脚と全て行うか、疲れているなと思う箇所だけ行うかは自分次第です。

逆流しないように! 流す「方向」に要注意

リンパマッサージを行う際、手順と同様に大切なのが、流す「方向」です。最終的には鎖骨に流すのですが、行き着く前に各部位に「リンパ筋」が存在します。例えば脚であれば「膝裏」や「ソケイ部」、腕であれば「脇の下」、顔であれば「アゴ下」が主な「リンパ筋」です。その「リンパ筋」を意識して、体の端から中心に向かって流してあげましょう。

脚であれば、まず足裏から膝裏の「リンパ筋」を通り、太ももからソケイ部の「リンパ筋」の方向へ。腕であれば、手の平から肘を通り、二の腕から脇の下の「リンパ筋」へ流すのが正解です。この「方向」を間違ってしまうと、逆流してしまい余計パンパンになってしまう可能性もあるので要注意です。

強すぎはストレスに! 心地よい圧でマッサージ

よく、痛いくらいが気持ち良いと強めにマッサージする方がいらっしゃいますが、実はリンパマッサージは鳥の羽で擦る程度で良いともいわれています。「痛い!」と感じる度に体はストレスを感じているので注意しましょう。リンパマッサージは主に「押す」と「擦る」という手技で行います。

手の平全体を肌に密着させ、できる限り圧で肌に負担をかけないようにしましょう。そして「リンパ筋」へと流していきます。「リンパ筋」では、指の腹を使い押してほぐしていきます。この際も、決して力任せで押すのではなく、あくまでもほぐす程度に押すということを心がけてください。さらにスムーズに流れやすくするため、ジェルやクリームを使うことをおすすめします。

重力に逆らえず…パンパンになった足をスッキリ!

まずは足裏のツボをゆっくり刺激!

重力の関係で、時間が経過するとともに、老廃物は下へ下へ溜まっていきます。夕方になると脚がパンパンという方は、この重力のせいだと思ってください。デスクワークの方も立ち仕事の方も、この脚の疲労感に悩まされている方が多いはずです。そこで毎日のマッサージで少しでも楽にしてあげたいですよね。

まずは体の先端である足裏からほぐしていきます。足裏には多くのツボが存在しているため、体調によっては扱わないほうがよいツボもありますので、自身の体調に合わせて注意しながらマッサージしていきましょう。足裏は、指の腹を使い少し強めに押してあげます。また、手で拳を作り足裏全体を叩いてあげるのもおすすめです。

痛気持ちいい! ふくらはぎを念入りに

パンパンになったのが1番実感できる箇所が、ふくらはぎではないでしょうか?いつもは柔らかいふくらはぎが、押すと痛いくらい張っているときはマッサージで流してあげましょう。足裏を刺激したら、くるぶし周りをほぐしてあげて、そのまま上に向かって優しく流します。クリームで滑りやすくした手の平全体で流すのもいいですし、親指の腹を使い筋に沿って流してあげるのもおすすめ。

膝裏の「リンパ筋」に到着したら、指の腹を使いグッと押して刺激を与えてあげます。重要なのはこの「リンパ筋」ですので、ここに老廃物が溜まってしまわないように念入りにほぐしてあげてください。

流して流して! ラストは太もも

足裏、ふくらはぎのマッサージが終われば、最後に太もものマッサージです。脚には膝裏の「リンパ筋」ともう1つ、ソケイ部という重要な「リンパ筋」が存在します。脚全体から流したものを、鎖骨まで流す重要な通過点です。太ももは手の平全体を使い下から上へと流していき、太ももとお尻の境界線では指の腹を使い刺激しましょう。

また、重要な「ソケイ部」では、全部の指の腹を使い擦るようにマッサージしてあげるのがおすすめです。太ももの外側は少し強めに、そして肌も薄く柔らかい内側は少し優しめに流してあげると痛みを感じずにすみます。

小顔マッサージで、明日の朝はスッキリ目覚め

1日使って疲れた目。スッキリ効果で元通り!

最初にお伝えしておきたいのが、特に顔をマッサージする際は力を入れず優しく扱うということです。力を入れすぎると、シワになったりシミができたりと悪影響を及ぼすことがあるので要注意。しっかりとクリーム等をつけて、撫でるようにマッサージしてあげましょう。パソコンやスマホの見過ぎで重く感じる目の周りをしっかりほぐしてあげることで、ぱっちり目元に戻してあげます。

まずは、眉頭を指の腹で押して刺激します。そのまま眉の形に沿ってこめかみまで流します。そして目頭も指の腹を使い押して刺激を。そのまま瞼の上を通りこめかみへ、同様に目頭から目の下を通りこめかみへと流しいきます。最後に、こめかみから耳の後ろを通り鎖骨へ流せばOKです。眉頭、目頭、こめかみ以外は優しく流す程度で、決して強く押さないように気をつけてください。

これでほうれい線予防! 頬と口周りも念入りに!

どうしてもたるんでくるのが、頬や口周りです。この部分も毎日リンパマッサージを施すことで、嫌なほうれい線の予防になるかもしれませんよ。まずは小鼻部分を指の腹を使い押しながら刺激します。そのまま頬骨に沿って耳まで流します。その後、鼻の下の中心部を同じく指の腹で押して刺激し、そのまま円を描くように耳の方向まで移動。最後に、両側の口角を指の腹で押して刺激してあげましょう。

その部分に溜まったものを手の平全体でそのまま下へ、鎖骨へと流していきます。顔のマッサージの場合は、内側から外側への方向に気をつけて流していくのがコツです。一旦、耳に集めてから鎖骨へ流すのがおすすめです。

あごラインを流して、目指すはスッキリ輪郭!

ほうれい線と同じように気になるのが、あごラインです。つまりはフェイスラインということになりますね。このあごラインのリンパを流してあげることで、スッキリとしたフェイスラインを手に入れることができます。

まずは、あごに指先を当て押しながら首側へ流していきます。この動きをフェイスラインに沿って放射線状に行います。顔と首の境目部分に溜まったものを、今度は耳へと流していきます。指の腹をあご下のくぼみに当て、そのまま骨に沿って耳まで移動、耳に到達したら首筋に沿って鎖骨へ流して完了です。耳へ到達した際に、1度軽く刺激するように押してあげるのがコツです。

その日の疲れはその日のうちにお別れを!

正しい方法で行えば、すぐにでも効果を実感できる「リンパマッサージ」を、毎日少しだけ取り入れてみませんか?きっと、明日は少しスッキリしているはずです。マッサージに行く暇がないと嘆く前に、自分で簡単にできる「リンパマッサージ」を試してみましょう!

  • 間違ったやり方は逆効果! リンパマッサージで気をつける
  • 流して流して! ラストは太もも
  • 小顔マッサージで、明日の朝はスッキリ目覚め
  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

902



ページのトップへ