公開日:2017/05/15
間違ってない?乾燥肌・敏感肌から身を守るための顔の保湿方法!
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乾燥肌や敏感肌におちいってしまうと、見た目だけの問題ではなく、肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。肌に合わせた正しい保湿方法やスキンケアについてご紹介します。
敏感肌や乾燥肌の原因について知っておこう!
乾燥肌と敏感はとはどのようなものか
乾燥肌や敏感肌の違いについておさえておきましょう。
まず乾燥肌とは、ドライスキンとも呼ばれており、皮脂の分泌量が低下し、肌の水分量が減少している肌のことを言います。肌が乾燥してしまうと、皮膚に柔軟性がなくなってしまい、かさかさとした状態になりますよね。秋冬に乾燥してしまうことが多いですが、個人差があり、年中乾燥肌に悩んでいる人も少なくありません。
次に敏感肌とは、外部からの刺激を受けやすい肌のことをいいます。通常、健康的な皮膚においては肌のバリア機能により、外部からの刺激から身を守っています。しかし敏感肌におちいると、化粧水をつけただけでしみたり、ちょっとした刺激でかゆくなってしまうのです。
乾燥肌になってしまう要因とは?
乾燥肌になる要因は主に3つあるといわれています。皮脂量の低下、天然保湿因子の低下、角質細胞間脂質の減少です。皮脂というのは、皮脂腺から分泌されています。皮膚の表面で膜状になり乾燥から肌を守っているんですね。しかし、何らかの要因により皮脂の分泌が減少してしまうと、肌は乾燥しやすくなってしまいます。
天然保湿成分というのはNMFとも呼ばれており、アミノ酸類や尿素、そして乳酸などで構成されており、水分を貯蔵する能力があります。このNMFのおかげで角質細胞の中の水分量が保たれているんです。そして角質細胞間脂質は、細胞同士を密に連結させる役割がある成分。この角質細胞間脂質が減少すると、肌のバリア機能の低下や保水機能の低下により乾燥や刺激に弱い肌になってしまう可能性があります。
敏感肌になってしまう要因とは?
敏感肌になる要因は、皮脂や細胞間脂質が減少と言われています。乾燥肌になる要因とほとんど同じと考えてよいでしょう。皮脂や細胞間脂質などの成分が減少してしまうことにより、肌は外部からの刺激に非常に弱くなってしまいます。
さらに、肌のターンオーバーが適切に行われなくなってしまうことにより、細胞間脂質の行進が行われずに角質層が乱れてしまい、外部からの刺激に弱くなってしまうのです。そして、最終的に敏感肌は、シミやくすみ、そして小じわやほうれい線などのそのほかの肌トラブルを引き起こす要因になると考えられています。
こんな失敗していない?間違った肌ケア
洗顔をするときにしがちな失敗とは
洗顔をするときにやりがちな間違った肌ケアは、ゴシゴシと顔を洗ってしまうということ。汚れを落とそうと思うあまり、強くこすってしまい、肌を傷つけてしまうという人が少なくありません。また、汚れを落とす効果があるスクラブ入りの洗顔料なども肌を傷つける原因ともなってしまうのです。
これらの刺激というのは、角質層を傷つけてしまい肌の保水力を低下させる要因となってしまいます。さらに、それだけではなく炎症を起こしてしまい、そのほかの肌トラブルを引き起こす可能性も。ゴシゴシと力強く洗顔している場合は、見直すことでトラブルが改善させることができます。
洗顔の回数が多すぎてダメージを与えてしまう
ことあるごとに洗顔をするのもNGです。汗をかいたりすると汚れや余分な脂を気にしてしまい、何回も念入りに洗顔をしたい気持ちもわからなくはありません。しかし洗いすぎることにより、肌を傷つけてしまうリスクが高くなるだけでなく、肌を守るのに必要な皮脂までも洗い流してしまう可能性があるのです。
さらに、洗いすぎてしまうと皮脂だけではなく、細胞間脂質や天然保湿因子までもが流されてしまうことも。必要以上の洗顔は、肌の水分保持力が激減してしまい、乾燥肌や敏感肌になる原因が生まれてしまいます。特に肌が乾燥しやすい時期などは、意識して洗顔の回数を減らすことも必要なようです。
刺激の強い洗顔料やクレンジングを使ってしまっている
市販されている洗顔料やクレンジング剤の中には、非常に洗浄効果が高いといわれている洗顔や、クレンジング効果が高いといわれているクレンジング剤があります。
これらのアイテムは、確かに高い効果を期待することができるのですが、洗浄力が高ければ高いほど肌に対する刺激が強くなる傾向があります。そうなると当たり前かもしれませんが、肌を守るために必要な皮脂や皮脂膜、そして細胞間脂質などの成分が汚れや化粧とともに洗い流されやすくなってしまうのです。
また、その弱くなった肌に刺激に強いものを使用し続けると、どんどん必要な成分を洗い流すだけでなく、その刺激自体が肌を傷つける可能性が出てきてしまいます。
今日から試したい!おすすめの肌ケア対策
正しいクレンジング・洗顔を覚えよう!
それでは、正しい洗顔の方法について確認をしていきましょう。皮膚にある角質層というのは、摩擦によるダメージが最も大きいといわれています。摩擦により角質層が傷つけられ、乾燥肌となりやすいのです。そのため、次のようなことを意識しながら洗顔をするようにしましょう。意外にちゃんと洗うことができていない人も多いですので、気をつけてみてくださいね。
- 洗顔料はしっかりと泡立てて、洗顔をする際に必要以上に指が肌に当たらないように洗う。
- 比較的皮膚の強いTゾーンを始めに洗い、目元や頬などの弱い部分は泡だけで洗うイメージで洗顔をする。
- 時間をかけて丹念に洗わずに短い時間で終わらせる。
乾燥がひどい場合には洗顔の回数を減らす
乾燥しやすい時期や、すでに乾燥肌や敏感肌に悩んでいる場合は、皮膚のターンオーバーによる皮膚の回復を、邪魔をしないようにすることも大事です。クレンジングや洗顔などで、失われる皮脂や細胞間脂質、天然保湿因子などは24時間ほどで修復されるといわれています。
また、皮膚の修復というのは睡眠中に活発に行われるようです。そのため、朝に洗顔をしてしまうと修復を進めている成分が再び洗い流されてしまう可能性があります。バリア機能が無くなった状態で1日を過ごす必要がありますので、肌トラブルに悩んでいる場合は、洗顔は夜だけにして朝は水やぬるま湯でサッと流す程度にするようにしましょう。
入浴中や入浴後にしておきたい肌ケアとは
入浴中や入浴後にしっかり保湿ケアをしておかないと、肌が必要以上に乾燥してしまう可能性があります。適切にケアをすることで、保湿効果がより高くなるかもしれません。入浴時にはぬるめのお湯にはいり、長時間入浴をするのはやめましょう。必要な皮脂も汗とともに流されてしまう可能性があります。
また、保湿効果のある入浴剤を使った時には、風呂から出るときにシャワーなどで流さないようにしましょう。せっかくの保湿成分を有効に使うチャンスです。そして入浴後はすぐに水分を拭き取って、5分以内に化粧品、乳液、そしてワセリンなどを使用して、入浴後の乾燥から肌を守ってあげるようにしてください。
誤ったケアを改善して乾燥肌や敏感肌から解放されよう
乾燥肌や敏感肌というのは、加齢などによる衰えもありますが、日々のケアによって左右される割合が多いといわれています。誤ったケアをしていた場合はすぐにやめて、適切なケア方法を習慣づけていきましょう。
- 乾燥肌や敏感肌におちいらないようにすることが肝心
- 洗顔の方法や回数も見直してみよう
- 適切なケアを行うことで肌を整えていくことができます
一度ダメージを負った肌はすぐに回復しないかもしれませんが、上記のポイントを継続していくことで改善していくでしょう。